赤坂氷川神社の神社属性は、風属性です。
赤坂氷川神社は、東京都港区赤坂に鎮座する東京十社の一社です。赤坂という坂の多い土地にありながら、「氷川」という名は出雲の簸川(ひかわ)、今の斐伊川(ひいかわ)へ話が伸びます。
祭神は、素盞嗚尊(すさのお)、奇稲田姫命(くしいなだひめ)、大己貴命(おおなむち)。赤坂の丘の上に、八岐大蛇(やまたのおろち)、稲田の姫、国づくりの神がそろっているのです。
この記事ではそんな赤坂氷川神社についてご紹介いたします。まずは赤坂氷川神社の属性相性から見ていきましょう。

風属性の赤坂氷川神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 赤坂氷川神社の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは赤坂氷川神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
赤坂氷川神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区赤坂6-10-12 |
| ご祭神 | 素盞嗚尊、奇稲田姫命、大己貴命 |
| ご利益 | 厄除、縁結び、家内安全、商売繁昌など |
| 祭事 | 例大祭、赤坂氷川祭など |
| 公式HP | →赤坂氷川神社の公式サイトはこちら |
赤坂氷川神社は、赤坂の住宅地の中にある神社ですが、江戸時代には徳川吉宗(とくがわよしむね)により現在地へ遷され、今も享保15年に建てられた社殿が残っています。
ご祭神のスサノオとクシナダヒメは夫婦神で、オオナムチは後の大国主神(おおくにぬしのかみ)です。厄除、縁結び、家内安全、商売繁昌などで親しまれ、赤坂氷川祭では江戸の町を思わせる山車や神輿の祭礼が行われます。
赤坂氷川神社にまつわる話
赤坂の坂の上に、出雲の川の名がある
赤坂氷川神社の「氷川」という名は、出雲国の簸川、今の斐伊川へたどる話があります。この斐伊川は、スサノオが八岐大蛇を退治した神話の舞台として語られる川です。
『古事記』では、高天原で荒れたふるまいをしたスサノオは、神々の国から追われます。そのあと出雲へ降り、泣いている老夫婦と娘に出会います。娘の名がクシナダヒメでした。
老夫婦の娘は八人いましたが、毎年やって来る大蛇に食われ、最後に残ったのがクシナダヒメです。スサノオはその姫を助けるため、強い酒を用意させ、大蛇が酔ったところを斬ります。大蛇の尾から出てきた剣が、のちに草薙剣(くさなぎのつるぎ)となるのですね。
赤坂氷川神社は、赤坂の台地に鎮座しています。けれど社名の奥には、出雲の川、水害のように暴れる大蛇、稲田を守る姫の話があります。坂の上にある神社なのに、入口は川の神話なんですね。
赤坂氷川神社の由緒にも、水の話があります。治暦2年、ひどい日照りのときに氷川の神へ祈ると、川ができるほど雨が降ったと伝わります。出雲の川から来た名を持つ神が、赤坂で雨を呼ぶ。ここで氷川の名が、少し生々しくなります。
櫛にされた姫と、縁結びの神さま
赤坂氷川神社の縁結びは、スサノオとクシナダヒメの夫婦神から語られます。
このクシナダヒメは、神話の中でかなり不思議な扱われ方をしています。スサノオは大蛇から姫を守るため、クシナダヒメを湯津爪櫛(ゆつつまぐし)という櫛に変え、自分の髪に挿します。姫を隠す場所が、箱でも蔵でもなく、髪なのです。
クシナダヒメの名は、奇稲田姫とも書かれます。「稲田」の姫ですから、田んぼの実りを思わせる名です。「奇」は、ただ珍しいというより、霊妙な力を帯びたものに使われる字です。稲田の姫が大蛇に狙われ、スサノオが酒で大蛇を眠らせ、剣で斬る。水、酒、稲、蛇、剣が一つの話の中に入っています。
赤坂氷川神社には、クシナダヒメの神話にちなむ「四合御櫛(しあわせみくし)」があります。櫛は「苦死」を避ける縁起物として扱われることもありますが、ここでは神話そのものに出てくる道具です。姫を守るために姿を変えた櫛が、縁を結ぶお守りになるのです。
大己貴命は、逃げて、試されて、国づくりへ向かう
三柱目の大己貴命は、大国主神の若いころの名として語られます。『古事記』では、大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)とも書かれます。
オオナムチは、兄弟神たちに何度もひどい目に遭わされます。赤い猪に見せかけた焼け石を抱かされて死に、また生き返る。大木に挟まれて死に、また助けられる。国づくりの神として立派に座っている前に、けっこう長く逃げています。
その逃げた先が、スサノオのいる根の堅州国(ねのかたすくに)です。そこでオオナムチは、スサノオの娘である須勢理毘売(すせりびめ)と結ばれます。けれどスサノオは、蛇のいる部屋、ムカデや蜂のいる部屋、燃える野原など、何度も試練を与えます。
オオナムチはその試練を越え、最後にはスサノオから大国主として国をつくるように告げられます。赤坂氷川神社の三柱は、夫婦神と国づくりの神という配置に見えますが、神話の中では親族のようにからみ合っています。スサノオは姫を救う神であり、オオナムチを試す神でもあるのです。
吉宗が遷した、江戸の氷川さま
赤坂氷川神社は、天暦5年に蓮林僧正(れんりんそうじょう)が一ツ木村に祀ったことに始まると伝わります。その後、享保14年に徳川吉宗が現在地へ遷すことを命じ、翌年に社殿が整えられました。
吉宗は紀州徳川家から将軍になった人物です。赤坂氷川神社の現在地は、もともと紀州徳川家とゆかりの深い場所で、江戸の武家地の中に新しい氷川の社地が置かれました。神話の出雲を背負った氷川の神が、江戸の将軍家によって赤坂の台地へ迎えられたのですね。
赤坂という地名にも、いくつかの話があります。紀伊国坂のあたりに茜草(あかねぐさ)が生えたので赤根山と呼んだという説、赤土の坂から来たという説、赤い絹を干したことから来たという説。どれも、坂の色を見て名を付けたような話です。
氷川の名は川へ向かい、赤坂の名は坂の赤へ向かう。この神社は、名前をたどるだけで水と土の話が同時に出てくるのです。
赤坂氷川神社の小話や裏話、豆知識

江戸で三番手といわれた赤坂氷川祭
赤坂氷川祭は、江戸時代には山王祭、神田祭に次ぐ大きな祭礼とされました。当時の赤坂の氏子町から山車が出て、宮神輿と一緒に町を巡りました。
江戸の山車には、人形を上下させる仕掛けがありました。江戸城の門をくぐるため、上に高く立つ人形を下げる必要があったのです。祭りのために豪華に作るのに、城門を通るときだけ身を縮める。江戸の祭礼は、神さまの行列であり、町人の工夫の見せ場でもありました。
赤坂氷川祭の山車人形には、猩々(しょうじょう)、恵比寿、神武天皇、日本武尊(やまとたけるのみこと)などがありました。今の赤坂で祭礼を見ると、ビルの町を神輿が進む姿になりますが、もともとは人形と山車が町名を背負って歩く祭りだったのです。
四合稲荷と勝海舟の「しあわせ」
境内には、四合稲荷(しあわせいなり)があります。これは近くにあった複数の稲荷社を合わせて祀ったもので、名付けたのは勝海舟(かつかいしゅう)と伝わります。
「四社を合祀する」から四合。そこへ「しあわせ」の読みを重ね、さらに「志を合わせる」という意味も込めたといわれます。勝海舟らしい、言葉を一つで終わらせない名付けです。
赤坂氷川神社は、スサノオとクシナダヒメの縁結びの神社として知られます。その境内に、今度は勝海舟の名付けた「志を合わせる」稲荷がある。男女の縁、家の縁、仕事の縁、志を同じくする縁まで、赤坂氷川神社の中で「結ぶ」の意味が広がっていくんですね。
狐に乗った、火伏の西行稲荷
四合稲荷に合祀されている西行稲荷(さいぎょういなり)には、少し変わった話があります。
西行五兵衛という人が、甲冑をまとい、弓矢を持ち、狐に乗った鉄の像を拾ったことに始まると伝わります。
稲荷といえば狐ですが、狐に乗った鉄像となると、かなり姿がはっきりしています。しかも西行稲荷は火伏の稲荷として信仰されました。火を防ぐ稲荷が、鉄の像として出てくる。赤坂の町で火事を恐れた人々には、狐も鉄も、ただの飾りでは済まないものだったのでしょう。
江戸の町では、火事は何度も町を焼きました。赤坂氷川神社の境内に稲荷が多いのは、商売繁昌だけの話に収まりません。町を守る、火を防ぐ、屋敷や土地の神をまとめる。小さな稲荷社が集まっていく背景には、赤坂で暮らす人たちの切実さがあったのです。
赤坂氷川神社の見どころ・パワースポット

御社殿:江戸の建築としての見どころ
赤坂氷川神社の御社殿は、享保15年に建てられた江戸時代の社殿です。震災や戦災をくぐって残り、東京都の有形文化財にも指定されています。
社殿を見ると、将軍吉宗が遷した神社という話が、そのまま建物として残っています。派手さで押す建築というより、木組みや彫刻、屋根の形に江戸の神社建築が見えます。赤坂の町の中で、ここだけ時間の進み方が少し違っているように感じる場所です。
大銀杏と古い狛犬:境内の年月を見る場所
境内には、推定樹齢400年とされる大銀杏があります。赤坂氷川神社が現在地へ遷る前から、この地に立っていたと考えられる古木です。
もう一つ見ておきたいのが、古い石造の狛犬です。江戸時代の年号を持つ狛犬で、都内でも古い例とされています。狛犬は神社の入口で参拝者を迎える存在ですが、ここでは江戸の赤坂を見てきた石の番人でもあります。
大銀杏と狛犬は、どちらも信仰上のパワースポットというより、赤坂氷川神社の年月をその場で見られる見どころです。神話を語る神社に、江戸の石と木が残っている。そこが赤坂氷川神社らしいところなんですね。
四合稲荷:志を合わせる稲荷のパワースポット
四合稲荷は、縁結びや仕事運、商売繁昌を願う方に親しまれるパワースポットです。四つの稲荷を合わせたことから始まり、勝海舟が「しあわせ」「志を合わせる」という意味を込めたと伝わります。
ここで願う縁は、恋愛だけに限られません。仕事で人と力を合わせたい、家族の心を合わせたい、自分の志をもう一度定めたい。そういう願いが、四合稲荷の名前に自然に入ってきます。
スサノオがクシナダヒメを櫛にして守った話から始まり、境内の稲荷では志を合わせる話になる。赤坂氷川神社で縁結びを願うときは、本殿と四合稲荷を一緒にお参りすると、神話と江戸の小話がひと続きになります。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
