平安神宮の神社属性は、地属性です。
平安神宮は、平安京を開いた桓武天皇(かんむてんのう)と、幕末の京都御所で時代の大きな転換期を迎えた孝明天皇(こうめいてんのう)を祀る神宮です。
朱色の大極殿や応天門を見ると平安時代の神社のように見えますが、創建は明治28年。京都が東京へ都の役目を譲ったあと、もう一度「平安京」を岡崎の地に建て直したような神社なんですね。
この記事ではそんな平安神宮についてご紹介いたします。まずは平安神宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の平安神宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 平安神宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは平安神宮の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
平安神宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
| ご祭神 | 桓武天皇、孝明天皇 |
| ご利益 | 開運招福、厄除け、家内安全、商売繁昌など |
| 祭事 | 時代祭、例祭 |
| 公式HP | →平安神宮の公式サイトはこちら |
平安神宮は、明治28年に平安遷都1100年を記念して創建されました。平安京の朝堂院をおよそ8分の5の規模で再現した社殿が並び、大極殿、応天門、蒼龍楼、白虎楼などが朱色の建物として広い境内に立っています。
京都三大祭の一つに数えられる時代祭も、平安神宮の祭です。京都御所を出た行列が平安神宮へ向かい、明治維新から平安京の時代へさかのぼるように進むため、祭の中で京都の長い歴史を一日で見ていく形になるんですね。
境内の奥には神苑があり、南・西・中・東の四つの庭を巡れます。紅しだれ桜、花菖蒲、杜若、睡蓮などが知られますが、この庭の水をたどると琵琶湖疏水(びわこそすい)に行き着きます。平安京の姿を写した神社の奥に、明治の京都を動かした水が入っているのです。
平安神宮にまつわる話
平安京を開いた天皇と、平安京で過ごした最後の天皇
平安神宮のご祭神は、桓武天皇と孝明天皇です。
桓武天皇は、延暦13年に都を平安京へ移した天皇です。奈良の都から長岡京を経て、今の京都へ都が移されました。平安神宮の社殿が朝堂院を模しているのは、この桓武天皇の平安京を目に見える形で置いたものなんですね。
もう一柱の孝明天皇は、仁孝天皇の皇子で、明治天皇の父にあたります。黒船来航後の通商条約、攘夷、公武合体、和宮降嫁という幕末の大きな出来事の中にいた天皇です。京都御所にいた最後の時代の天皇として、平安京の終わり際に立つ存在でもあります。
始まりの桓武天皇と、終わり際の孝明天皇。この二柱を祀るため、平安神宮は「平安時代の建物を再現した明治の神社」という一言では収まりきらない形をしています。794年の都づくりと、幕末の京都と、明治の京都復興が同じ境内に入っているんですね。
桓武天皇の母をたどると、百済の名が出てくる
桓武天皇の父は光仁天皇、母は高野新笠(たかののにいがさ)です。高野新笠は、『続日本紀』では百済の武寧王(ぶねいおう)を祖とする渡来人の子孫とされています。
平安京を開いた天皇の母方をたどると、海を越えてきた人々の名前が出てくるんですね。百済からは仏教や学問、技術も伝わりました。論語や仏教、寺院建築、唐風の都づくりまで考えると、平安京の朱の建物は、山に囲まれた京都盆地だけで生まれたものではなく、海の向こうの文化を受け取った都でもありました。
平安神宮の朱色の柱や碧瓦(へきがわら)を見る時、唐風の都を作ろうとした時代の手ざわりも少し混ざります。桓武天皇は京都に都を開いた人ですが、その血筋の中には、すでに別の国から来た文化が入っていたのです。
平安という名の前に、長岡京の早良親王がいる
桓武天皇の新しい都づくりは、まず長岡京から始まります。そこで出てくるのが、弟の早良親王(さわらしんのう)です。
早良親王は皇太子でしたが、藤原種継暗殺事件に関わったとされ、皇太子を廃されました。乙訓寺に幽閉され、淡路へ送られる途中で亡くなったと伝わります。その後、災いが続いたことで早良親王の怨霊が恐れられ、のちに崇道天皇(すどうてんのう)という名が贈られました。
平安京という名前は、文字だけ見るととても穏やかです。けれど、その手前には長岡京、暗殺事件、廃太子、怨霊を鎮めるための追号が置かれています。平安という名は、平らかで安らかな都を願って付けられた名前でもあるんですね。
時代祭は、京都が自分の歴史を神前に並べる祭
平安神宮を語る時、時代祭は外せません。
時代祭は、毎年10月22日に行われる平安神宮の大祭です。10月22日は、桓武天皇が平安京へ入った日とされます。行列は京都御所から平安神宮へ向かい、明治維新の時代から始まって、江戸、安土桃山、室町、鎌倉、藤原、延暦の時代へとさかのぼっていきます。
行列の最後に重要なのが、御鳳輦(ごほうれん)です。御鳳輦は、ご祭神の神霊が乗る輿(こし)のこと。時代祭は衣装行列として有名ですが、中心には桓武天皇と孝明天皇の御神霊が京都市中を巡る神幸があります。
つまり、京都の人々が自分たちの歴史を装束や道具にして並べ、その先にご祭神をお連れする祭なんですね。平安神宮が明治の神社であることも、この祭の形を見るとよく出ています。昔を懐かしむ祭というより、都を失ったあとの京都が、自分たちの都の歴史を神前に差し出した祭なのです。
平安神宮の小話や裏話、豆知識

神苑の水は、琵琶湖疏水の水でもある
平安神宮の神苑は、七代目小川治兵衛(おがわじへえ)によって作られた池泉回遊式庭園です。池のまわりを歩きながら景色を見る庭で、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑の四つに分かれています。
この庭の水には、琵琶湖疏水の水が使われています。琵琶湖疏水は、明治の京都が琵琶湖から水を引くためにつくった人工の水路です。舟を通し、田畑をうるおし、水力発電にも使われました。その電気は、京都の近代産業や電車にも関わっていきます。
平安神宮の庭は、王朝風の景色を見せながら、実際には明治京都の土木事業の水で動いているんですね。平安京を思わせる朱の社殿の奥で、近代京都の水が池を満たしている。ここはかなり平安神宮らしいところです。
臥龍橋は、橋だった石を龍の背に置く
中神苑の蒼龍池には、臥龍橋(がりゅうきょう)があります。池に置かれた飛び石の橋で、名前の通り、龍が伏せている姿に見立てられています。
この石には、三条大橋や五条大橋で使われていた石材が用いられたと伝わります。京都の町を渡していた橋の石が、神苑の池の中で龍の背になります。橋として川をまたいでいた石が、今度は池の上を歩かせる石になるんですね。
三条大橋と五条大橋というと、京都の町の往来そのものです。その石が平安神宮の庭に入ることで、神苑はただ静かな庭として完結せず、町の道具まで抱え込んでいます。
神苑の奥に、明治の電車が残る
平安神宮の神苑には、京都で走っていた古い電車も保存されています。明治の京都では、琵琶湖疏水の水力発電を使い、電気鉄道が走り始めました。
平安神宮の創建と第4回内国勧業博覧会、琵琶湖疏水、電車。これらは同じ明治の京都復興の時代に並んでいます。平安神宮という名前だけを聞くと古代へ向かう神社に見えますが、神苑の奥には、近代京都の交通と電気の話まで残っているんですね。
平安京を写した社殿、疏水の水、電車の車両。平安神宮は、古代をそのまま保存した場所というより、明治の京都が古代を見上げながら作った神社なのです。
平安神宮の見どころ・パワースポット

大極殿・応天門・蒼龍楼・白虎楼
大極殿(だいごくでん)と応天門(おうてんもん)は、平安神宮を代表する見どころです。どちらも平安京の朝堂院をもとに造られた建物で、朱色の柱、碧瓦、金色の鴟尾(しび)が目に入ります。
大極殿は外拝殿として参拝する場所です。本殿は一般には公開されませんが、大極殿の前に立つと、奥に祀られる桓武天皇と孝明天皇へ手を合わせる形になります。信仰上の中心としては、この大極殿前が参拝の軸になる場所です。
大極殿の左右には蒼龍楼と白虎楼があります。蒼龍は東、白虎は西を守る四神の名前です。平安京そのものも、四神に守られる都として語られることがあります。都を守る動物の名が、岡崎の社殿の左右にも置かれているんですね。
前庭には左近の桜と右近の橘があります。桜と橘は、宮中の儀式の場に置かれた植物です。朱の建物だけでなく、植物の配置まで平安京の儀式空間を思わせる形になっています。
神苑|水と花を巡る名勝庭園
神苑は、景観としての見どころです。国の名勝に指定されており、約3万平方メートルの広い庭を、池に沿って巡れます。
春は南神苑の紅しだれ桜、西神苑では白虎池の花菖蒲、中神苑では蒼龍池と臥龍橋、東神苑では栖鳳池(せいほういけ)と泰平閣(たいへいかく)が知られます。杜若や睡蓮も咲き、季節ごとに見る場所が変わります。
パワースポットとして語られる時は、水辺をゆっくり巡る場所として扱われることがあります。ここでいう水は、神話の水というより、琵琶湖疏水から引かれた明治京都の水です。平安京を模した神社の庭を、近代の水が満たしているところに、平安神宮の性格がよく出ています。
大鳥居と岡崎の神宮道
平安神宮の大鳥居は、岡崎の町を歩く時に先に目に入る見どころです。高さは約24メートル、幅は約18メートル。昭和天皇の大礼を記念して建てられた鉄筋コンクリート造の鳥居で、国の登録有形文化財です。
大鳥居は境内のすぐ前ではなく、神宮道の南側に立っています。鳥居をくぐってから応天門へ向かうまでの道そのものが、参道として伸びている形です。周囲には美術館や文化施設が並び、岡崎という土地が、神社だけでなく近代京都の文化地区として整えられてきたことも見えてきます。
平安京の中心を写した社殿が、平安京の中心地だった場所ではなく、白川や琵琶湖疏水に近い岡崎に建つ。ここに、平安神宮の少し不思議なところがあります。古代の都を、明治の京都が岡崎にもう一度置いたのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
