気比神宮の神社属性は、風属性です。
福井県敦賀市にある気比神宮(けひじんぐう)は、北陸道総鎮守、越前国一宮として知られる大社です。
『古事記』では、この地の神が皇子に「名を易えよう」と告げ、翌朝の浜には鼻を傷つけたイルカが寄ってきます。食べ物の神の話なのに、出てくるのは海、血、地名、そして名を取り替える神さまなのです。
この記事ではそんな気比神宮についてご紹介いたします。まずは気比神宮の属性相性から見ていきましょう。

風属性の気比神宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 気比神宮の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは気比神宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
気比神宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福井県敦賀市曙町11-68 |
| ご祭神 | 伊奢沙別命など |
| ご利益 | 衣食住の守護、海上安全、延命長寿、無病息災など |
| 祭事 | 氣比の長祭、総参祭など |
| 公式HP | →気比神宮の公式サイトはこちら |
気比神宮は、地元では「けいさん」とも呼ばれる敦賀の大社です。主祭神は伊奢沙別命(いざさわけのみこと)で、気比大神(けひのおおかみ)、御食津大神(みけつおおかみ)とも呼ばれます。
大鳥居は朱塗りの大きな木造鳥居で、敦賀の町の入口に立つしるしのような存在です。境内には、神が降りたと伝わる土公(どこう)、長寿にちなむ長命水、敦賀の古い地名を抱えた角鹿神社(つぬがじんじゃ)もあります。
気比神宮にまつわる話
名を易えた神と、浜に寄ったイルカ
気比大神の話でまず引っかかるのは、「名を易える」というところです。
『古事記』では、建内宿禰命(たけうちのすくねのみこと)が、大鞆和気命(おおともわけのみこと)を連れて角鹿(つぬが)へ向かいます。大鞆和気命は、のちの応神天皇です。父の仲哀天皇が亡くなり、神功皇后が子を産み、その皇子が禊ぎのために北陸の浜へ来るんですね。
そこで伊奢沙和気大神が夢に現れます。神は皇子に、自分の名と皇子の名を取り替えたい、と告げます。
神さまが、名を欲しがるのです。
翌朝、皇子が浜へ出ると、鼻を傷つけたイルカが浦いっぱいに寄っていました。皇子はそれを「神が御食(みけ)の魚をくださった」と受け取ります。御食とは、神や天皇へ差し上げる食べ物のことです。
ここで伊奢沙別命は、御食津大神と呼ばれるようになります。
笥飯大神(けひのおおかみ)とも書かれますが、「笥」は食べ物を入れる器、「飯」はめしです。神名の中に、器に盛られた食べ物が入っているんですね。
イルカの鼻から流れた血は、浦を赤くします。そこから血浦(ちうら)と呼ばれ、それが都奴賀(つぬが)になったという話もあります。食べ物を授ける神の話なのに、最初に出てくる食べ物は、鼻血を流したイルカです。古い神話は、きれいに整えてから差し出してくれません。
角鹿に来た、額に角のある人
敦賀は、古くは角鹿とも書かれました。読みは「つぬが」です。
『日本書紀』には、この地名にまつわる別の話があります。崇神天皇の時代、都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)という人物が、海を渡って笥飯浦(けひのうら)へ来ました。額に角があったので、その地を角鹿と呼んだという話です。
イルカの血から都奴賀。
額の角を持つ渡来者から角鹿。
同じ敦賀の名に、海から来る魚と、海から来る人が出てきます。気比神宮の境内には角鹿神社があり、この都怒我阿羅斯等命を祀ります。現在の敦賀という地名の古い姿を、境内の小さな社がそのまま抱えているのです。
この「海の向こうから来るもの」という口は、天日槍(あめのひぼこ)の話にも開きます。天日槍は新羅から渡ってきたと語られる神で、神宝を携えて日本へ来た人物です。伊奢沙別命の「イザサ」という音を、天日槍が持ってきた神宝の名に寄せて見る説もあります。
断定する話ではありません。けれど、敦賀の神話には、渡って来る人、運ばれて来る宝、浜に寄る魚が何度も出てきます。気比神宮は、山奥で閉じた神社というより、港で外から来るものを受ける神社として見えてきます。
神功皇后、応神天皇、そして海を渡る総参祭
気比神宮には、伊奢沙別命のほか、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、日本武尊(やまとたけるのみこと)、玉姫命(たまひめのみこと)、武内宿禰命なども祀られます。
先ほどの『古事記』の話に出てきた大鞆和気命は、応神天皇です。母は神功皇后、父は仲哀天皇。気比神宮の祭神を見ていくと、神話の登場人物がそのまま境内に集まってくるんですね。
ここでおもしろいのが、総参祭です。
総参祭では、気比神宮の神輿が船で敦賀湾を渡り、対岸の常宮神社(じょうぐうじんじゃ)へ向かいます。常宮神社は神功皇后を祀る神社で、気比神宮の奥宮ともいわれます。海を渡る神事としては、仲哀天皇が神功皇后のもとへ向かう形で語られます。
神話では、皇子が角鹿へ来て、気比大神と名を易えます。
祭りでは、父である仲哀天皇が、母である神功皇后のいる対岸へ船で渡ります。
家族の話が、夢の中、浜辺、海上の神事でそれぞれ動いているのです。敦賀湾は、ただ眺める海ではなく、神さまが実際に渡る場所として残されています。
気比神宮に小話や裏話、豆知識

北の海を向く荒魂
気比神宮の境内には、九社の宮(くしゃのみや)があります。そこに祀られる伊佐々別神社(いささわけじんじゃ)は、御食津大神の荒魂(あらみたま)を祀る社です。
荒魂とは、神の荒々しく強い働きのことです。漁に出る人々から大切にされてきた神で、この社は北を向いていると伝わります。
北には海があります。境内の小さな社の向きにも、敦賀の漁と海が残っているんですね。
芭蕉が夜に見た白砂
松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅で敦賀へ来て、夜に気比神宮へ参っています。
その時、神前の白砂が月に照らされ、霜を敷いたように見えたと語られます。この白砂には、遊行上人(ゆぎょうしょうにん)が砂を運んで参道を整えたという話もあります。
気比神宮では、浜から来るものが魚にもなり、砂にもなります。神話ではイルカが浜へ寄り、中世の話では人が砂を運び、芭蕉はその白砂に月を見る。敦賀の海は、境内の外で終わらず、神前の白い砂にまで入ってくるのです。
気比神宮の見どころ・パワースポット

大鳥居
気比神宮の大鳥居は、境内の代表的な見どころです。朱塗りの木造鳥居で、敦賀の町を歩いていると、急に大きな赤い門が現れます。
この鳥居は、建築としても見ごたえがあります。敦賀の町なかに立ちながら、北陸道総鎮守の入口として、参拝者を神域へ迎える場所なんですね。
土公と長命水
土公は、気比大神が降りた地と伝わる場所です。社殿が整う前の古い祭祀、つまり木や岩や土地そのものを神の座として祀った時代の名残を感じる場所です。信仰上のパワースポットとして見るなら、気比神宮の根に触れる場所になります。
長命水は、境内に湧く水です。武内宿禰命は長寿の人物として語られ、この水も延命長寿にちなむ神水として親しまれてきました。食を司る御食津大神の社で、水が長寿のしるしになるところも、気比神宮らしいところです。
角鹿神社
角鹿神社は、境内にある摂社です。祀られているのは、都怒我阿羅斯等命。敦賀の古い地名「角鹿」に関わる神です。
ここは、地名の由来に触れられる見どころです。大鳥居や本殿の華やかさとは違い、敦賀という土地の古い呼び名、渡来者の伝承、港としての歴史が小さな社に残されています。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
