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【地属性】杭全神社|暗闇で神を遷す祇園社

杭全神社の神社属性は、地属性です。

大阪市平野区にある杭全神社は、「くまたじんじゃ」と読みます。漢字だけ見ると少し迷いますが、平野郷では古くから氏神として信仰されてきた神社です。

ご祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)。夏祭では、明かりを消した境内で神さまを神輿へ遷し、平野川のそばで清め、九台のだんじりが町を進みます。

この記事ではそんな杭全神社についてご紹介いたします。まずは杭全神社の属性相性から見ていきましょう。

目次

地属性の杭全神社と相性が良い属性・悪い属性

神社属性の相性相関図
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項目属性
杭全神社の属性地属性
相性の悪い属性水属性・空属性
相性の良い属性地属性・火属性・風属性

相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

【神社属性】地・水・火・風・空の特徴と性格傾向・相性まとめ

さて、ここからは杭全神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。

杭全神社の基本情報

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項目内容
所在地大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67
ご祭神素盞嗚尊
ご利益厄除け、疫病退散、家内安全、商売繁盛など
祭事夏祭、御田植神事など
公式HP→杭全神社の公式サイトはこちら

杭全神社は、平野郷の総鎮守として信仰されてきた神社です。貞観4年、坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ)の子孫にあたる坂上当道(さかのうえのまさみち)が、素盞嗚尊を祀る祇園社を建てたことに始まると伝わります。

境内には三つの本殿が並び、素盞嗚尊のほか、熊野の神々も祀られてきました。祇園、熊野、坂上氏、平野川、だんじり、連歌まで、平野郷の歴史がこの境内へ集まっているんですね。

杭全神社にまつわる話

スサノオは泣いて追われた神から疫病除けの神になる

杭全神社のご祭神、素盞嗚尊は『古事記』では伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊ぎから生まれます。左目から天照大御神(あまてらすおおみかみ)、右目から月読命(つくよみのみこと)、鼻からスサノオです。

ところがスサノオは、海を治める役目を与えられても泣き続けます。母のいる根の国へ行きたいと言って泣き、父のイザナギに追放されます。そのあと高天原で暴れ、天照大御神が天岩戸に隠れる原因にもなります。

ここまで読むと、かなり困った神です。けれど出雲へ降りると、ヤマタノオロチを退治して、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)を救います。乱す神が、地上では災いを断つ神になるのです。

杭全神社では、このスサノオが祇園信仰の神として祀られました。祇園信仰では、疫病を鎮める牛頭天王(ごずてんのう)とも習合します。泣いて追われた神が、平野郷では夏の疫病から町を守る神になるんですね。

坂上氏が平野へ来た

杭全神社の由緒に出てくる大きな名前が、坂上氏です。坂上田村麿は、平安時代初めの武人で、征夷大将軍として知られます。

その子とされる坂上広野麿(さかのうえのひろのまろ)が、摂津国住吉郡の杭全荘を賜り、この地に住んだと伝わります。広野麿の屋敷は「広野殿」と呼ばれ、そこから「平野」の地名へ進んだという話もあります。

さらに広野麿の子、当道が貞観4年に素盞嗚尊を祀る祇園社を建てたとされます。スサノオを祀る神社の始まりに、武人の家が出てくるのです。

ここで田村麿の話が少し横へ伸びます。平野には、坂上田村麿を祀る田村社の信仰も残ります。東北で名を残した田村麿の家の話が、大阪の平野郷で氏神の由緒へ入ってくる。杭全神社は、祇園の神と坂上氏の土地支配が合わさって生まれた社なのです。

熊野の神が、光る笈でやって来る

杭全神社は、スサノオの祇園社として始まり、そのあと熊野の神々も祀られるようになります。

建久元年、山伏が笈(おい)を背負って現れます。笈は、修験者が仏具や経巻などを入れて背負う箱です。その山伏は熊野證誠権現(くまのしょうじょうごんげん)、つまり伊弉諾尊の尊像をもたらしたと伝わります。

その笈を松に掛けておいたところ、夜に光を放ったというのです。神像が静かに運ばれてくる話かと思うと、荷物のほうが夜に光る。熊野の神は、平野郷へ山伏の背中と光る笈で入ってきます。

さらに元享元年には、熊野三所権現として伊弉册尊(いざなみのみこと)、速玉男尊(はやたまのおのみこと)、事解男尊(ことさかのおのみこと)も勧請されたと伝わります。境内の三つの本殿は、祇園のスサノオと熊野の神々を並べて祀る形になっていきました。

夏祭では、暗闇で神さまを遷す

杭全神社の夏祭は、七月十一日から十四日にかけて行われます。平野郷の大きな祭りで、九台のだんじりが宮入することでよく知られています。

この祭りの中心にいるのは、第一本殿の素盞嗚尊です。夏は疫病が広がりやすい季節でした。祇園の神であるスサノオを神輿に遷し、町を守ってもらうのです。

神さまを神輿へ遷す時、境内の明かりはすべて消されます。暗闇の中で神遷しが行われるのです。神を動かす場面を、明るい中で見せる祭りにしない。そこが杭全神社の夏祭の強いところです。

神輿は平野川の近くへ向かいます。川行き神事では、かつて神輿の下部を川の水で洗ったことから「足洗い」とも呼ばれました。疫病除けのスサノオが、暗闇で神輿へ遷り、川の水で清められる。平野郷の夏祭は、町のにぎわいの奥に、疫病と水と闇の手順を持っているんですね。

杭全神社の小話や裏話、豆知識

装飾画像:見出し「この神社の豆知識」

九台のだんじりと平野郷

杭全神社の夏祭では、現在九台のだんじりが宮入します。平野郷の各町がそれぞれだんじりを持ち、太鼓や掛け声とともに町を進みます。

だんじりというと岸和田の印象が強いかもしれませんが、大阪の平野郷にも古くからだんじり文化がありました。現存する古いだんじりには、江戸時代後期のものもあります。

だんじりは、祭りをにぎやかにする飾り物として出てくるのではありません。神輿が動き、町が動き、人が町内を巡る中で、平野郷の町そのものが祭りに入っていきます。スサノオが疫病を鎮める神なら、だんじりはその町の力を外へ出す道具なのです。

全国で珍しい連歌所がある

杭全神社には、連歌所があります。連歌は、複数の人が五・七・五、七・七を交互につないでいく文芸です。ひとりで一首を詠む和歌とは違い、人と人が句を受け渡していきます。

杭全神社の連歌所は、大坂冬の陣で焼けたあと、江戸時代に再興されたと伝わります。神社の境内に連歌の場が残っているのは、とても珍しいことです。

ここで面白いのは、杭全神社が武士や祭りの神社として語れる一方で、言葉を継ぐ場所も持っていることです。スサノオは『古事記』で歌を詠む神でもあります。ヤマタノオロチを退治したあと、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに」と歌います。

平野郷の神社に連歌所がある。ご祭神のスサノオもまた、神話の中で歌を出す。荒ぶる神の境内に、言葉を受け渡す場所が残っているんですね。

御田植神事には、牛と人形が出る

四月の御田植神事も、杭全神社らしい行事です。拝殿の床を田んぼに見立て、田を耕し、種をまき、苗を植える所作を行います。

ここには牛役が出ます。さらに早乙女、田を耕す役、稲の神を表す人形も出てきます。最後には、ご飯を箸で人形に食べさせる所作もあります。

田んぼの作業を神前で演じる祭りは各地にありますが、杭全神社の御田植神事は能の影響も強いとされます。都市の中にある神社で、拝殿の床が一時だけ田になるのです。

スサノオの神社というと、疫病除けや祇園の祭りへ目が行きます。御田植神事を見ると、平野郷の暮らしが農と無縁で成り立った土地ではなかったことも分かります。町の氏神は、疫病を鎮め、川へ行き、田植えも神前で行うのです。

赤留比賣命神社と天狗さん

杭全神社には、境外社として赤留比賣命神社(あかるひめのみことじんじゃ)があります。赤留比賣命は、『古事記』にも出る女神で、新羅の王子・天之日矛(あめのひぼこ)に関わる話を持ちます。

赤留比賣命神社は、三十歩神社とも呼ばれ、平野郷の古社として知られます。杭全神社の夏祭では、御旅所祭がこの神社で行われます。

この御旅所祭では、猿田彦神(さるたひこのかみ)、つまり天狗さんが登場します。天狗さんが羽うちわで子どもの頭をなでると、良い子に育つと伝わります。

スサノオの神輿が町を巡り、だんじりが宮入し、御旅所では天狗さんが子どもをなでる。平野郷の夏祭は、疫病除けの厳しい手順と、子どもの成長を願う身近な所作を同じ祭りの中に持っているのです。

杭全神社の見どころ・パワースポット

装飾画像:見出し「パワースポット・見どころ」

三つの本殿

杭全神社の三つの本殿は、建築としての見どころです。第一本殿には素盞嗚尊、第二本殿には熊野三所権現の神々、第三本殿には伊弉諾尊が祀られてきました。

三つの本殿が並ぶことで、祇園のスサノオと熊野の神々が同じ境内に鎮まる形が見えます。疫病除けの神、黄泉国の神話を持つ夫婦神、熊野の神仏習合の歴史が、社殿の配置に出ているんですね。

参拝の中心になる場所なので、信仰上のパワースポットでもあります。夏祭では、この第一本殿の神さまが神輿へ遷されます。

大くすの木

境内の大くすの木は、自然の見どころであり、パワースポットとしても親しまれる場所です。樹齢は八百五十年以上とも伝わります。

大くすは、平野郷の長い歴史をそのまま境内で見せてくれます。坂上氏の由緒、熊野の勧請、戦国の時代、江戸の町人文化、だんじりの祭り。その間も、木は同じ場所で育ってきたのです。

神社の見どころとして眺めるだけでも十分ですが、杭全神社が平野郷の氏神として続いてきた時間を感じる場所でもあります。

連歌所

連歌所は、杭全神社ならではの文化的な見どころです。全国的にも珍しい建物で、神社の境内に文芸の場が残されています。

連歌は、ひとりの才能で完結する文芸というより、前の句を受けて次の人が詠むものです。神前で言葉を受け渡していく行為が、年中行事として行われてきました。

スサノオの神社に連歌所があることを知ると、杭全神社の見え方が少し変わります。疫病除けの神社であり、だんじりの神社であり、歌と言葉の場を守ってきた神社でもあるのです。

神社属性(繭気属性)の意味と考え方

装飾画像:見出し「神社属性(繭気属性)の意味と考え方」

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。

「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。

神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。

この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

神社属性とは | 属性神社の考え方・調べ方はこちら

あなたの属性の調べ方|計算方法

西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。

A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。

<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8

最後に、出た数字を属性に当てはめます。

1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。

計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。

神社属性(繭気属性)自動診断ツールはこちら

属性別おすすめ神社

装飾画像:見出し「属性別おすすめ神社」

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。

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属性神社1神社2神社3
地属性砥鹿神社南宮大社難波神社
水属性田無神社鵜戸神宮下鴨神社
火属性川越八幡宮多賀大社大崎八幡宮
風属性玉前神社小網神社大宮氷川神社
空属性山田天満宮小野照崎神社水無瀬神宮

全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。

【都道府県別・神社属性】全国の神社やパワースポット一覧はこちら

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