靖国神社の神社属性は、空属性です。
東京・九段の高台にある靖国神社は、アマテラスやスサノオのような神話の神を主祭神とする神社とは少し性格が違います。ここに鎮まるのは、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の御霊です。
神社のはじまりは、明治2年に建てられた東京招魂社でした。「招魂」とは、亡くなった人の魂を招き、祭りの場へ迎えることです。靖国神社は、神を山や海から迎えるというより、名前を残された人々の御霊を九段の地に迎えて祀る社なんですね。
この記事ではそんな靖国神社についてご紹介いたします。

空属性の靖国神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 靖国神社の属性 | 空属性 |
| 相性の悪い属性 | 地属性・風属性 |
| 相性の良い属性 | 空属性・水属性・火属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは靖国神社の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
靖国神社|国を靖んずる祈りを今に伝える九段の社、空属性の神社
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区九段北3-1-1 |
| ご祭神 | 国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱 |
| ご利益 | 国家安泰、平和祈願、家内安全、業務安全など |
| 祭事 | 春季例大祭、みたままつりなど |
| 公式HP | →靖国神社の公式サイトはこちら |
靖国神社は、明治2年に東京招魂社として創建され、明治12年に靖国神社と改められた神社です。ご祭神は、幕末から近代以降の戦争や事変などで命を捧げた方々の御霊で、「靖国の大神」として祀られています。
春と秋の例大祭、夏の「みたままつり」、そして8月15日の参拝で知られています。みたままつりは7月13日から16日に行われ、境内には多くの提灯と懸雪洞(かけぼんぼり)が掲げられます。桜の名所としても有名で、東京の桜の開花を知らせる標本木が境内にあります。
靖国神社にまつわる話
東京招魂社から靖国神社へ
靖国神社の前身は、東京招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)です。明治2年、戊辰戦争などで亡くなった人々の御霊を祀るため、九段の地に建てられました。
招魂という言葉は、かなり直接的です。魂を招く。山に神が降りる、海の向こうから神が来る、そうした古い神迎えとは別の形で、亡くなった人の魂を祭りの場所へ呼ぶのです。
この社が明治12年に「靖国神社」となりました。「靖」の字には、やすんずる、安らかにするという意味があります。社号の「靖国」は、国を安らかにするという言葉として読めます。神社の名の中に、戦いで亡くなった人を祀り、その死を国の安らぎへ向けて受けとめる考えが入っているんですね。
ここで祀られる御霊には、イザナギの子、スサノオの子、といった神話の親子関係はありません。代わりにあるのは、一人ひとりの名前です。名前が記され、神霊として本殿に鎮まる。靖国神社の神さまの姿は、神話の系図よりも、名簿に近いところから始まるのです。
霊璽簿に名を書き、御霊を迎える
靖国神社で印象に残るのが、霊璽簿(れいじぼ)という言葉です。霊璽簿は、合祀される御霊の名前などを記した帳簿で、本殿の後ろにある霊璽簿奉安殿(れいじぼほうあんでん)に納められています。
亡くなった人を神として祀る時、まず名前を書く。紙に書かれた名があり、その名を納める建物があり、その奥に本殿がある。かなり具体的なのです。見えない御霊を祀るために、文字、紙、建物、祭りの順番が用意されています。
境内には招魂斎庭(しょうこんさいてい)という場所もあります。かつて合祀祭に先立って御霊を迎える招魂祭が行われた場所です。御霊を迎えて、名を記し、本殿へ鎮める。靖国神社の参道を歩くと、鳥居や社殿の大きさに目がいきますが、奥にあるのは、この「招く」「書く」「鎮める」という手順なんですね。
元宮と鎮霊社に残る、もう一つの入口
靖国神社の境内には、元宮(もとみや)と呼ばれる小さな社があります。これは、明治維新のさきがけとなって亡くなった志士の霊を祀るため、京都に建てられた社を昭和6年に移したものです。
大きな第一鳥居から入る靖国神社は、東京の広い神社として見えます。元宮の話を知ると、その入口は京都にもあったことになります。東京の九段で始まった話の奥に、幕末の京都で人知れず祀られた御霊がいるんですね。
もう一つ、鎮霊社(ちんれいしゃ)もあります。こちらは、戦争や事変で亡くなり、靖国神社に合祀されなかった国内外の人々を慰霊するため、昭和40年に建てられました。本殿に祀られる246万6千余柱とは別に、合祀されなかった人々を慰める社が境内に置かれているのです。
九段坂、牛ヶ淵、そして高台に建つ神社
靖国神社がある九段は、地形もかなり語ります。九段坂は、江戸のころには飯田坂とも呼ばれ、坂に沿って九つの段があったという説や、御用屋敷の長屋が九段に並んでいたという説があります。
坂のそばには牛ヶ淵(うしがふち)があり、少し歩けば千鳥ヶ淵(ちどりがふち)です。靖国神社は、江戸城の濠と坂に囲まれた高台にあります。水辺を見下ろす高い場所に、招魂の社が置かれたのです。
この高台の性格をよく残しているのが、高燈籠(たかとうろう)です。常燈明台(じょうとうみょうだい)とも呼ばれ、明治4年に建てられました。九段坂の上に灯る明かりは、品川沖を行く船の目印にもなったと伝わります。御霊のための灯りが、東京湾を行く船にも見えていた。神社の灯りが、海の道具にもなっていたんですね。
靖国神社に小話や裏話、豆知識

東京の春を知らせる桜の標本木
靖国神社の桜は、東京の春を告げる木として知られています。気象庁が東京の桜の開花を発表する時に見る標本木が、境内のソメイヨシノなのです。
桜は靖国神社にとって、戦地へ向かう人々の歌や言葉にも出てくる花でした。その境内の桜が、今では東京の春の始まりを数える木になっています。数輪咲いたかどうかを見られる一本の木が、毎年ニュースになる。戦没者を祀る社で、春の最初の数輪が数えられているのです。
白鳩、軍馬、軍犬、伝書鳩
靖国神社の境内には、人の御霊を中心に見ていると目に留まりにくい慰霊の像があります。戦没馬慰霊像、軍犬慰霊像、そして鳩魂塔(きゅうこんとう)です。
戦地では馬が兵や物資を運び、犬が兵士のそばで働き、伝書鳩が通信を担いました。鳩魂塔は、戦場で通信に使われた伝書鳩の霊を慰めるためのものです。さらに境内には白鳩の鳩舎もあり、真っ白な伝書鳩が飼育されています。
神社で鳩というと、八幡神の使いを思い浮かべることがあります。靖国神社の鳩は、そこに戦場の通信という役目が加わります。白い鳥が平和の象徴として空へ放たれる一方で、鳩魂塔には戻らなかった鳥の話が残るのです。
築土神社と九段の将門信仰
九段周辺を歩くなら、築土神社(つくどじんじゃ)のことも頭に置いておきたいところです。築土神社は、平将門(たいらのまさかど)を祀る神社として知られ、かつて田安明神とも呼ばれました。
靖国神社は、近代の戦いで亡くなった人々を神霊として祀る社です。築土神社には、中世以来の将門信仰があります。九段の近くには、戦った死者をどう祀るかという問いが、時代を変えて置かれているんですね。
将門は、朝廷に反旗をひるがえした人物であり、怨霊として恐れられ、やがて神として祀られました。靖国神社の御霊とは立場も時代も違います。それでも、亡くなった武人を恐れ、慰め、祀るという日本の古い感覚を考える時、九段の土地は一段濃く見えてきます。
靖国神社で行っておきたい場所
本殿と霊璽簿奉安殿
本殿は、246万6千余柱の神霊が鎮まる信仰上の中心です。社頭からの参拝では拝殿前で手を合わせますが、その奥に本殿があり、さらに後ろに霊璽簿奉安殿があります。
ここは、平和祈願や国家安泰を願うスポットです。力をもらうというより、名を持つ御霊の前で、今ある日々をどう受けとめるかを考える場所なんですね。霊璽簿奉安殿は、御霊の名前が納められている建物なので、靖国神社らしさが最も濃く出る場所でもあります。
神池庭園と慰霊の泉
神池庭園(しんちていえん)は、明治の初めに造られた回遊式庭園です。池、石橋、滝石組みがあり、境内の中で水の景色をゆっくり見られる見どころです。
この水の話は、外苑の慰霊の泉へ続きます。慰霊の泉は、戦場で水を求めながら亡くなった兵士たちをしのぶために奉納されたものです。境内には池の水があり、その一方で、戦地には届かなかった水がある。水をたたえる庭園と、水を捧げる泉が同じ神社に置かれています。
慰霊の泉は、浄化や癒やしを願うスポットとして見られる場所です。御祭神の中心は戦没者の御霊であり、その境内に水を捧げる祈りが強く残っています。
高燈籠と大村益次郎銅像
第一鳥居の近くに立つ高燈籠は、九段坂の高さを感じられる見どころです。明治のころ、この灯りは神社の常夜灯であり、品川沖の船からも目印になったと伝わります。
そして参道の正面には、大村益次郎(おおむらますじろう)の銅像があります。大村益次郎は、近代日本の陸軍づくりに深く関わり、靖国神社の創建にも尽力した人物です。神社の参道に、軍制を作った人物の像が立っている。ここも靖国神社らしいところなのです。
高燈籠は灯り、大村益次郎像は創建の人物、本殿は御霊が鎮まる場所。九段の坂を上がって境内に入ると、明治という時代が、かなり具体的な形で残っています。霊だけでなく、同じ悲しみを繰り返さないようにという静かな願いも重なっていくのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 出雲大社 | 春日大社 | 香取神宮 |
| 水属性 | 貴船神社 | 厳島神社 | 熊野那智大社 |
| 火属性 | 鹿島神宮 | 八坂神社 | 愛宕神社 |
| 風属性 | 大宮氷川神社 | 宗像大社 | 三峯神社 |
| 空属性 | 明治神宮 | 熱田神宮 | 天岩戸神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
