伊勢山皇大神宮の神社属性は、地属性です。
桜木町から坂を上がった丘の上に、横浜総鎮守の伊勢山皇大神宮があります。祀られているのは、太陽をつかさどる天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。
明治3年、開港で人も物も一気に集まった横浜に、この神さまが迎えられました。港を見下ろす丘に太陽の神を祀る、という始まりからして、横浜らしい神社なんですね。
この記事ではそんな伊勢山皇大神宮についてご紹介いたします。まずは伊勢山皇大神宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の伊勢山皇大神宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 伊勢山皇大神宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは伊勢山皇大神宮の基本情報と、普段の参拝ではなかなか知ることができない話をご紹介していきますね。
伊勢山皇大神宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市西区宮崎町64番地 |
| ご祭神 | 天照大御神 |
| ご利益 | 家内安全、営業繁昌、交通安全、心願成就など |
| 祭事 | 例祭、新嘗祭など |
| 公式HP | →伊勢山皇大神宮の公式サイトはこちら |
伊勢山皇大神宮は、神奈川県横浜市西区にある神社です。横浜総鎮守、神奈川県宗社、そして「関東のお伊勢さま」として親しまれています。
明治3年に創建され、天照大御神を祀ります。現在の横浜らしい港町の景色の中にありますが、神社の始まりには、戸部の古社、野毛の丘、開港まもない横浜の人々が関わっているんですね。
神前結婚式、初宮詣、七五三、厄除、安産祈願、会社や商売の祈願でも参拝される神社です。桜木町駅や日ノ出町駅から歩いて行ける場所にありながら、坂を上がると港町のにぎわいから少し離れた境内へ入っていきます。
伊勢山皇大神宮にまつわる話
港を見下ろす丘へ来たアマテラス
伊勢山皇大神宮の始まりは、明治3年です。
横浜が開港してから、町は急に大きくなっていきました。外国人居留地ができ、商人や職人や役人が集まり、港には船が入り、道も切り開かれていきます。そういう町に、横浜のよりどころとなる神社を建てようとしたのが、当時の神奈川県知事、井関盛艮(いせきもりとめ)でした。
そこで再興されたのが、戸部の地にあった古い神明社です。神明社は、伊勢の天照大御神を祀る系統の神社です。その神を、港を一望する丘へ迎えたのが伊勢山皇大神宮なんですね。
この「丘」というのが、なかなか大事です。
伊勢山の周辺は、野毛山とも呼ばれてきました。「野毛」という地名には、突き出た場所や崖を意味する「ノツケ」から来たという説があります。いまのみなとみらいのあたりが海だったころ、野毛のあたりは海へ向かう高い土地でした。
そこに天照大御神が祀られたのです。『古事記』では、アマテラスは伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から帰り、身を清めたとき、左目から生まれます。右目からは月読命(つくよみのみこと)、鼻からは須佐之男命(すさのおのみこと)が生まれる。目と鼻から三柱の神が出てくる、神話らしい場面です。
その左目から生まれた太陽の神が、開港場を見下ろす横浜の丘へ迎えられました。海の町に、太陽の神。港へ入る船を見下ろす場所に、伊勢の神。ここから伊勢山皇大神宮の話が始まるんですね。
アマテラスは鏡の神でもあり、稲穂の神でもある
天照大御神というと、太陽の神という顔がまず出てきます。けれど、この神さまは鏡と稲穂の話を持っています。
天岩戸(あまのいわと)の話では、弟のスサノオが高天原(たかまのはら)で乱暴をしたため、アマテラスは岩戸の中へ隠れてしまいます。太陽の神が隠れるので、世界は暗くなります。
困った神々は、岩戸の前で祭りをします。天宇受売命(あめのうずめのみこと)が踊り、神々が笑い、外がにぎやかになる。アマテラスが少し岩戸を開けると、そこに鏡が差し出される。自分の姿を映した鏡を見て、外へ引き出されるのです。
太陽の神が、鏡に映った自分の光で外へ出てくる。伊勢の神宮で大切にされる八咫鏡(やたのかがみ)の話も、ここへ関わってきます。
そしてアマテラスは、稲穂を授ける神でもあります。天孫降臨の場面では、孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)が地上へ降りるとき、稲穂が託されます。太陽の神が、米を育てる神でもあるわけです。
伊勢山皇大神宮では、5月15日の例祭と、11月23日の新嘗祭(にいなめさい)が大きな祭事です。新嘗祭は、新しくとれた穀物を神さまに供え、収穫に感謝する祭りです。横浜の港町に祀られたアマテラスの奥に、米と稲穂の神話がちゃんと入っているんですね。
伊勢から横浜へ来た本殿
伊勢山皇大神宮のご本殿は、現在で三代目です。
この本殿は、伊勢の神宮で式年遷宮が行われたあと、内宮の旧社殿の一棟を移して建てられたものです。伊勢の式年遷宮は、20年に一度、社殿を新しく造り替える神宮の大きな祭りです。建物を新しくすることで、神さまを祀る場を清らかに保っていくのですね。
その伊勢にあった社殿が、横浜の丘へ来ました。
神明造(しんめいづくり)の社殿は、白木のまっすぐな美しさがあります。屋根の上には千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)があり、伊勢の神を祀る建物らしい姿を見せています。都市の中にある神社で、伊勢の社殿そのものを拝むことができる。これは伊勢山皇大神宮の大きな見どころです。
さらに面白いのは、前の本殿も別の土地へ渡っていることです。旧本殿は、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の鹿島御児神社へ譲られました。
伊勢から横浜へ、横浜から石巻へ。神社の社殿は、その土地に建って終わるものと思いがちですが、伊勢山皇大神宮では建物そのものが土地を渡っています。木で造られた神殿が、次の土地の祈りを受け持っていくのですね。
伊勢山皇大神宮の小話や裏話、豆知識

鳥居の数え方が、本殿に近いほうから始まる
伊勢山皇大神宮には、鳥居の数え方にも少し変わった話があります。
多くの神社では、一ノ鳥居、二ノ鳥居、三ノ鳥居と数えるとき、本殿から遠いほうを一ノ鳥居にすることが多いです。ところが伊勢山皇大神宮では、本殿に近いほうから一ノ鳥居、二ノ鳥居、三ノ鳥居と数えられています。
明治4年ごろの境内図には、一ノ鳥居、二ノ鳥居、三ノ鳥居が描かれていました。現在、三ノ鳥居は残っていませんが、一ノ鳥居と二ノ鳥居は改築を経ながら同じ場所にあります。
坂を上がって鳥居をくぐるとき、ふつうの感覚とは逆に数えられている。港町横浜の神社なのに、境内の中では本殿に近い場所から番号が始まるんですね。
杵築宮・子之大神には、出雲と伊勢外宮と海の神がいる
境内には、杵築宮(きづきのみや)・子之大神(ねのおおかみ)があります。
杵築という名前は、出雲大社の古い呼び名「杵築大社」を思わせます。ここで主神として祀られるのも、大国主命(おおくにぬしのみこと)です。大国主は出雲の神で、国造りの神、縁結びの神として知られています。
この社には、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)も祀られます。豊受姫は伊勢神宮の外宮の神で、食物をつかさどる神です。天照大御神が内宮なら、豊受姫は外宮。伊勢山皇大神宮の境内で、伊勢の内宮と外宮の神の名がそろうのです。
さらに須佐之男命、住吉大神、鹿島大神、香取大神も祀られています。スサノオはアマテラスの弟で、住吉大神は海の神、鹿島大神と香取大神は武神です。
野毛地区の氏神だった子神社も、ここに合祀されています。横浜総鎮守という大きな名の下に、野毛の氏神、出雲の神、伊勢外宮の神、海の神、武神が一つの社に入っている。境内社なのに、神々の顔ぶれがかなり濃いんですね。
大神神社の磐座は、三輪山の祈りを横浜に置いている
伊勢山皇大神宮には、大神神社(おおみわじんじゃ)の磐座(いわくら)もあります。磐座とは、神が降りる場所、または神を祀るための石の祭場です。
大神神社といえば、奈良県桜井市の三輪山に鎮まる古い神社です。三輪山そのものを神の山として拝み、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀ります。
大物主は、『古事記』や『日本書紀』にも出てくる神です。国造り、農業、酒造、薬、病気平癒に関わる神として信仰されてきました。三輪山の神は、姿をはっきり見せない神でもあります。夜に通ってくる夫の正体を知ろうとした女性が、針をつけた糸をたどると、それが三輪山へ続いていたという話もあります。
伊勢山皇大神宮の境内で、伊勢の神明造の本殿を拝み、その近くで三輪の磐座にも手を合わせる。白木の社殿と、石の祭場。神を祀る形の古さと新しさが、同じ境内で見られるのです。
伊勢山皇大神宮の見どころ・パワースポット

伊勢から移されたご本殿
ご本殿は、伊勢山皇大神宮の中心となるパワースポットです。
伊勢の神宮から移された社殿で、天照大御神を祀っています。白木の神明造、茅ぶきの屋根、千木と鰹木の姿に、伊勢の神を祀る建物の特徴が表れています。
横浜の街中にありながら、伊勢の社殿を受け継いだ本殿を拝める場所です。参拝では、まずここで横浜総鎮守の大神さまに手を合わせたいですね。
桜と港を望む境内
伊勢山皇大神宮の境内は、桜の見どころです。
春にはソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤマザクラが咲きます。かつては、港に入る船から満開の桜と大鳥居が見えたといわれ、伊勢山の桜は社紋にも関わっています。
標高のある丘に鎮まるため、境内には横浜の港町を見下ろす土地らしさがあります。桜の季節は景観としての見どころであり、横浜の人々がこの丘を大切にしてきたことが伝わる場所です。
杵築宮・子之大神と大神神社の磐座
杵築宮・子之大神と大神神社の磐座は、境内社のパワースポットです。
杵築宮・子之大神では、大国主命、豊受姫大神、須佐之男命、住吉大神、鹿島大神、香取大神などを祀ります。縁結び、産業、海上安全、武運、土地の守りといった祈りが一社に集まっています。
大神神社の磐座は、三輪山の大物主大神を祀る場所です。社殿の形で祀る神と、石を通して祀る神。その両方を同じ境内で拝めるのが、伊勢山皇大神宮のおもしろいところなんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
