伊弉諾神宮の神社属性は、風属性です。
淡路島の多賀にある伊弉諾神宮は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)をまつる淡路国一宮です。
『日本書紀』には、国生みの神功を終えたイザナギが、最初に生んだ淡路島へ帰り、多賀に幽宮(かくりのみや)を構えたと語られます。国を生んだ神が、最後に戻った場所が、最初の島だったんですね。
この記事ではそんな伊弉諾神宮についてご紹介いたします。まずは伊弉諾神宮の属性相性から見ていきましょう。

風属性の伊弉諾神宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 伊弉諾神宮の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは伊弉諾神宮の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
伊弉諾神宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒656-1521 兵庫県淡路市多賀740 |
| ご祭神 | 伊弉諾尊、伊弉冉尊 |
| ご利益 | 夫婦円満、良縁、安産子宝、子孫繁栄など |
| 祭事 | 粥占祭、例祭・神幸式など |
| 公式HP | →伊弉諾神宮の公式サイトはこちら |
伊弉諾神宮は、地元で「いっくさん」とも呼ばれてきた神社です。平安時代にまとめられた『延喜式(えんぎしき)』には「淡路伊佐奈伎神社」の名が見え、淡路国一宮として崇敬されてきました。
国生み神話に関わる神社で、夫婦円満や良縁、安産子宝を願う人も多いところです。本殿の下には、イザナギの住まいの跡に築かれた神陵があると伝わります。
伊弉諾神宮にまつわる話
国を生んだ神が、淡路の多賀に身を隠す
『古事記』の国生みでは、天つ神から国土を整えるよう命じられたイザナギとイザナミが、天の浮橋に立ちます。手にした天沼矛(あめのぬぼこ)で海をかきまぜ、矛先から落ちた塩が固まって、自凝島(おのころじま)ができます。
その島へ降りた二神は夫婦となり、まず水蛭子(ひるこ)、次に淡島(あわしま)を生みます。けれど、この二柱は子の数に入りませんでした。二神はやり直し、あらためて生まれた最初の島が、淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)、いまの淡路島なんですね。
『日本書紀』では、イザナギは神としての仕事を終えたあと、淡路の洲に幽宮を構えて、静かに長く身を隠したと語られます。幽宮は「かくりのみや」と読み、姿を見せなくなった神の宮を思わせる言葉です。
伊弉諾神宮では、この幽宮が多賀の地にあったと伝わります。国を生み、神々を生み、最後は最初に生んだ島へ帰る。伊弉諾神宮の本殿下に神陵があるという話は、この帰還の話と一緒に置かれているのです。
黄泉から帰った父神と、三貴子
イザナミは火の神を生んだことで身を焼かれ、黄泉国(よみのくに)へ行ってしまいます。イザナギは妻を連れ戻しに行きますが、見てはいけない姿を見てしまい、黄泉の追っ手に追われます。髪飾りや櫛を投げ、最後には黄泉比良坂(よもつひらさか)の桃で追っ手を退ける話になります。
この夫婦の再会は、最後に大きな岩をはさんだ言い合いになります。イザナミが「一日に千人を殺す」と言うと、イザナギは「一日に千五百の産屋を建てる」と返す。夫婦神の話が、国の誕生から、人の死と誕生の数へ移っていくのです。
黄泉から戻ったイザナギは、日向の阿波岐原(あわきはら)で禊(みそぎ)をします。左の目を洗うと天照大御神(あまてらすおおみかみ)、右の目を洗うと月読命(つくよみのみこと)、鼻を洗うと須佐之男命(すさのおのみこと)が生まれます。アマテラス、ツクヨミ、スサノオという三貴子を生んだ父神が、淡路の多賀に鎮まるわけです。
流された子、蛭子命が大楠のそばにいる
国生みの最初に生まれた水蛭子は、葦船(あしぶね)に入れられて流されたと語られます。別の伝えでは、天磐櫲樟船(あめのいわくすふね)に乗せられたともされます。イザナギとイザナミの最初の子なのに、国生みの数には入らない子です。
伊弉諾神宮の境内では、夫婦大楠のそばにある岩楠神社に、蛭子命がまつられています。流された子が、夫婦の神の御神木のそばにいる。国の数に入らなかった最初の子の名が、夫婦円満や子孫繁栄の願いの近くに置かれているんですね。
蛭子命は、のちにえびす信仰とも重ねて語られる神です。海に流された子が、海から幸を運ぶ福の神へ向かう。伊弉諾神宮で蛭子命に触れると、国生み神話の最初の失敗が、境内の小さな社にまで顔を出してきます。
伊弉諾神宮の小話や裏話、豆知識

淡路の名にある、阿波への道と「吾恥」の話
淡路島は、『古事記』で淡道之穂之狭別島と書かれます。「淡道」は、阿波国へ行く道という意味で語られることがあります。海をはさんで四国へ向かう島として見れば、淡路という名そのものに航路の感じが入ってくるんですね。
『日本書紀』には、淡路島を最初に生んだものの、意にかなわなかったため淡路洲と名づけた、という少し苦い地名起源もあります。これを「吾恥(あはぢ)」のように読む説もあります。神話の最初の島なのに、名づけの話にはどこか拗ねたような言葉が入るのです。
淡路は、海産物を朝廷へ納める御食国(みけつくに)としても知られました。神話の島であり、海の幸を都へ送る島でもあった。国生みの最初の島という言葉の後ろには、海を渡る人、塩、魚、都へ向かう船もありました。
多賀という名が、近江の多賀大社にも顔を出す
伊弉諾神宮の鎮座地は、淡路市多賀です。この「多賀」という地名は、イザナギを語る時にもう一つの土地も呼び出します。
『古事記』の有力な写本には、イザナギが「淡海の多賀」に鎮まったと読めるものがあります。淡海は近江、いまの滋賀県の古い呼び名でもあり、近江の多賀大社にはイザナギ・イザナミをまつる信仰があります。
『日本書紀』は淡路の幽宮を語り、『古事記』の写本は淡海の多賀を見せる。淡路の多賀と近江の多賀、どちらにもイザナギの名が残ります。神話の父神は、古い文字の中でも、土地の由緒の中でも、ひとところに収まりきらないところがあるんですね。
粥占祭と湯立神楽、粥と熱湯で神意を見る
伊弉諾神宮では、一月十五日に粥占祭が行われます。粥占は、粥の状態を見て一年の作柄を占う神事です。国を生んだ神の宮で、その年にどれほど実るかを見る。国生みの大きな話が、田畑の一年へ降りてくるのです。
立春、立夏、立秋、立冬には、湯立神楽(ゆだてかぐら)も行われます。湯を沸かし、笹で湯を振るう祓いの神事です。
黄泉から帰ったイザナギは、けがれを祓うために禊をしました。水で祓った神の宮で、季節の変わり目に湯で祓う。水と湯、冷たさと熱さは違いますが、身を清めて次へ進むという点では、同じところを見ています。
伊弉諾神宮の見どころ・パワースポット

夫婦大楠と岩楠神社
夫婦大楠は、境内を代表する見どころであり、夫婦円満・良縁・安産子宝を願うパワースポットです。樹齢は約九百年、もとは二株だった楠が、成長するうちに一株になったと伝わります。淡路の地誌には「連理の楠」とも記されました。
この大楠は、イザナギ・イザナミ二柱の御神霊が宿る御神木として信仰されてきました。二柱の夫婦神をまつる神社で、二株の木が一本になる。木そのものが、境内で神話の夫婦を語っているようです。
大楠のそばには、蛭子命をまつる岩楠神社があります。夫婦の木のそばに、最初の子をまつる社があるため、ここでは夫婦、子授け、子孫繁栄の願いが一か所に集まります。
放生の神池
放生の神池は、表参道と社殿の間にある見どころであり、命に関わる願いを託してきた信仰上のパワースポットです。心身の病の命乞いには鯉を放ち、快癒すると長寿を願って亀を放つという信仰が伝わります。
放生とは、生きものを放して命を助ける行いです。ここでは、池に放つ鯉や亀が、願いの形をそのまま受け持っています。国生みの神社に、命を助け、長く生きることを願う池があるのです。
陽の道しるべ
陽の道しるべは、伊弉諾神宮を中心に、太陽の運行と各地の神社の位置を示す見どころです。境内に立つ円形のモニュメントで、真東に伊勢の皇大神宮、真西に対馬の海神神社が示されています。
夏至の日の出の方角には諏訪大社、日の入りの方角には出雲大社・日御碕神社。冬至の日の出の方角には熊野那智大社、日の入りの方角には高千穂神社が置かれています。
伊弉諾神宮には、日之少宮(ひのわかみや)という呼び名も伝わります。アマテラスが朝日の神として語られるなら、その父であるイザナギを夕日の神格として見る伝え方も出てきます。国を生んだ父神が、太陽の沈む方角の神として語られる。陽の道しるべは、その見方を境内で確かめられる場所なのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
