高麗神社の代表属性は、風属性です。
埼玉県日高市に鎮座する高麗神社は、高句麗(現在の大韓民国北部)から日本へ渡来した高麗王若光を主祭神として祀る神社です。古代東アジアの大きな時代の流れの中で日本へ渡り、のちに武蔵国高麗郡の開拓を導いた若光の物語は、土地の記憶そのものとして今に伝えられています。
この記事ではそんな高麗神社についてご紹介いたします。

高麗神社|高句麗からの渡来と高麗郡の記憶を伝える、風属性の神社
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県日高市新堀833 |
| ご祭神 | 高麗王若光 |
| 公式サイト | 高麗神社の公式サイトはこちら |
高麗神社について
高麗神社の由緒は、ひとりの渡来人の生涯から始まります。
天智天皇5年、唐と新羅の連合軍が高句麗を攻めるなか、高句麗は大和朝廷へ外交使節団を派遣しました。その一員として日本に渡ったとされる人物が、高麗王若光です。しかし高句麗は滅び、若光はふたたび故国の土を踏むことなく、日本で生涯を歩むことになります。
その後、霊亀2年(西暦716年)には各地に住んでいた高句麗人1799人が武蔵国※1へ移され、高麗郡(現在の埼玉県)が置かれました。
※1 武蔵国:現在の東京都・埼玉県の大部分、神奈川県東部あたりを含んでいた昔の地域名。「国」は国家ではなく、日本の中の地域を分ける単位を指す。
若光はその長官となり、人々を率いて未開の地を開いたと伝えられています。亡きあと、郡民はその徳を偲び、若光の御霊を祀って高麗郡の守護神としました。ここに、高麗神社の信仰の核があります。
この神社が印象深いのは、歴史上の出来事が、単なる年表ではなく土地の祈りとして残っているところです。国を越えて移り住んだ人々が、新しい土地を耕し、暮らしを築き、その中心に若光の存在を置いた。高麗神社に参拝すると、神話だけでは語りきれない、人の移動、開拓、継承の記憶が伝わってきます。
境内にも、その歩みを感じさせる場所が残されています。江戸時代まで高麗神社は「高麗大宮大明神」「大宮社」などと称され、高麗郡における重要な神社として崇敬されてきました。
御神門には「高句麗神社」の扁額が掲げられ、御祭神の故国である高句麗と、後に興った高麗とを区別するため、その表記が今も大切に残されています。
また、境内には国指定重要文化財の高麗家住宅があります。高麗家は代々神社の祭祀を司ってきた家で、その旧住居は慶長年間(西暦1596年から1615年までの約20年間)ごろの建築と伝えられる貴重な民家です。
神社の隣に残るこの住宅は、高麗神社が一時代の記念碑ではなく、長い年月をかけて受け継がれてきた信仰の場であることを物語っています。
ご利益と祭事について
高麗神社のご神徳としてよく知られているのは、出世開運・事業繁栄・子孫繁栄・延命長寿です。高麗王若光が郡民を率いて土地を開いた由緒から、物事を切り開いていく力、社会の中で役割を果たしていく力への祈りが重ねられてきました。
近代以降は政治家や文化人の参拝も多く、参拝後に内閣総理大臣に就任した政治家が相次いだことから、「出世明神」とも称されるようになりました。
祈願内容にも、高麗神社らしさがよく表れています。初宮参り、七五三、成人や還暦などの年祝い、安産祈願、商売繁昌、出世開運、厄除け、方位除け、就職祈願、健康祈願、病気平癒、合格祈願、交通安全など、人生の節目と前進に関わる祈りが幅広く受け継がれています。
若光の子孫である高麗氏が長く祭祀を守ってきたこともあり、子孫繁栄や人生儀礼の祈りが厚いことも特徴です。
祭事では、5月16日の高麗郡建郡記念神恩感謝祭があります。霊亀2年5月16日に高麗郡が設置されたことにちなみ、高麗神社の原点ともいえる出来事を今に伝える祭りです。
高麗神社の信仰は、遠い異国の物語ではなく、この土地がどのように始まり、人々が何を大切にしてきたのかを思い起こす祈りでもあります。
10月19日の例祭では、祭典、獅子舞、御印行事などが行われます。江戸時代より氏子に伝えられてきた獅子舞が奉納され、子どもの額に印を授ける御印行事も行われます。
境内の山頂に祀られる水天宮とも結びつき、地域の平安や無病息災を願う祭りとして受け継がれてきました。
ご祭神について
高麗神社の主祭神は、高麗王若光です。若光は高句麗から日本へ渡り、のちに高麗郡の長官として人々を率いた人物と伝えられています。高麗神社では、若光は単に歴史上の人物として記憶されているのではなく、郡をひらき、人々の暮らしを支えた守護神として祀られています。
あわせて祀られる猿田彦命は、導きの神として知られます。高麗神社の由緒においては、高麗王若光の「人々を率いて新しい土地を開く」働きと、猿田彦命の「正しい道へ導く」神徳が自然に重なります。
出世開運や就職祈願、事業繁栄、交通安全などの祈りが親しまれているのも、こうした導きの信仰と結びついているからでしょう。
武内宿祢命は、長く朝廷に仕えた長寿の神として祀られています。高麗神社における延命長寿や健康、人生儀礼の祈りは、この神徳とも深く響き合います。
高麗王若光、猿田彦命、武内宿祢命の三柱を合わせて見ると、高麗神社は「新しい土地をひらく力」「進むべき道を示す力」「命を長く健やかに保つ力」をひとつに重ねた神社といえます。
渡来、導き、前進という高麗神社ならではの風の気が、歴史により印象深く浮かび上がってくるのではないいのでしょうか。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

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