久能山東照宮の神社属性は、地属性です。
静岡市の久能山に鎮まる久能山東照宮は、徳川家康公を祀る最初の東照宮です。目の前には駿河湾が広がり、山上には国宝の御社殿、その奥には家康公の御遺骸を納めた神廟(しんびょう)があります。
この山は、はじめ観音を祀る久能寺の山となり、戦国時代には武田信玄公が城を築き、最後に家康公が神として祀られる場所になったのです。
この記事ではそんな久能山東照宮についてご紹介いたします。まずは久能山東照宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の久能山東照宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 久能山東照宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは久能山東照宮の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
久能山東照宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県静岡市駿河区根古屋390 |
| ご祭神 | 徳川家康公 |
| ご利益 | 出世開運、勝運、健康長寿、厄除けなど |
| 祭事 | 御例祭、秋季大祭など |
| 公式HP | →久能山東照宮の公式サイトはこちら |
久能山東照宮は、徳川家康公の遺命により、その御遺骸を久能山に納めたことから始まります。二代将軍・徳川秀忠公の命で社殿が造営され、元和3年に「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」の神号が贈られました。
現在の御社殿は国宝で、本殿・石の間・拝殿が一体となる権現造(ごんげんづくり)です。日光東照宮よりも早く建てられた、東照宮建築の原型とされる社殿なんですね。
久能山東照宮にまつわる話
家康公は、東照大権現という神になる
徳川家康公は、戦国の世を終わらせ、江戸幕府を開いた人物です。晩年は駿府城で過ごし、元和2年4月17日に亡くなると、遺命によって久能山へ葬られました。
その翌年、家康公には「東照大権現」という神号が贈られます。東照は、東から照らすという字です。家康公の眠る久能山は、駿河湾を見下ろす東海道の山。江戸を開いた人物が、死後は東を照らす神として祀られることになったのです。
ここで出てくる「権現」という言葉が、かなり濃いんですね。権現は、仏が人々を救うために、神の姿を借りて現れるという神仏習合の言葉です。家康公は武将として祀られたというより、仏のはたらきを持った神として祀られる形になりました。
この神号をめぐっては、金地院崇伝(こんちいんすうでん)や天海(てんかい)といった僧たちの考えも関わります。天海は、比叡山と日吉大社を背景にした山王一実神道(さんのういちじつしんとう)の立場から、権現号を強く押したとされます。家康公の死後、そこには政治の終わりでは済まない、神としてどう祀るかという大きな問題があったのです。
久能山は、観音の山から武田の城へ変わる
久能山東照宮の話は、家康公から始めると分かりやすいのですが、山の古い顔をたどると、推古天皇のころまで戻ります。
古い縁起では、秦氏(はたうじ)の人とされる久能忠仁(くのうただひと)がこの山を開き、観音菩薩を安置して、補陀落山久能寺(ふだらくさんくのうじ)と称したと伝わります。補陀落は、観音菩薩の浄土を指す言葉です。駿河湾を見下ろす久能山は、もともと観音の浄土を思わせる山として見られていたんですね。
久能寺は平安から鎌倉にかけて大きな寺になり、源頼朝公の寄進や、源義経公が笛を奉納したという話も伝わります。海の見える山の上に、観音の寺があり、武士たちの信仰も集まっていたのです。
その久能寺の山に目をつけたのが、武田信玄公でした。信玄公は久能山を要害と見て、寺を現在の鉄舟寺のあたりへ移し、山上に久能城を築きます。観音の山が、戦国の城になる。海を見下ろす山は、祈る場所であり、守る場所でもあったのですね。
武田氏が滅びると、駿河は徳川氏のものになります。家康公は久能山を大切にし、「駿府城の本丸と思うように」と語ったと伝わります。寺の山、城の山、そして家康公が眠る山。久能山東照宮の石段を上がると、この三つの時代を足で登っていくことになります。
西を向く神廟と、日光へ移る神
御社殿の奥には、家康公の御遺骸を納めた神廟があります。神廟は西向きに建てられていると伝わります。
久能山から西を見れば、家康公ゆかりの三河があります。鳳来寺、大樹寺、岡崎城。さらにその先には京の都があります。駿河湾を前にした山の上で、家康公の墓所は、海ではなく西を向いているのです。
家康公の遺命には、久能山に葬り、葬儀は江戸の増上寺で行い、位牌は三河の大樹寺へ立て、一周忌の後に日光へ勧請するという内容が伝わります。久能山は最初に葬られた場所、日光はその後に神霊を移した場所になります。
東照宮といえば日光を思い浮かべる人も多いのですが、最初に家康公を神として祀った山は久能山です。久能山で眠り、日光で関東を守る。家康公は死後も、駿府、江戸、三河、日光をまたぐ存在になったのです。
久能山東照宮に小話や裏話、豆知識

御社殿の鳥や動物は、戦の後の世を彫っている
久能山東照宮の御社殿は、極彩色の彫刻で知られます。玉垣や渡廊下には、鳥や動物、植物の彫刻が多くあります。
鳥では、小鳥、サギ、ツル、クジャク、タカ。動物では、狛犬、唐獅子、トラ、サイ、木ネズミ。さらに、カマキリやアゲハチョウまで彫られています。背景には梅、ガマ、ビワ、栗、粟などの植物もあります。
家康公を祀る社殿に、鳥や実りの彫刻が並ぶ。戦国の最後に立った神社で、武具や武将だけを前に出すのではなく、鳥がいて、実がなり、虫までいるんですね。天下泰平という言葉を、文字ではなく、社殿の彫刻に置いたような造りなのです。
家康公の洋時計は、スペイン船の救助から来ている
久能山東照宮には、家康公の洋時計が伝わります。これはスペイン国王フェリペ3世から家康公へ贈られた時計で、日本に残る古い西洋時計として知られます。
この時計のきっかけは、海難事故です。スペイン船サン・フランシスコ号が房総沖で遭難し、御宿の人々が乗組員を救助しました。その後、家康公は船を用意して、一行を帰国させます。その礼として贈られたのが、この洋時計でした。
神社の宝物なのに、話は急に太平洋を越えます。駿府の家康公、御宿の漁民、スペイン、メキシコ、そしてゼンマイ式の時計。家康公が晩年に駿府で行っていた外交の一部が、久能山に納められた小さな時計に残っているんですね。
節分の鬼撃木と、城の門を守る作法
久能山東照宮には、古儀節分祭があります。ここで出てくるのが、鬼撃木(おにうちぎ)です。
家康公が駿府城にいたころ、城の門ごとに鬼撃木を飾った故事にちなむと伝わります。節分といえば豆まきが思い浮かびますが、ここでは城の門を守る木が出てきます。鬼を追う行事が、家の玄関ではなく、城の門の作法として残っているのです。
久能山東照宮の祭事には、こうした家康公の暮らしや武家の作法が入り込んでいます。秋季大祭の巻藁式(まきわらしき)では、家康公が「東海一の弓取り」と呼ばれたことにちなみ、巻藁に矢を放ちます。神前で矢を射る所作に、武将としての家康公の顔が残るんですね。
久能山東照宮の見どころ・パワースポット

表参道の石段と一ノ門
久能山東照宮の表参道は、見どころです。麓から一ノ門まで、1,159段の石段を登ります。
この石段は「いちいちごくろうさん」と語呂合わせで呼ばれることもあります。登る途中で振り返ると、駿河湾が広がり、伊豆半島や御前崎の方まで見える日もあります。久能山が海を見下ろす山であることは、石段を登るほど体で分かるんですね。
国宝の御社殿
国宝の御社殿は、久能山東照宮を代表する見どころであり、家康公を祀る信仰の中心です。本殿、石の間、拝殿がつながる権現造で、漆塗り、金具、彫刻、彩色が細かく施されています。
日光東照宮より前に造られた東照宮建築として、後の東照宮の形にも影響を与えました。社殿を見るときは、豪華さだけを見るより、本殿と拝殿の間にある「石の間」に目を向けると、神さまの場と人が拝む場をどう結んだ建物なのかが分かりやすくなります。
神廟
御社殿の奥にある神廟は、家康公の御遺骸を納めた場所と伝わるパワースポットです。廟門から石段を上がった先に、静かに建っています。
神廟は西を向いているとされ、その先には家康公ゆかりの三河や京の都があります。家康公を祀る御社殿で拝んだ後、さらに奥の神廟まで進むと、ここが「東照宮の始まりの場所」であることがよく分かります。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 春日大社 | 松尾大社 | 新田神社 |
| 水属性 | 天河大弁財天社 | 田村神社 | 東京大神宮 |
| 火属性 | 北口本宮冨士浅間神社 | 阿蘇神社 | 愛宕神社 |
| 風属性 | 西宮神社 | 石浦神社 | 石上神宮 |
| 空属性 | 大山阿夫利神社 | 調神社 | 鳩森八幡神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
