五條天神社の神社属性は、水属性です。
五條天神社は、上野公園の中にある、薬祖神を祀る神社です。ご祭神の少彦名命(すくなひこな)は、海の向こうから小さな舟に乗って現れた神様で、大己貴命(おおなむじ)とともに国づくりを進めたと語られます。薬の神様なのに、最初に出てくる姿は、ガガイモの実の舟と、虫の皮の衣なのです。
この記事ではそんな五條天神社についてご紹介いたします。まずは五條天神社の属性相性から見ていきましょう。

水属性の五條天神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 五條天神社の属性 | 水属性 |
| 相性の悪い属性 | 火属性・地属性 |
| 相性の良い属性 | 水属性・風属性・空属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは五條天神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
五條天神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区上野公園4-17 |
| ご祭神 | 大己貴命、少彦名命 |
| ご利益 | 病気平癒、健康祈願、医薬守護、学業成就など |
| 祭事 | 例大祭、うけらの神事など |
| 公式HP | →五條天神社の公式サイトはこちら |
五條天神社は、薬祖神である大己貴命と少彦名命を祀る神社です。相殿には菅原道真公(すがわらのみちざねこう)も祀られており、病気平癒や健康祈願のほか、学業成就でも参拝されています。
由緒では、日本武尊(やまとたける)が東へ向かう途中、上野の古名である忍ヶ岡(しのぶがおか)で薬祖神二柱の加護に感謝して祀ったのが始まりと伝わります。上野公園のにぎわいの中にありますが、神社の奥には薬、病、古墳、天神、稲荷まで、かなり古い話が入っているんですね。
五條天神社にまつわる話
海から来た小さな薬の神、少彦名命
五條天神社のご祭神である少彦名命は、医薬の神様として知られています。大己貴命とともに、国づくりを進め、人や家畜の病を治す方法、まじない、酒造、温泉、穀物に関わる知恵を広めた神様です。
この少彦名命の登場が、かなり不思議なんですね。
『古事記』では、大国主命(おおくにぬし)の前に、海の向こうから小さな神がやって来ます。乗っていたのはガガイモの実の舟、着ていたのは蛾の皮のような衣です。
しかも、大国主が名前を聞いても、その小さな神は答えません。そこでヒキガエルが出てきて、「クエヒコなら知っているでしょう」と言います。クエヒコは、田んぼに立つかかしの神です。歩けないけれど天下のことを知っている、という妙な神様なんですね。
そのクエヒコが、この小さな神は神産巣日神(かみむすひ)の子、少彦名命だと明かします。
薬の神様の出発点に、海、豆粒のような舟、虫の衣、ヒキガエル、かかしが出てくる。病を治す神様なのに、登場する道具や動物は、田畑や水辺の小さなものばかりです。
五條天神社で少彦名命を拝むとき、医薬という言葉の奥に、草の実、虫、カエル、かかしまで入ってきます。薬は薬棚の中から急に生まれたものではなく、草や水辺や田んぼをよく見ていた人たちの知恵から出てきたものなのですね。
大己貴命は、大国主命の別の顔
もう一柱のご祭神、大己貴命は、大国主命の別名として語られます。出雲の国づくりで知られる神様です。
大国主は、縁結びの神様として有名ですが、『古事記』の中ではずいぶん苦労します。兄神たちに何度も命を狙われ、焼けた石を抱かされ、木に挟まれ、根の国へ逃げ、そこでスサノオの試練を受けます。
その大国主が、やがて少彦名命と出会い、国づくりを進めます。大きな国を背負う神と、小さな舟で来た神が組む。名前からして大きい神と小さい神です。
五條天神社の薬祖神は、この二柱です。大きな国をまとめる神と、草の実の舟で来た小さな神。人の病、家畜の病、酒、温泉、まじない。暮らしの不調をどうにかする知恵は、この大小の神の組み合わせから語られてきました。
だから五條天神社の病気平癒は、神様に丸投げする願いというより、身体を治す方法を神から授かる感覚に近いのです。薬を作る、湯に入る、祈る、食べる、休む。昔の人にとって、それらはきれいに分かれたものではなかったんですね。
五條天神の「天神」は、菅原道真公より古い天神
五條天神社には、菅原道真公も祀られています。道真公は学問の神様としてよく知られる天神さまです。
そのため、五條天神社も学業成就の神社として参拝されます。1月25日の初天神には、鷽替え神事(うそかえしんじ)も行われます。木で作られた鷽鳥(うそどり)を受け替え、前年の悪いことを「うそ」にして、吉へ改める神事です。
この「天神」という言葉には、道真公より前の意味もあります。天の神を祀る神社としての天神です。五條天神社は、薬祖神を祀る天の神の社として始まり、のちに道真公が相殿に祀られました。
医薬の神社に、学問の神様が入ってきた形です。
薬も学問も、知ることから始まります。どの草を使うのか、どの病に効くのか、どう煎じるのか、どう祈るのか。少彦名命の薬の知恵と、道真公の学問の知恵が、上野の同じ社殿に並んでいるのです。
上野の山と、摺鉢山古墳
五條天神社の古い鎮座地として語られるのが、天神山です。これは現在の上野公園に残る摺鉢山古墳(すりばちやまこふん)と関わります。
摺鉢山古墳は、上野の山にある前方後円墳です。上野と聞くと、博物館、美術館、動物園、不忍池のイメージが先に来ますが、その地面には古墳時代の墓も残っています。
五條天神社の始まりが忍ヶ岡と語られるとき、そこは江戸の行楽地になる前の上野です。さらに寛永寺が建ち、江戸の名所になり、幕末には上野戦争の舞台にもなり、明治以降は公園になります。
五條天神社は、上野の山が古墳の丘から寺の境内へ、そして公園へ変わるあいだに、場所を移しています。江戸時代には上野広小路の黒門前のあたりへ移り、さらに山下のにぎわいの近くにも鎮座しました。現在の地へ戻ったのは昭和のはじめです。
薬祖神を祀る小さな社が、上野の山の変化に合わせて動いてきた。五條天神社を見ると、上野公園の地面の下に、江戸より古い時間があることが分かります。
五條天神社の小話や裏話、豆知識

うけらの神事は、薬草を焚いて病鬼を追う節分
五條天神社の行事で印象が強いのが、節分の「うけらの神事」です。
うけらは、白朮(びゃくじゅつ)とも呼ばれる薬草です。神事のあいだ、この薬草を焚きます。そこへ方相氏(ほうそうし)という、鬼を追う役が出てきて、弓矢で四方を清めます。
さらに病鬼との問答が行われ、最後に豆まきで鬼を退けます。
節分の豆まきは各地にありますが、五條天神社では薬祖神の神社らしく、病をもたらす鬼を相手にします。豆をまく前に、薬草の煙がある。病気平癒の神社で、病の鬼と問答するのです。
この神事を見ると、昔の病は、身体の中だけの問題として考えられていなかったことが分かります。鬼が来る。薬草を焚く。弓で四方を清める。言葉で問答する。豆で追う。医薬と祈りが同じ場所で動いているんですね。
鷽替え神事と、うそを吉に替える鳥
1月25日の初天神には、鷽替え神事が行われます。鷽は鳥の名前で、天神さまの神事によく出てきます。
「うそ」という音から、悪いことを嘘にして、吉へ替えるという願いがこめられました。前年に受けた鷽鳥を新しいものに替え、罪や災いを祓います。
五條天神社では、薬祖神の少彦名命と大己貴命が中心に祀られています。そこへ道真公の天神信仰が加わり、鷽鳥が出てくる。
薬の神様の社に、鳥の神事が入っているのですね。少彦名命の話にはヒキガエルやかかしが出てきますし、初天神には鷽鳥が出てきます。五條天神社は、病や学問の願いのそばに、小さな生きものの名がよく現れる神社でもあります。
花園稲荷神社と、穴稲荷の上野
五條天神社のすぐそばには、花園稲荷神社があります。朱い鳥居が並ぶ、上野公園でも目を引く場所です。
花園稲荷は、かつて忍岡稲荷、穴稲荷とも呼ばれました。上野の山にあった洞穴に関わる稲荷信仰です。幕末の上野戦争では、穴稲荷門のあたりが戦いの舞台にもなりました。
五條天神社は薬祖神の社、花園稲荷は稲荷信仰の社です。隣り合っているため一緒に参拝する人も多いですが、それぞれ違う由緒を持っています。
上野の山には、薬の神、天神、稲荷、古墳、寛永寺、戦場の跡が近い距離にあります。歩いていると観光地の公園ですが、少しずつ見ていくと、神社ごとに違う上野の顔が出てくるんですね。
五條天神社の見どころ・パワースポット

薬祖神を祀る社殿
五條天神社の社殿は、病気平癒や健康祈願を願う人が参拝する中心の場所です。大己貴命と少彦名命という薬祖神を祀るため、医薬に関わる人や、病の回復を願う人にも信仰されています。
少彦名命の神話を知ってから拝むと、社殿の前で思い出すものが増えます。海から来た小さな神、ガガイモの舟、蛾の皮の衣、ヒキガエル、かかし。薬の神様のまわりには、草や虫や田んぼのものがいます。
病気平癒のパワースポットとして参拝される場所ですが、神話の中では、薬は自然の細かなものを見つめる知恵として出てきます。
うけらの神事
うけらの神事は、五條天神社らしさが強く出る祭事です。節分に行われ、薬草を焚き、方相氏が弓矢で四方を清め、病鬼を退けます。
これは厄除けや病気平癒を願う神事です。見どころとしては、豆まきの前に薬草の煙と病鬼の問答があるところが印象的です。
病を鬼として外へ出し、薬草で清め、豆で祓う。医薬祖神の神社で行われる節分として、五條天神社を象徴する行事なんですね。
花園稲荷神社と朱の鳥居
花園稲荷神社は、五條天神社の参拝とあわせて訪れたい見どころです。朱の鳥居が続く参道は、上野公園の中でも人気があります。
稲荷信仰の場所として、商売繁盛や縁結びを願う人にも親しまれています。かつて穴稲荷とも呼ばれたように、上野の山の地形や洞穴信仰とも関わる神社です。
五條天神社で薬祖神に参り、花園稲荷神社で稲荷の鳥居をくぐる。上野公園の中で、医薬の神と稲荷の神を続けて参れる場所になっています。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
