上賀茂神社の神社属性は、火属性です。
京都市北区にある上賀茂神社は、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。ご祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)で、神話では、川上から流れてきた赤い矢から生まれた神さまと語られます。
水で身を清めていた母のもとへ、火と雷の気配を持つ矢が流れてくるんですね。そして生まれた御子神は、父を問われると盃を天に向け、屋根を破って雷鳴とともに天へ昇ります。
この記事ではそんな上賀茂神社についてご紹介いたします。まずは上賀茂神社の属性相性から見ていきましょう。

火属性の上賀茂神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 上賀茂神社の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは上賀茂神社の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
上賀茂神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
| ご祭神 | 賀茂別雷大神 |
| ご利益 | 厄除、方除、開運、雷除など |
| 祭事 | 賀茂祭(葵祭)、賀茂競馬など |
| 公式HP | →上賀茂神社の公式サイトはこちら |
上賀茂神社は、京都でもとても古い歴史を持つ神社で、山城国一之宮として知られています。平安京の北を守る社として朝廷からも重んじられ、現在は「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産にも登録されています。
厄除、方除、開運、雷除のご利益で親しまれ、5月の賀茂祭、いわゆる葵祭の社としても有名なんですね。
上賀茂神社にまつわる話
川から流れてきた丹塗矢と、屋根を破る御子神
上賀茂神社の話は、一本の矢から始まります。
『山城国風土記』の逸文に伝わる話では、賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)が、石川の瀬見の小川で身を清めていました。そのとき、川上から丹塗矢(にぬりや)が流れてきます。丹は赤い色、矢は神のしるしとして現れる道具です。玉依姫はその矢を持ち帰り、床のあたりに置いて祀ったところ、やがて御子を身ごもります。
この御子が、賀茂別雷大神です。
やがて御子が成長し、祖父にあたる賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が酒宴を開きました。そこで「父と思う神にこの盃を捧げなさい」と言われると、御子は盃を天に向け、屋根を破って昇っていきます。雷鳴とともに天へ帰る子。母は川で矢を拾い、子は家の屋根を破って去る。神話の中の賀茂別雷大神は、最初から人の家の中におさまりきらない神さまなんですね。
この丹塗矢の正体は、乙訓郡の火雷神(ほのいかづちのかみ)だったとも伝わります。
水辺で身を清めている女性のもとへ、火と雷の神が赤い矢になって流れてくる。上賀茂神社が「雷の神」を祀る社であることは、ここからすでに始まっているのです。
祖父の賀茂建角身命は、八咫烏にもなる
賀茂別雷大神の母は玉依姫、祖父は賀茂建角身命です。この賀茂建角身命が、また動きの大きい神さまです。
『山城国風土記』の逸文では、賀茂建角身命は日向の曾の峰に天降り、そこから大和の葛城山を経て、山代国の岡田の賀茂へ移ります。さらに川を下り、葛野川と賀茂川が出会うあたりを通り、最後には北山のふもとへ定まったと語られます。
上賀茂神社は京都の北にある古社ですが、その背後には、日向、葛城、山代、賀茂川を移動する神の足取りがあるんですね。
この賀茂建角身命は、神武天皇を導いた八咫烏(やたがらす)とも結びつけられます。八咫烏は三本足の烏として知られ、道に迷う者を導く鳥です。
上賀茂神社の重陽神事で行われる烏相撲では、烏の鳴きまねの所作があり、その後に子どもたちの相撲が奉納されます。雷神の祖父が烏になって天皇を導き、後の祭では人が烏の鳴き声をまねる。賀茂の神話は、鳥の姿でも境内に残っているのです。
神山に降りた神を、葵と馬で迎える
上賀茂神社の本殿の北北西には、神山(こうやま)があります。賀茂別雷大神は、この神山に降臨したと伝わります。上賀茂神社の社殿は、この神山を拝む形で建てられているんですね。
二ノ鳥居をくぐると、円すい形に整えられた立砂(たてずな)が見えます。これは神山をかたどったもので、頂には松葉が立てられています。神が降りた山を境内の砂で表す。遠くの山をそのまま持ってくるのではなく、砂で山の姿を作り、そこを神を迎える場にするのです。
賀茂祭、つまり葵祭も、この神迎えの話と深く関わります。玉依姫の夢に御子神が現れ、天羽衣、火、鉾、走馬、奥山の賢木、葵や楓の蔓を整えて祀れば、自分は再び来ると告げたと伝わります。葵祭で葵が飾られるのは、きれいな季節の草だからという話に収まりません。神を迎えるために、葵を身につけるのです。
走馬も同じです。
上賀茂神社の賀茂競馬は、宮中の競馬会が移されたものとされ、天下泰平や五穀豊穣を祈る神事です。神を迎えるために馬を走らせる。上賀茂神社では、山、葵、馬、雷が、祭の中で同じ方向を向いているんですね。
水の社にいる、雨を司る龍神
賀茂別雷大神は雷の神ですが、上賀茂神社の境内では水の話も濃く出てきます。東には御物忌川(おものいがわ)、西には御手洗川(みたらしがわ)が流れ、合わさってならの小川となります。夏越大祓では、人形をこのならの小川へ流して、半年のけがれを祓います。
境内の外へ出ると、この水は明神川となり、上賀茂の社家町を通ります。神官の家々は川沿いに並び、前庭へ水を引き、また川へ返してきました。神社の祓いの水が、社家の暮らしの中も通っていくのですね。
さらに境内の摂社、新宮神社には高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。高龗神は水を司る龍神で、祈雨や止雨の神として信仰されてきました。雷は雨を呼び、雨は川となり、川は祓いと暮らしに入っていく。上賀茂神社の雷神は、音だけで空に鳴っている神ではなく、水を地上へ連れてくる神でもあるのです。
上賀茂神社の小話や裏話、豆知識

もう一柱のカモの神も、建物を壊して飛んでいく
賀茂の神の話を追うと、奈良の葛城にも話が伸びます。『古事記』には、阿遅志貴高日子根神(あぢしきたかひこねのかみ)という神が出てきます。この神は「迦毛大御神(かものおおみかみ)」とも呼ばれ、大和の鴨氏と関係の深い神です。
この神の話も、かなり荒々しいんですね。
天若日子(あめわかひこ)の葬儀に来た阿遅志貴高日子根神は、亡くなった天若日子にそっくりだったため、死者が生き返ったと間違えられます。すると怒り、喪屋を切り倒し、蹴り飛ばして去ってしまいます。
上賀茂の賀茂別雷大神は、父を問われて屋根を破り、天へ昇る。葛城のカモの神は、死者と間違えられて喪屋を壊し、飛び去る。どちらの神も、人が用意した建物の中で静かに終わらないんですね。
賀茂という名は、京都の上賀茂・下鴨の中だけで完結しません。葛城の鴨、八咫烏の賀茂建角身命、川を上って北山へ来た祖神。上賀茂神社の雷神を見ていると、古いカモの神々が、山と川を使って移動していたことまで見えてきます。
片岡社では、母神が恋の神にもなる
上賀茂神社の境内にある片山御子神社は、片岡社とも呼ばれます。祀られているのは、賀茂別雷大神の母である賀茂玉依姫命(かもたまよりひめのみこと)です。
玉依姫は、丹塗矢を受けて雷神の御子を産んだ母神です。その一方で、片岡社は縁結び、子授け、安産の信仰でも知られています。神話では神の子を宿し、境内では人の縁や子どもを願う社として祈られているのですね。
紫式部も、この片岡社に参拝したと伝わります。「ほととぎす 声まつほどは片岡の もりのしずくに たちやぬれまし」という歌が残っています。
ほととぎすの声を待つあいだ、片岡の森のしずくに濡れて立っていよう、という歌です。神話の母神の社に、恋を待つ歌が置かれているのも、上賀茂神社らしいところです。
上賀茂神社の見どころ・パワースポット

立砂と本殿・権殿
立砂は、上賀茂神社を象徴するパワースポットです。
神山に降りた賀茂別雷大神を迎えるためのしるしで、砂で山の形を作っています。頂に立つ松葉は、神が降りる依り代として見ると分かりやすいですね。
本殿と権殿は、建築としての大きな見どころです。
現在の建物は江戸時代末期の造替で、どちらも国宝に指定されています。流造(ながれづくり)という神社建築の代表的な形で、正面の屋根が長く伸びる姿が特徴です。神山を拝む社殿と、神山をかたどる立砂を一緒に見ると、上賀茂神社が山を中心にした社だとよく分かります。
片岡社とならの小川
片岡社は、縁結び、子授け、安産を願うパワースポットです。
賀茂別雷大神の母神である玉依姫を祀る社なので、神話の中の母と、現代の願いが同じ場所に置かれています。恋愛成就を願う参拝者にも人気があります。
ならの小川は、浄化の場所として見たい見どころです。御物忌川と御手洗川が合わさって流れ、夏越大祓では人形を流す川になります。藤原家隆の歌に詠まれた川でもあり、境内の水が祓いと和歌の両方に残っているんですね。
大田神社と大田ノ沢のカキツバタ
上賀茂神社の境外摂社である大田神社は、芸能上達や延命長寿を願う社です。
ご祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)で、天岩戸の前で舞った神さまとして知られます。雷神の社の近くに、舞の神が祀られているのです。
大田神社のそばにある大田ノ沢は、カキツバタの名所として知られる見どころです。古い湿地の姿を残す場所で、初夏には紫の花が咲きます。藤原俊成も「神山や大田の沢のかきつばた」と詠みました。神山に降りた雷神の社から少し歩くと、湿地と花の神域があるんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
