鶴岡八幡宮の神社属性は、火属性です。
鎌倉駅から若宮大路をまっすぐ歩くと、道の先に鶴岡八幡宮が見えてきます。源頼朝が鎌倉の中心に据えた八幡さまで、武士の守り神として知られる神社ですね。
ところが、この八幡宮の例大祭では、馬で駆けながら矢を射る流鏑馬(やぶさめ)のあとに、神前へ供えた鈴虫を池のほとりへ放します。弓矢の神さまの前で、生き物を放す神事が続いているのです。
この記事ではそんな鶴岡八幡宮についてご紹介いたします。まずは鶴岡八幡宮の属性相性から見ていきましょう。

火属性の鶴岡八幡宮と相性が良い属性・悪い属性

鶴岡八幡宮の相性は以下のようになります。
| 属性相性 | 属性 |
|---|---|
| 相性が良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
| 相性が悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 鶴岡八幡宮の代表属性 | 火属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは鶴岡八幡宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
鶴岡八幡宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 |
| ご祭神 | 応神天皇、神功皇后、比売神 |
| ご利益 | 勝負運、仕事運、厄除け、安産・子育てなど |
| 祭事 | 例大祭、流鏑馬神事など |
| 公式HP | →鶴岡八幡宮の公式サイトはこちら |
鶴岡八幡宮は、鎌倉を代表する神社であり、源頼朝が武家政権の守り神として大切にした八幡宮です。もとは源頼義が京都の石清水八幡宮から八幡神を由比郷鶴岡へまつったことに始まり、のちに頼朝が現在の地へ遷しました。
ご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、比売神(ひめがみ)。武運や勝負運で知られますが、神功皇后や北条政子の話まで見ると、安産や子どもの成長を願う祈りも境内のあちこちに残っているんですね。
鶴岡八幡宮にまつわる話
弓矢の神さまの前で、鈴虫を放す
鶴岡八幡宮と聞くと、まず源頼朝、鎌倉武士、流鏑馬、弓矢が出てきます。境内には流鏑馬馬場があり、9月16日の流鏑馬神事では、狩装束の射手が馬で走りながら三つの的を射抜きます。
この流鏑馬は、『吾妻鏡』に見える文治3年、1187年の放生会(ほうじょうえ)と流鏑馬にさかのぼります。放生会は、捕らえた生き物を放して命をいたわる法会です。武士たちが弓馬の技を神前に見せる同じ祭りの根っこに、生き物を逃がす儀礼が入っているのですね。
現在の例大祭でも、神前に鈴虫が供えられます。そして翌日の鈴虫放生祭では、その鈴虫を柳原神池(やないはらしんち)のほとりへ放します。盾、弓矢、神馬、太鼓が若宮大路を進み、そのあとに小さな鈴虫が水辺へ返される。鎌倉武士の八幡さまは、戦の勝ち負けだけを見ている神さまではなかったのです。
ここで八幡神の古い姿が少し見えてきます。八幡神は、神としてまつられながら、仏が姿を変えて現れた「八幡大菩薩」としても信仰されました。鶴岡八幡宮も、明治の神仏分離までは神と仏が同じ境内にいた宮寺でした。だからこそ、弓矢の神前に放生会が置かれても不思議ではないんですね。
応神天皇と神功皇后、母と子の八幡神
鶴岡八幡宮のご祭神の中心にいる応神天皇は、八幡神として広く信仰される神さまです。別名を誉田別尊(ほんだわけのみこと)ともいいます。
その母が神功皇后です。神功皇后は、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇后で、応神天皇を身ごもったまま大きな軍事行動へ向かった女性として語られます。『日本書紀』では、神託、戦、出産、政治がこの皇后のまわりに集まってきます。母であり、祈る人であり、軍を動かす人でもあるんですね。
鶴岡八幡宮の境内を見ると、この母子の話が若宮大路にも出てきます。若宮大路は由比ヶ浜から八幡宮へ約2km続く参道で、京都の朱雀大路になぞらえて造られた道です。頼朝は鎌倉のまちづくりの第一歩としてこの道を整えましたが、そこには妻・北条政子の安産祈願もありました。
神功皇后が応神天皇を生む話があり、頼朝が政子の安産を願って道を造る話がある。武家の都の中心軸に、母と子の祈りが入っているのです。鎌倉のまちをまっすぐ貫く道に、戦の準備と出産の願いが同時に置かれているのは、かなり濃い話なんですね。
比売神から、海の女神たちへ
鶴岡八幡宮の三柱のうち、比売神は少しつかみにくい神名です。八幡信仰では、比売神を宗像三女神(むなかたさんじょしん)と見る系譜があります。
宗像三女神は、多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)、市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)、多岐津毘売命(たぎつひめのみこと)の三柱です。『古事記』では、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)の誓約(うけい)の場面で、須佐之男の剣から生まれます。
この三女神は、玄界灘の海上交通を守る神としても知られます。名前の「タギリ」「タギツ」には、激しく動く水の感じがあり、沖ノ島や宗像の海の祭祀と結びついてきました。
そう考えると、鶴岡八幡宮の中には、源氏の弓矢だけでなく、海の女神の名も入っています。鎌倉は山に囲まれ、南は海へ開けた土地です。若宮大路は八幡宮から由比ヶ浜へまっすぐ下り、境内には源平池があり、柳原神池で鈴虫を放します。八幡さまの中に海の女神がいて、境内の水辺では生き物を返す。鎌倉の八幡宮は、山の奥にこもる神社ではなく、海へ向いた武家の神社なんですね。
源氏の氏神は、由比若宮から現在地へ移った
鶴岡八幡宮の始まりは、源頼義が石清水八幡宮を鎌倉の由比郷鶴岡へまつったことにあります。現在の材木座あたりにある由比若宮が、その元宮です。
その後、治承4年、1180年に源頼朝が鎌倉へ入り、先祖ゆかりの八幡宮を現在の地へ遷しました。頼朝がゼロから新しい神を作ったというより、源氏が大切にしてきた八幡神を鎌倉の中心へ移した、という形です。
ここで石清水八幡宮が効いてきます。源義家は石清水八幡宮で元服し、「八幡太郎義家」と名乗りました。頼義、義家、頼朝へと、八幡神は源氏の名乗りや戦の祈りに深く入っていきます。
鶴岡八幡宮の境内には、由比若宮遙拝所があります。元宮である由比若宮を、ここから拝む場所です。現在の華やかな八幡宮の中に、もとの鎮座地を向く小さな窓口がある。源氏の神さまは、鎌倉の中で一度、海辺から山ぎわへ動いているのです。
鶴岡八幡宮の小話や裏話、豆知識

雪ノ下という地名に、頼朝の食事の雪が残る
鶴岡八幡宮の住所は、鎌倉市雪ノ下です。この地名には、ちょっと変わった話があります。
鶴岡八幡宮に伝わる古い書物では、源頼朝の食事に雪を出すため、雪をたくわえておく雪屋(ゆきや)が今宮あたりにあったので、雪ノ下と呼ばれたとされます。いまのように冷蔵庫がない時代、雪を保存しておく場所が将軍の食膳につながっていたんですね。
もうひとつ、このあたりにユキノシタという草が多く生えていたから、という話もあります。将軍に出す雪と、山ぎわの草。どちらも同じ「雪ノ下」という地名に入り、しかもその場所が鶴岡八幡宮の周辺に残っています。
破魔矢のもとに、黒漆矢がある
初詣でよく見る破魔矢にも、鶴岡八幡宮の話があります。鶴岡八幡宮には、源頼義が石清水八幡宮から八幡神を勧請したときに受けたとされる黒漆矢(くろうるしのや)が伝わります。
この黒漆矢にちなんで、鶴岡八幡宮の破魔矢が作られたとされています。魔をはらう矢というと、正月の明るい縁起物の印象がありますが、もとのところには、源氏が八幡神を鎌倉へ迎えたときの神宝があります。
矢は的を射る道具であり、願いをまっすぐ届ける形にも見えます。流鏑馬の矢、神宝の矢、正月の破魔矢。鶴岡八幡宮では、矢が祭りにも、お守りにも、由緒にも出てくるんですね。
鶴岡八幡宮の見どころ・パワースポット

源平池と旗上弁財天社
源平池は、鶴岡八幡宮の参道を進んだ左右に広がる大きな池です。頼朝が大庭景義(おおばかげよし)と僧の良暹(りょうせん)らに命じて造らせたとされます。
源氏池には三つの島、平家池には四つの島があります。三は「産」に通じて繁栄を願い、四は「死」に通じて衰えを示すとされます。池の中に、源氏と平家の勝敗を数字で置いているのですね。
源氏池の中島には、旗上弁財天社があります。頼朝の旗上げにちなみ、源氏の二引きの旗に願をかける人も多い場所です。ここは勝負運や必勝祈願のパワースポットとして見られ、池の景色としても見どころです。
弁財天は水や芸能にゆかりのある女神です。境内には、琵琶を持つ弁財天像も伝わります。八幡神の境内で、池の中に水の女神がまつられている。流鏑馬の馬場から少し目を移すと、水と芸能の神さまがいるのです。
舞殿と流鏑馬馬場
舞殿は、参道の正面、本宮へ向かう途中に建っています。ここは、静御前(しずかごぜん)が源義経を慕って舞った若宮廻廊跡と伝わる場所です。
静御前は、頼朝に追われた義経を思いながら、頼朝の前で舞いました。義経を慕う歌を聞いた頼朝は怒り、北条政子がそれを取りなしたと語られます。鶴岡八幡宮の中心で、源氏の身内同士の深い亀裂が歌と舞になって出てしまうのです。
舞殿は、祭事や結婚式が行われる場所でもあります。神前の儀式を見る見どころであり、静御前の話を思うと、縁結びや夫婦の縁を願う場所としても受け止められています。
流鏑馬馬場は、境内を東西に横切る道です。毎年9月16日の流鏑馬神事では、この馬場で射手が馬を走らせます。武家文化を目で見られる見どころであり、勝負事や仕事の節目を前に訪れる人にも印象に残る場所ですね。
親銀杏と子銀杏、大石段
本宮へ向かう大石段の近くには、「親」銀杏と「子」銀杏があります。かつて大石段のそばに立っていた大銀杏は、2010年3月10日未明、強風で倒れました。
その後、ひこばえが伸び、移植された親銀杏とともに育っています。倒れた木のあとから新しい芽が出るので、再生や成長を願う場所として見る人も多いのです。
大石段は、鶴岡八幡宮を象徴する見どころです。石段を上がると鎌倉のまちが見渡せ、空気が澄んだ日には海の方まで視界が開けます。若宮大路が海へ向かって伸びていることも、上から見るとよく分かります。
石段の下に舞殿があり、その先に源平池があり、さらに若宮大路が由比ヶ浜へ向かいます。頼朝が置いた八幡宮は、社殿の奥だけで完結せず、まちと海まで見える場所にあるんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 伊豆山神社 | 櫛田神社 | 御金神社 |
| 水属性 | 越木岩神社 | 検見川神社 | 江ノ島神社(江島神社) |
| 火属性 | 根津神社 | 鹿島神宮 | 東郷神社 |
| 風属性 | 阿佐ヶ谷神明宮 | 伊和神社 | 猿田彦神社 |
| 空属性 | サムハラ神社 | 玉置神社 | 金櫻神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
