三峯神社の神社属性は、風属性です。
奥秩父の山上に鎮まる三峯神社には、日本武尊(やまとたけるのみこと)を山へ導いた山犬の話が伝わります。
山の中で道を示した狼は、のちに「御眷属(ごけんぞく)」として家や地域へ迎えられ、火難や盗難を防ぐ守りとして信仰されてきました。山の奥にいる神の使いを、一年だけ里へ借りる。三峯神社には、そこから始まる不思議さがあるんですね。
この記事ではそんな三峯神社についてご紹介いたします。まずは三峯神社の属性相性から見ていきましょう。

風属性の三峯神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 三峯神社の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、参拝して大丈夫です。属性は相性を楽しむための目安なので、安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは三峯神社の基本情報と、普段の参拝では気づきにくい話をご紹介していきますね。
三峯神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県秩父市三峰298-1 |
| ご祭神 | 伊弉諾尊、伊弉册尊 |
| ご利益 | 厄除け、火難除け、盗難除け、夫婦円満など |
| 祭事 | ごもっとも神事、奥宮山開祭など |
| 公式HP | →三峯神社の公式サイトはこちら |
三峯神社は、埼玉県秩父市の奥秩父、標高約1,100メートルの山中に鎮まる古社です。ご祭神は、国生みの夫婦神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)。山犬を神の使いとする御眷属信仰で知られ、火難除けや盗難除けを願う人々に長く崇敬されてきました。
妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)の山頂には奥宮があり、山そのものへ参る信仰も今に残っているんですね。
三峯神社にまつわる話
日本武尊を導いた山犬
三峯神社の始まりには、日本武尊の東国平定の話があります。
日本武尊は、東国へ向かう途中でこの山に登ったと伝わります。山は高く、谷は深く、いまのような道もない時代です。そこで尊を導いたのが、山犬でした。
山犬は、尊を山中で案内し、三峯の地へたどり着かせたとされます。尊はこの山の清らかな様子を見て、国生みの神であるイザナギとイザナミを祀りました。山で道を失う人間を、山の獣が導く。しかもその先に祀られるのは、国土を生んだ夫婦神なのです。
この山犬は、のちに三峯神社の御眷属として信仰されます。御眷属とは、神さまに仕える存在のことです。三峯では狼、山犬、お犬様とも呼ばれ、家や村を守る力を持つものとして大切にされてきました。
日本武尊の話には、ほかの土地でも白い犬や狼が出てきます。武蔵御嶽神社では白狼が尊を導き、大口真神(おおくちまがみ)として祀られます。宝登山神社では、山火事にあった尊を神犬が助けたと伝わります。秩父や奥多摩の山には、道に迷う人、火に囲まれる人、山を越えようとする人のそばに、犬や狼が現れる話があるんですね。
国生みの夫婦神が山上に祀られる
三峯神社のご祭神であるイザナギとイザナミは、『古事記』や『日本書紀』で国生みを行う夫婦神です。二神は島々を生み、山の神、海の神、風の神、木の神など、多くの神々を生んでいきます。
ところが、この夫婦神の話は穏やかな夫婦円満の話として進みません。イザナミは火の神を生んだことで命を落とし、イザナギは亡き妻を追って黄泉(よみ)の国へ向かいます。そこで見てはいけない姿を見てしまい、イザナミに追われ、黄泉の国から逃げ帰ることになるのです。
逃げ帰ったイザナギは、けがれを落とすために禊(みそぎ)をします。その禊から、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、須佐之男命(すさのおのみこと)が生まれます。国を生んだ夫婦神の物語は、火、死、黄泉、禊、そして新しい神々の誕生へ進んでいくんですね。
三峯神社では、その二神が山上に祀られています。山犬に導かれた日本武尊が、山川の清らかさを見て国生みの神を祀る。水のきれいな山で、黄泉から戻ったイザナギの禊まで思い出される。三峯のご利益に厄除けや火難除けが見られるのも、この神話を知ると少し違う顔を見せます。
御眷属を「借りる」という信仰
三峯神社には、御眷属拝借という信仰があります。これは、神の使いである狼の御神札を一年間受け、家や地域を守っていただくものです。受けた御眷属は、一定の期間を経て返します。
ここが三峯らしいところです。狼を祀る、狼に願う、という形に加えて、狼の力を里へ迎えるのです。山にいるはずの神の使いが、火事や盗難、災いから暮らしを守るために、家の中へ来る。しかも、ずっと自分のものにするのではなく、借りて、返すんですね。
山村では、狼は鹿や猪を追う存在として大切に見られました。畑を荒らす獣を追う狼は、農作物を守るものでもありました。江戸や関東平野では、三峰講を通して火防や盗難除けの信仰が広まっていきます。山で獣を追う狼が、里では火や盗人を追う。役目の向きが、暮らしの場所に合わせて変わっていったのです。
三峯神社の小話や裏話、豆知識

「三峯」は三つの山から来ている
三峯という名は、雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の三つの峰に由来すると伝わります。景行天皇(けいこうてんのう)が三山の美しさを見て「三峯の宮」と称したという話も残ります。
現在、三峯神社の奥宮があるのは妙法ヶ岳の山頂です。山の名前に「妙法」とあるところに、神社の山でありながら仏教や修験の山でもあった時代が見えてきます。妙法とは、仏の教えを指す言葉として使われてきました。三峯という山の名の中に、神道、仏教、山を歩く修験者の世界が入っているのです。
三峯は荒川の水源域に近い山
三峯神社のある奥秩父は、荒川の上流域にあたります。荒川は秩父山地から関東平野へ下り、やがて東京湾へ向かう大きな川です。
社伝では、日本武尊がこの山の山川の清らかさを見て、イザナギとイザナミを祀ったとされます。ここでいう山川は、景色をほめる言葉としても読めますし、水源の山としての実感もあります。山の上に国生みの神を祀り、その山から関東へ水が下っていく。三峯神社の由緒は、山の高さと水の始まりを一緒に見せてくれるんですね。
三峯大権現の山だった時代
三峯神社には、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の歴史もあります。神仏習合とは、日本の神と仏の信仰が一緒に祀られていたあり方です。
古くは役小角(えんのおづぬ)が修行したとされ、のちに弘法大師空海(くうかい)が十一面観音を安置したという話も伝わります。江戸時代には三峯大権現として信仰を集め、観音院高雲寺という寺院の姿も持っていました。
明治の神仏分離によって、三峯大権現は現在の三峯神社へと改められます。いま境内を歩くと神社として参拝しますが、その背後には観音、修験、権現信仰の時代があります。山犬の信仰も、山を歩く修験者や講の人々によって、関東の各地へ運ばれていったのでしょう。
ごもっとも神事の不思議な道具
三峯神社の節分には、「ごもっとも神事」があります。ここで使われるのが、「ごもっとも様」と呼ばれる長いすりこぎ形の道具です。
年男が豆をまくと、添人が「ごもっともさま」と声を上げ、ごもっとも様を突き出します。ごもっとも様はヒノキで作られ、頭にはしめ縄、根元には蜜柑が二つ付けられます。願われるのは、五穀豊穣、夫婦和合、子宝、家内安全、悪霊退散などです。
豆をまく節分の中に、すりこぎ、ヒノキ、蜜柑、しめ縄が出てくる。夫婦神を祀る三峯神社で、夫婦和合や子宝を願う道具が突き出される。神話のイザナギとイザナミの話を思い出すと、この祭りの道具の形まで、なかなか濃いものに見えてきます。
三峯神社の見どころ・パワースポット

三ツ鳥居と狼の像
三峯神社の入口で目に入りやすい見どころが、三ツ鳥居です。三つの鳥居を組み合わせた形で、三峯という名ともよく合います。
鳥居のそばには、狛犬の位置に狼の像が置かれています。三峯神社では、狼が神の使いとして信仰されてきました。境内へ入る前に、まず狼が迎える。日本武尊を導いた山犬の話を知ってから見ると、入口からすでに三峯らしい信仰が始まっているんですね。
拝殿と御神木
三峯神社の拝殿は、色鮮やかな彫刻が見どころです。山深い場所にありながら、装飾は力強く、細部までよく作り込まれています。
拝殿の近くには御神木があり、参拝者が手を合わせる場所としても親しまれています。御神木は信仰上のパワースポットとして語られることがありますが、願いを決めつける場所ではありません。三峯の山に育つ木として、山の神さまへ祈りを向ける場所なのです。
妙法ヶ岳の奥宮
三峯神社の奥宮は、妙法ヶ岳の山頂に鎮まります。登山を伴う場所で、毎年5月3日には奥宮山開祭が行われます。
奥宮は、三峯神社の信仰上のパワースポットです。本殿のある境内からさらに山へ入り、岩場や尾根を進んだ先に祈りの場所があります。山犬に導かれた日本武尊の話、三つの峰の名、修験の山としての歴史が、ここで一つの山道になります。
山の上の社へ向かう参拝は、観光の見どころとしても印象に残ります。ただ、天候や体力に左右される場所なので、無理をせず、登山の準備をして向かうのが大切です。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
