阿佐ヶ谷神明宮の神社属性は、水属性です。
東京都杉並区の阿佐ヶ谷駅近くに鎮まる阿佐ヶ谷神明宮は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「阿佐谷のお伊勢さま」です。この神社の由緒でまず目を引くのは、伊勢の宮川から持ち帰られた霊石の話なんですね。
太陽の神を祀る神明宮なのに、始まりの奥には、伊勢へ入る前に身を清めた川の石が置かれています。阿佐谷という地名も、桃園川の浅い谷地へ話が進んでいくので、神社名、土地、水の話が同じところへ集まってきます。
この記事ではそんな阿佐ヶ谷神明宮についてご紹介いたします。まずは阿佐ヶ谷神明宮の属性相性から見ていきましょう。

水属性の阿佐ヶ谷神明宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 阿佐ヶ谷神明宮の属性 | 水属性 |
| 相性の悪い属性 | 火属性・地属性 |
| 相性の良い属性 | 水属性・風属性・空属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは阿佐ヶ谷神明宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
阿佐ヶ谷神明宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都杉並区阿佐谷北1-25-5 |
| ご祭神 | 天照大御神 |
| ご利益 | 厄除(八難除)、開運、家内安全、良縁祈願など |
| 祭事 | 例祭、八重垣祭など |
| 公式HP | →阿佐ヶ谷神明宮の公式サイトはこちら |
阿佐ヶ谷神明宮は、JR阿佐ヶ谷駅北口から歩いてすぐの場所にある神社です。天照大御神を主祭神とし、境内の御垣内三殿には、中央に天照大御神、右に月読命(つくよみのみこと)、左に須佐之男命(すさのおのみこと)が祀られています。
厄除、とくに八難除で知られ、手首やかばんにつけられる「神むすび」や、刺しゅう入りの御朱印符でも親しまれています。
阿佐ヶ谷神明宮にまつわる話
伊勢の宮川から持ち帰られた霊石
阿佐ヶ谷神明宮の由緒でまず出てくる古い話に、日本武尊(やまとたけるのみこと)の休息があります。日本武尊が東征から帰る途中、阿佐谷の地で休んだため、その武功を慕った村人が旧社地に一社を設けたと伝わるんですね。その旧社地は、いまの阿佐谷北5丁目あたりにあった「お伊勢の森」です。
そのあと、建久年間に土地の人である横井兵部(よこいひょうぶ)、一説には横川兵部(よこかわひょうぶ)が伊勢に詣でます。そこで神の霊示を受け、宮川の霊石を持ち帰って神明宮に安置したと伝わります。この霊石は、いまも御神体として本殿の奥深くに鎮まっているとされます。
宮川は、伊勢の外宮である豊受大神宮の禊川(みそぎがわ)とされ、古くは豊宮川とも呼ばれました。伊勢へ向かう旅人は、この川でけがれを祓ってから神宮へ参ったといわれます。
阿佐ヶ谷神明宮に来たのは、アマテラスの名に加えて、伊勢へ入る前に身を清める川の石でもあったんですね。
三貴子が並ぶ三つの社殿
阿佐ヶ谷神明宮の御垣内三殿では、中央に天照大御神、右に月読命、左に須佐之男命が並びます。社殿の装飾にも、天照大御神は太陽、月読命は月、須佐之男命は海があしらわれています。太陽、月、海が、阿佐谷の一つの境内に横に並ぶ形なんですね。
この三柱は、『古事記』で伊耶那岐命(いざなぎのみこと)の禊から生まれる三貴子です。
黄泉国から戻ったイザナギが体を洗い、左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノオが生まれました。水でけがれを落とした場面から、太陽の神が生まれる。ここで少し話がねじれます。
『日本書紀』の一書では、月夜見命(つくよみのみこと)が保食神(うけもちのかみ)を殺したため、天照大神が怒り、日と月が一日一夜を隔てるようになったと語られます。
月の神が食物の神を殺して、太陽と離れる。しかも、食物の神を殺す話は『古事記』ではスサノオの役に移ります。阿佐ヶ谷神明宮で月と海の神が左右に並ぶと、この二柱のあいだにある古い役割の近さまで見えてくるんですね。
浅い谷の阿佐谷と、いまは見えない桃園川
阿佐谷という地名は、桃園川の浅い谷地から「浅ケ谷」と呼ばれたことに由来するという説があります。現在の町名は「阿佐谷北」「阿佐谷南」ですが、駅名や神社名には「阿佐ヶ谷」の表記が残っています。文字の「ケ」が、地名の古い手触りを少し残しているんですね。
桃園川は、天沼弁天池と呼ばれた湧水池を水源に、阿佐谷、馬橋、高円寺を東へ流れ、神田川へ合流していました。流域には縄文時代後期の小山遺跡もあり、川沿いの台地はかなり古くから人の暮らす場所でした。
川底の浅い小河川だったため、大雨でたびたびあふれ、昭和30年代半ばから暗渠、つまり地下水路へ姿を変えています。
伊勢の宮川から来た石が、桃園川の浅い谷の村に鎮まる。阿佐ヶ谷神明宮の由緒は、伊勢参りの話であり、同時に阿佐谷の地形の話でもあるんですね。
阿佐ヶ谷神明宮の小話や裏話、豆知識

八重垣祭の名は、スサノオが家を作る歌へ行く
阿佐ヶ谷神明宮では、海の日に八重垣祭が行われます。この祭りは須佐之男命の例祭で、「八重垣」という名は出雲のスサノオの話へ進みます。
スサノオは、高天原で大騒ぎをして追放された神です。そのあと出雲へ降り、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、櫛名田比売(くしなだひめ)を妻に迎えます。このとき姫を櫛に変えて自分の髪に挿すので、守るという言葉よりも、隠して戦うという動きが先に出ます。
大蛇を退治したスサノオは、須賀の地に宮を造り、「八雲立つ」の歌を詠みます。『古事記』では、ここが最初に歌の出る場面とされます。
泣いて、暴れて、追い出された神が、最後に家を作って歌う。阿佐ヶ谷の夏の祭りの名には、このスサノオの荒い履歴がそのまま入っているんですね。
阿佐ヶ谷囃子は、神社の祭りから周辺へ広まった音
阿佐ヶ谷神明宮の祭礼で聞かれる阿佐ヶ谷囃子(あさがやばやし)は、杉並区の無形民俗文化財です。江戸時代末期のころ、横川初五郎(よこかわはつごろう)・弁次郎(べんじろう)兄弟が手ほどきしたものと伝わります。
編成は大太鼓、小太鼓二人、笛、鉦(かね)の五人です。この囃子は阿佐ヶ谷から、井草、中野、戸塚、鷺ノ宮方面へ広まったといわれます。神社の祭りで鳴る音が、村の境を越えて別の土地の祭りへ渡っていったんですね。
神むすびと大和がさねに出てくる、月と糸
阿佐ヶ谷神明宮の授与品では、「神むすび」もよく知られています。月読尊の神むすびには、満月と三日月のチャームがつき、月の満ち欠けと再生が表されています。須佐之男尊の神むすびも通年で授与されています。
刺しゅう入りの御朱印符「大和がさね」は、美濃和紙と刺しゅうを重ねた御朱印符です。
紙に墨と朱印という形に、糸で季節や神のしるしが入る。
ツクヨミの月、スサノオの八重垣、アマテラスの太陽を見たあとにこの御朱印符を見ると、現代の授与品にも、三柱のしるしを手元へ持ち帰る感覚があるんですね。
阿佐ヶ谷神明宮の見どころ・パワースポット

御垣内三殿
御垣内三殿は、阿佐ヶ谷神明宮の中心となる見どころです。中央に天照大御神、右に月読命、左に須佐之男命を祀り、太陽、月、海の装飾がそれぞれにあしらわれています。
三貴子を一度に拝める場所なので、神話を知ってから見ると、社殿の並びがそのまま家族の配置に見えてきます。
太陽のアマテラスを中心に、月のツクヨミ、海のスサノオが左右にいる。静かに整った三殿の奥に、黄泉、禊、食物神殺し、追放、八岐大蛇退治まで入っているのが、この場所の見どころなんですね。
降臨殿
降臨殿は、祈祷を受ける場所であり、厄除や八難除を願う方にとってのパワースポットです。奥には天照大御神の荒御魂(あらみたま)と、伊勢の外宮の神である豊受大神(とようけのおおかみ)が祀られています。
荒御魂は、神のおだやかな姿である和御魂(にぎみたま)に対し、強くあらわれる神の働きとされます。阿佐ヶ谷神明宮で八難除を受けるとき、太陽の神の荒々しい働きと、外宮の食物を司る神の名が同じ祈祷の場に出てきます。厄を祓う場所に、伊勢の内宮と外宮の影がそろうんですね。
能楽殿と授与所
能楽殿は、阿佐ヶ谷神明宮の文化的な見どころです。能や狂言、祭礼の阿佐ヶ谷囃子、神楽などが奉納される場所で、鏡板には松が描かれています。神社の境内に、古い芸能を受ける舞台が用意されているんですね。
授与所では、神むすびや大和がさねも人気です。月読尊の神むすび、須佐之男尊の神むすび、刺しゅう入りの御朱印符など、参拝のあとに手元へ残るものにも、阿佐ヶ谷神明宮らしい太陽、月、海、糸の要素が出ています。
境内を見て、祭神の話をたどり、最後に授与品を受けると、社殿で見たしるしを小さく持ち帰るような参拝になります。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
