穴八幡宮の神社属性は、火属性です。
早稲田の穴八幡宮は、一陽来復御守で知られる八幡宮です。冬至から節分にかけて授けられるこの御守は、金銀融通の信仰で親しまれてきました。
けれど名前の「穴」をたどると、山すそから現れた横穴と、その中にあった阿弥陀如来の話へ行くんですね。八幡神をまつる社で、穴から出たのは仏さま。そこから源義家の兜と太刀、神功皇后の海の遠征、冬至の小槌まで話が広がっていきます。
この記事ではそんな穴八幡宮についてご紹介いたします。まずは穴八幡宮の属性相性から見ていきましょう。

火属性の穴八幡宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 穴八幡宮の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは穴八幡宮の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
穴八幡宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区西早稲田2-1-11 |
| ご祭神 | 応神天皇、仲哀天皇、神功皇后 |
| ご利益 | 金銀融通、商売繁盛、厄除け、子どもの健康など |
| 祭事 | 一陽来復御守頒布、高田馬場流鏑馬など |
| 公式サイト | →穴八幡宮の公式サイトはこちら |
穴八幡宮は、早稲田に鎮座する八幡宮です。御祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱で、父・母・子の神々がそろってまつられています。
とくに知られているのが、冬至から節分まで授けられる一陽来復御守です。金銀融通の御守として信仰され、冬至、大晦日、節分の夜中におまつりする作法が伝わっています。
もう一つ、穴八幡宮を語るうえで外せないのが高田馬場流鏑馬です。馬場、矢、八幡神、将軍家の祈願が一緒に出てくるので、早稲田の街の中にいるのに、話は武家の時代へ行くんですね。
穴八幡宮にまつわる話
源義家が兜と太刀を納めた八幡宮
穴八幡宮には、源義家(みなもとのよしいえ)が奥州での戦を鎮めた帰り、この地に兜と太刀を納め、八幡神を勧請したという由緒が伝わります。
義家は、石清水八幡宮で元服したことから「八幡太郎」と呼ばれた武将です。八幡太郎が八幡宮をまつる。名前からしてまっすぐなのですが、ここで納められるのが兜と太刀なんですね。武の神である八幡神に、戦の道具を置いていくわけです。
八幡神は、応神天皇を神としてあがめた存在とされます。応神天皇の別名は品陀和気命(ほむたわけのみこと)。父は仲哀天皇、母は神功皇后です。穴八幡宮の御祭神三柱は、この親子の形でまつられているんですね。
この親子の話は、やわらかな家族の話としては始まりません。『古事記』や『日本書紀』では、神功皇后は神の言葉を受け、海の向こうへ向かう大きな話の中心に立ちます。仲哀天皇は神の言葉を疑い、命を落とす天皇として語られます。母は身重のまま海を渡り、帰ってから応神天皇を産む。八幡神の後ろには、戦、海、出産、神託が一度に入ってくるのです。
穴から現れた阿弥陀如来
穴八幡宮という名前の「穴」は、寛永のころ、山すそを切り開いた時に現れた横穴に由来すると伝わります。その穴の中にあったのが、金銅の阿弥陀如来像でした。
八幡宮の由緒で、穴から出てくるのが阿弥陀如来。ここが、この神社の話でいちばん妙なところです。
八幡神は、神仏習合の時代に仏教と深く結びついた神でした。八幡神の本地仏、つまり神の本来の姿にあたる仏として、阿弥陀如来が語られることがあります。穴八幡宮の横穴から阿弥陀が現れた話は、この八幡信仰の古い姿をそのまま抱えています。
隣には放生寺があります。明治の神仏分離より前、神社と寺は今よりずっと近い関係にありました。江戸の絵図には、本地堂や観音堂も描かれます。八幡神をまつる社のそばに、八幡の本地である阿弥陀があり、寺が祭りを支えていた。早稲田の街中にある神社ですが、名前の奥には、神と仏を分けずに拝んでいた時代が残っているんですね。
一陽来復と、龍神から授かった小槌
穴八幡宮でよく知られる一陽来復御守は、冬至から節分まで授けられます。「一陽来復」は、陰がきわまって、ふたたび陽が戻るという意味の言葉です。冬至は一年でもっとも夜が長い日で、ここから少しずつ昼が長くなります。
この御守は、冬至、大晦日、節分のいずれかの夜中十二時に、恵方へ向けておまつりする作法が伝わっています。時間まできっちり決まっているのが、いかにも冬至の御守です。太陽が戻る節目に、家の中で福を迎えるんですね。
一陽来復の由来をたどると、打出小槌の話へ行きます。聖武天皇が冬至の日、龍神から宝器を授かったという伝承があり、その宝器が福を打ち出す小槌として語られました。小槌といえば大黒さまの持ち物として知られますが、穴八幡宮の一陽来復では、冬至、龍神、宝器、金銀融通が一つの話の中に入っています。
水の神である龍神が、冬至に福の小槌を授ける。しかもそれが早稲田の八幡宮で、金銀融通の御守として受け継がれる。財布の中だけの話に見えますが、もとは太陽が戻る日と、龍神から授かった宝の話なのです。
高田馬場流鏑馬と、若君の疱瘡平癒
穴八幡宮の祭事でよく知られるものに、高田馬場流鏑馬があります。流鏑馬は、馬を走らせながら的を射る神事です。
高田馬場流鏑馬は、徳川吉宗が世継ぎの疱瘡(ほうそう、天然痘)の平癒を祈って奉納したことに始まると伝わります。その後、竹千代、のちの徳川家治の誕生を祝う時にも行われました。
ここで面白いのは、流鏑馬が武芸の披露として出てきながら、祈りの先が子どもの病や若君の誕生に向かっているところです。八幡神は武の神として知られます。穴八幡宮には、源義家の兜と太刀の由緒もあります。そこへ将軍家の世継ぎの病、子どもの健康、誕生の祝いが入ってくるんですね。
高田馬場という地名も、この神事に近い話を持っています。現在の高田馬場駅周辺を思い浮かべますが、古い高田馬場は西早稲田三丁目あたりの馬場でした。読みも「たかたのばば」とされます。早稲田の学生街のそばに、馬を走らせ、矢を射る場所があったのです。
穴八幡宮の小話や裏話、豆知識

鳩が三羽ずつ宿った神木
八幡神の神使といえば、鳩です。穴八幡宮の古い話にも、この鳩が出てきます。
この地にあった八幡の小祠が荒れていたころ、神木の老松に鳩が三羽ずつ宿ったと伝わります。人々はそれを神霊のしるしと見て、八幡神をあらためてまつったという話です。
八幡信仰では、鳩は神の使いとしてよく現れます。宇佐から石清水へ八幡神を勧請する話でも、白い鳩が関わる伝承があります。穴八幡宮の「三羽ずつの鳩」も、ただ鳥がいたという話ではなく、八幡神がそこにいることを知らせるしるしとして語られているんですね。
蟲封じと、朝一番の水
穴八幡宮には、小児の蟲封じの信仰もあります。ここでいう「蟲」は、虫そのものというより、子どものかんしゃくや夜泣き、落ち着かない様子などを、昔の人が体の内側にいる「虫」として考えたものです。
祈祷を受けたあと、護符を水でいただく作法が伝わります。その水は、家で朝一番にくむ初水とされます。水道水でも井戸水でもよいのですが、よその水ではなく、自分の家の水を使うというところが細かいんですね。
流鏑馬が将軍家の若君の病へ向かうなら、蟲封じは家々の子どもの体へ向かいます。兜と太刀の八幡宮で、馬も矢も出てくるのに、祈りの場面では子どもの夜泣きやかんしゃくまで引き受けている。武の神の社で、暮らしの中の小さな困りごとが扱われてきたのです。
早稲田のまわりに残る塚と水
穴八幡宮の近くには、水稲荷神社があります。かつては早稲田大学の校地に近い場所にあり、そこには富塚と呼ばれる古墳、高田富士、霊水の伝承がありました。
水稲荷神社には、神木の大きな椋の木から霊水が湧き、その水で目を洗うと眼病によいとされた話があります。穴八幡宮の横穴、隣の放生寺、近くの塚、霊水、高田富士。早稲田のこのあたりは、学校や駅前の町として見る前に、土の中のもの、湧く水、人工の山がいくつも語られてきた土地なんですね。
戸塚という地名にも、富塚や十塚に由来するという説があります。いま何気なく歩いている地名の中に、塚の字が残っている。穴八幡宮の「穴」という名前も、そうした土地の凹凸や、地中から現れたものを思わせる名前です。
穴八幡宮の見どころ・パワースポット

社殿と境内は、八幡信仰を感じる見どころです
穴八幡宮の社殿は、早稲田のにぎやかな通りから少し入ったところにあります。石段を上がり、門をくぐって拝殿へ向かうと、ここが源義家や高田馬場の由緒を持つ八幡宮であることが見えてきます。
社殿そのものは、八幡神をまつる中心の見どころです。応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱を拝む場所であり、一陽来復、蟲封じ、流鏑馬の信仰もここに帰ってきます。
参拝の時は、御祭神の名前をただ並べて見るより、父・母・子の三柱として見ると、少し受け取り方が変わります。父の仲哀天皇、母の神功皇后、子の応神天皇。この三柱の後ろに、海を渡る神話と八幡信仰があるんですね。
一陽来復御守の授与は、冬至から節分の信仰の場です
穴八幡宮の名を広く知らしめているのが、一陽来復御守です。授与の時期は冬至から節分まで。金銀融通を願う人々が、この時期に多く参拝します。
これは、いわゆる金運のパワースポットとして語られることもあります。ただ、御守の話をよく見ると、冬至に陽が戻ること、龍神から授かった小槌、福を家に迎える作法が出てきます。お金の願いだけでなく、冬の底から春へ向かう暦の節目を家に入れる信仰なんですね。
授かった御守は、冬至、大晦日、節分のいずれかの夜中十二時におまつりする作法があります。時間を合わせるところまで含めて、一陽来復の信仰なのです。
布袋像の水鉢は、文化財としての見どころです
境内には、布袋尊が水鉢を抱える石造の水鉢があります。布袋尊は七福神の一柱としても知られる福の神です。
この水鉢は、江戸時代の造立と伝わる文化財です。布袋尊が丸い水鉢を抱える姿は、福の神と水の道具が一つになった形をしています。穴八幡宮では一陽来復の小槌、金銀融通の御守がよく知られますが、境内には福を受ける布袋尊の姿もあるんですね。
福の神、冬至の小槌、龍神の宝器、金銀融通。穴八幡宮の境内では、福をもたらす道具や神仏が、いくつもの姿で出てきます。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 春日大社 | 松尾大社 | 新田神社 |
| 水属性 | 天河大弁財天社 | 田村神社 | 東京大神宮 |
| 火属性 | 北口本宮冨士浅間神社 | 阿蘇神社 | 愛宕神社 |
| 風属性 | 西宮神社 | 石浦神社 | 石上神宮 |
| 空属性 | 大山阿夫利神社 | 調神社 | 鳩森八幡神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
