大崎八幡宮の神社属性は、火属性です。
仙台の冬に、一月十四日の夜だけ大きな火が立ちます。正月飾りや古い神札を焼き納める松焚祭で、その火を目指して、白さらしの人たちが口に紙をくわえ、鐘と提灯を持って歩いてくるんですね。
口の紙は「含み紙」と呼ばれ、私語を慎むためのものです。八幡さまの前に、酒造りの無事を願った人たちの姿が、今も仙台の冬に残っているのです。
この記事ではそんな大崎八幡宮についてご紹介いたします。まずは大崎八幡宮の属性相性から見ていきましょう。

火属性の大崎八幡宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 大崎八幡宮の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは大崎八幡宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
大崎八幡宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県仙台市青葉区八幡4丁目6-1 |
| ご祭神 | 応神天皇、仲哀天皇、神功皇后 |
| ご利益 | 厄除け、除災招福、必勝、安産など |
| 祭事 | 松焚祭、例大祭など |
| 公式HP | →大崎八幡宮の公式サイトはこちら |
大崎八幡宮は、仙台総鎮守として親しまれてきた神社です。ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)の三柱で、八幡信仰と伊達家の城下町づくりが一つの社におさまっています。
御社殿は伊達政宗公の命で造営され、本殿・石の間・拝殿がつながる権現造りの国宝建築です。黒漆の落ち着いた色の上に、極彩色の彫刻や金具が置かれていて、戦国の余韻を持った仙台の町に、ずいぶん豪華な守りを置いたものだと思うんですね。
大崎八幡宮にまつわる話
坂上田村麻呂から大崎氏、そして伊達政宗公へ
大崎八幡宮の由緒は、仙台だけで始まる話ではありません。
古い社伝では、平安の昔、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が東北へ向かう時、武運長久を願って宇佐八幡宮を現在の岩手県奥州市水沢あたりに勧請し、鎮守府八幡宮を創祀したと伝わります。宇佐から来た八幡さまが、まず東北の軍事と守護の要地に入ったんですね。
その後、室町時代になると、奥州探題だった大崎氏がこの八幡さまを自分の領内へ移し、守護神として厚くまつりました。ここで「大崎八幡」と呼ばれるようになります。つまり「大崎」は地名であり、氏族の名でもあり、八幡さまがどの武家に守られてきたかを残す名前でもあるのです。
大崎氏が滅びると、伊達政宗公が御神体を岩出山城内の小さなほこらへ移します。そして仙台開府のあと、仙台城の乾(いぬい)、つまり北西にあたる現在地へ祀りました。乾は十二支でいえば戌亥(いぬい)です。のちに大崎八幡宮が、戌年・亥年生まれの人の守り神として信仰されるのも、この方角の話と重なってくるんですね。
成島八幡宮も一緒に祀られた
大崎八幡宮には、もう一つの八幡さまの筋道があります。
伊達家は、もともと米沢で成島八幡宮を代々崇敬していました。仙台へ移る時、大崎八幡の系統に、この成島八幡宮もあわせて祀られます。大崎氏の守護神だった八幡さまと、伊達家が古くから大切にしてきた八幡さまが、仙台の新しい城下町で一つの社におさめられたわけです。
ここが少しおもしろいところで、仙台の総鎮守として新しく造られた神社なのに、背後には水沢、田尻、岩出山、米沢という、東北の武家の移動がそのまま入っています。社殿だけを見ると政宗公の時代の神社ですが、祀られている八幡さまは、もっと長い距離を運ばれてきた神さまなんですね。
ご祭神は父・母・子の三柱
大崎八幡宮のご祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后です。
八幡さまとして広く信仰される応神天皇は、神功皇后の御子です。神功皇后は『古事記』や『日本書紀』では息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)とも呼ばれ、夫である仲哀天皇を亡くしたあと、お腹に応神天皇を宿したまま海を越える話で知られます。戦へ向かう母の胎内に、のちの八幡神がいる。武神の話なのに、中心には妊娠と出産があるんですね。
そのため八幡さまは、武運や必勝の神として語られる一方で、安産の信仰とも結びつきます。大崎八幡宮で必勝と安産がともに大切にされるのは、武の神がいきなり刀だけで立っているからではなく、神功皇后と応神天皇の親子の物語があるからなのです。
大崎八幡宮の小話や裏話、豆知識

戌年・亥年の人にゆかりが深い「卦体神」
仙台には、十二支ごとに守り本尊や守り神を参る「卦体神(けたいがみ)」という習俗があります。大崎八幡宮は乾の守護神とされ、戌年・亥年生まれの人々から特に崇敬されてきました。
乾という言葉は方角の北西を指しますが、十二支では戌と亥の間にあたります。仙台城から見て北西に社を置いたことが、城下の人々の十二支信仰にも入り込んでいったんですね。城を守る方角の神が、いつの間にか自分の生まれ年を守る神にもなっている。大きな都市計画の話が、個人の干支参りまで降りてくるのです。
四ツ谷用水のそばにいた龍神社
境内社の中には、龍神社があります。もとは境内を流れていた四ツ谷用水のほとりに祀られていた社で、昭和五十八年に現在地へ移されたと伝わります。
龍神社には、新潟県長岡市の金峰神社の御分霊が祀られ、雨を降らせ、雨水を司る神、海上安全の神として崇敬されています。仙台の城下町は、水をどう引くかが大きな課題でした。そこに四ツ谷用水があり、そのほとりに龍神がいたというのは、きれいな飾り話では済まないんですね。水が来なければ、町は生きていけません。
大崎八幡宮といえば国宝社殿と松焚祭がよく知られていますが、境内の片隅には水の神もいます。八幡さま、諏訪社の建御名方神(たけみなかたのかみ)、そして龍神社。武の神の境内に、水を守る神々が控えているのです。
大崎八幡宮の見どころ・パワースポット

国宝の御社殿
大崎八幡宮のいちばん大きな見どころは、国宝の御社殿です。本殿と拝殿を石の間で結ぶ権現造りで、黒漆塗りの下部と、上部の極彩色の彫刻が強い対比を見せます。
拝殿の内部には唐獅子の障壁画、大虹梁には青龍、石の間の格天井には五十三種の草花が描かれています。龍が梁を渡り、草花が天井に並び、外には武家の守護神である八幡さまが鎮まる。建物の中に、武、植物、動物、色、職人の技が一度に詰め込まれているんですね。
国宝社殿前の長床
御社殿の前には、長床(ながとこ)があります。こちらは国の重要文化財で、黒漆と極彩色の御社殿に対して、すっきりした素木造りの建物です。
この対比が、なかなか良いんです。奥に進むほど豪華になるのではなく、まず簡素な長床が立ち、その向こうに黒と金と彩色の御社殿が現れます。参拝の道筋に、静かな建物と華やかな建物を続けて置いているのですね。
松焚祭の御神火|無病息災と家内安全を願うパワースポット
毎年一月十四日に行われる松焚祭では、正月飾りや古神札が忌火で焚き上げられます。この火は、正月の間に各家庭へ訪れていた神々を送る御神火とされ、火にあたることで心身が清められ、無病息災や家内安全の加護を得ると伝わります。
この御神火を目指して行われるのが裸参りです。もとは寒い時期に仕込みへ入る酒杜氏たちが、醸造安全や吟醸祈願のために参拝したのが始まりとされます。白さらし、含み紙、鐘、提灯。冬の夜に、声を控えて火へ向かう祭りなのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 伊豆山神社 | 櫛田神社 | 御金神社 |
| 水属性 | 蛇窪神社 | 川越熊野神社 | 子安神社 |
| 火属性 | 皆中稲荷神社 | 根津神社 | 乃木神社 |
| 風属性 | 三輪神社 | 一言主神社 | 恋木神社 |
| 空属性 | 大山阿夫利神社 | 高千穂神社 | 鳩森八幡神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
