白山比咩神社の神社属性は、水属性です。
石川県白山市の白山比咩神社は、全国の白山神社の総本宮で、地元では「白山さん」と呼ばれています。背後にある白山は、雪解け水を手取川へ送り、加賀平野の田畑や暮らしを支えてきた山です。
この神社の中心にいる菊理媛尊(くくりひめのみこと)は、『日本書紀』で黄泉の国の境に出てくる女神です。死の国から戻った伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と、追いかけてきた伊弉冉尊(いざなみのみこと)のあいだに立つ女神が、白山の水源の山に祀られているんですね。この記事ではそんな白山比咩神社についてご紹介いたします。まずは白山比咩神社の属性相性から見ていきましょう。

水属性の白山比咩神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 白山比咩神社の属性 | 水属性 |
| 相性の悪い属性 | 火属性・地属性 |
| 相性の良い属性 | 水属性・風属性・空属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは白山比咩神社の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
白山比咩神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県白山市三宮町ニ105-1 |
| ご祭神 | 菊理媛尊、伊弉諾尊、伊弉冉尊 |
| ご利益 | 良縁成就、夫婦円満、五穀豊穣、開運招福など |
| 祭事 | 例大祭、御贄講大祭など |
| 公式HP | →白山比咩神社の公式サイトはこちら |
白山比咩神社は、白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)を祀る神社です。この白山比咩大神が、菊理媛尊とされています。
全国に三千余社ある白山神社の総本宮であり、加賀国一宮としても知られています。境内は手取川と奥獅子吼山(おくししくやま)のあいだにあり、本殿、外拝殿、奥宮遥拝所、禊場、宝物館などが並んでいます。
白山の神を祀る神社なので、山の神、水の神、結びの神という顔が一つの社に集まっているんですね。良縁成就や夫婦円満の信仰も、菊理媛尊が神話の中でイザナギとイザナミの間に入った話から語られます。
白山比咩神社にまつわる話
黄泉平坂で言葉の中身が書かれなかった菊理媛尊
菊理媛尊は、『日本書紀』の一書に登場します。舞台は黄泉平坂(よもつひらさか)。死の国とこの世の境です。
伊弉諾尊は、火の神を産んで亡くなった伊弉冉尊を追い、黄泉の国へ向かいます。けれども、そこで見た妻の姿におどろき、逃げ帰ります。追う妻と、逃げる夫。夫婦神の別れの場面なのに、ずいぶん生々しい話なんですね。
その境で、泉守道者(よもつちもりびと)と菊理媛尊が出てきます。菊理媛尊が何かを申し上げると、伊弉諾尊はそれをほめて、その場を去ります。
ただ、菊理媛尊が何を言ったのかは書かれていません。夫婦神のもめごとの真ん中に現れ、何かを言い、イザナギが納得する。その働きだけが伝わっています。
「くくり」という音から、ものごとを括る、縁を結ぶ、話をまとめる神徳が語られるようになりました。白山比咩神社で良縁成就や夫婦円満が大切にされる背景には、この黄泉の境での菊理媛尊の姿があるのです。
手取川のほとりを移った社
白山比咩神社には、崇神天皇7年に舟岡山へ創建されたという由緒が伝わります。現在の白山市八幡町あたりです。
その後、応神天皇28年に手取川の十八講河原(じゅうはっこうがわら)へ移ったとされます。ここで出てくるのが、白山から下ってくる大きな川、手取川です。
手取川は加賀平野を潤す川ですが、古い社地はその水の力で崩れました。水は田を育て、暮らしを支え、同時に社地を削る力も持っています。白山の神を祀る神社が、水の恵みと水の怖さの両方を受けながら場所を変えてきたのです。
霊亀2年には安久濤(あくど)の森へ移り、文明12年の大火のあと、末社三宮が鎮座していた現在地へ遷りました。いまの社地名が三宮町であることも、この遷座の話をそのまま抱えています。
泰澄を山へ呼んだ女神と三つの馬場
白山は、古くは入山を許されない神体山でした。山そのものが神の座とされ、人が簡単に踏み込む場所ではなかったのです。
その白山を開いた人物として語られるのが、越前の僧、泰澄(たいちょう)です。霊亀2年、泰澄は夢で女神から白山へ来るよう告げられたと伝わります。そして養老元年、弟子とともに白山へ向かい、山頂にたどり着きました。
白山の伝承では、女神が白い馬に乗って現れる話もあります。山に入る僧を呼ぶのが女神で、その女神を運ぶのが白馬。白山比咩神社の境内に神馬舎があるのも、この白山登拝の物語を思うと、急に参道の中の飾りものではなくなってくるんですね。
白山登拝が盛んになると、加賀、越前、美濃に登拝の拠点が置かれました。これが白山の三馬場(さんばんば)です。加賀馬場の中心が白山比咩神社、越前馬場が平泉寺白山神社、美濃馬場が長滝白山神社でした。
馬場という言葉には、馬を止め、人が集まり、山へ向かう支度をする場所という感覚があります。白山比咩神社は、山を遠くから拝む社であり、山へ向かう入口でもあったのです。
白山比咩神社の小話や裏話、豆知識

神紋の瓜の花は、子孫繁栄を願う供え物だった
白山比咩神社の神紋は「三子持亀甲瓜花(みつこもちきっこううりのはな)」です。亀甲は長寿を表し、三つ子持ちは親から子、子から孫へと家が続くことを表します。
その中に入っているのが、瓜の花です。古代の瓜は珍しい食べ物で、神に捧げる供え物でもありました。瓜を供えて子孫の繁栄を願う、その神まつりの形が紋に入っているのです。
白山比咩神社は、結びの神として語られる菊理媛尊を祀ります。人と人の縁、夫婦の縁、家の続き方。神紋の中にある瓜の花まで見ると、縁結びが恋愛だけに収まらないことが分かるんですね。
例大祭の梅枝餅と、御贄講大祭の大鯛
白山比咩神社の例大祭は、5月6日に行われる一年の中で大きな祭りです。この祭りでは、菅原道真ゆかりの神饌(しんせん)である梅枝餅(うめがえもち)が供えられ、舞女による浦安の舞が奉奏されます。
白山の神社で、道真ゆかりの梅枝餅が出てくる。ここに、白山信仰が山の中だけで閉じていなかったことが表れています。国司も参列したと伝わる祭りなので、都や国府の文化も、この神前へ運ばれてきたのでしょう。
6月の御贄講大祭(みにえこうたいさい)では、漁業関係者が海上安全と大漁を祈ります。神前には大鯛や海の幸が供えられ、大漁神楽や祝歌も奉納されます。
白山は山です。それなのに、神前に大鯛が上がるんですね。白山の雪解け水は手取川となって平野を潤し、やがて海へ向かいます。山の神に海の幸を供える祭りには、白山の水を受けて暮らす人たちの実感が入っています。
白山三社神像の上にいる仏
白山比咩神社の宝物館には、白山信仰の古い姿を伝える品々があります。その中に、鎌倉時代の「絹本著色白山三社神像(けんぽんちゃくしょくしらやまさんしゃしんぞう)」があります。
この絵には三柱の神が描かれ、中央の女神の上には十一面観音、向かって右の男神の上には大日如来、左の女神の上には千手観音の種子(しゅじ)が表されています。種子とは、仏を一字の梵字で表すものです。
白山の神を描いているのに、その上に仏がいる。これは神仏習合の時代の白山信仰をよく表しています。白山の神は白山権現とも呼ばれ、神として祀られながら、仏の姿とも重ねて信仰されていました。
明治時代の神仏分離で、白山の頂から仏像や仏具が下ろされました。いま「白山下山仏」と呼ばれる仏たちが山麓に安置されているのは、その時代の大きな変化のあとです。白山比咩神社の神前には、山岳信仰、神道、仏教が同じ山を見ていた時代の厚みがあるのです。
白山比咩神社の見どころ・パワースポット

表参道と琵琶滝、老杉
白山比咩神社の表参道は、一の鳥居から本宮へ向かうおよそ250メートルの参道です。杉、けやき、楓などの木々に覆われ、途中には琵琶滝があります。
この琵琶滝は表参道の中ほどにあり、清らかな谷水を手取川へ注いでいます。白山の神を祀る社へ向かう道の途中で、水が手取川へ向かう場面に出会うのです。
手水舎前には、御神木の老杉があります。根元の周りは約12メートル、樹高は約42メートル、樹齢はおよそ800年といわれます。参道の石段、谷水、老杉がそろう場所なので、景観としての見どころです。
一の鳥居にも小話があります。現在の石造りの大鳥居は昭和11年に建てられたものですが、白山比咩神社には長らく鳥居がなかったとされ、それが白山七不思議の一つに数えられていました。神社なのに鳥居がない。白山という山そのものを神の座とした信仰では、境目の作り方も平地の社とは少し違っていたのかもしれません。
白山奥宮遥拝所と神馬舎
神門をくぐった右側には、白山奥宮遥拝所(はくさんおくのみやようはいじょ)があります。遥拝所とは、遠く離れた場所から神聖な場所を拝むための場所です。
ここには、大汝峰(おおなんじみね)、御前峰(ごぜんがみね)、別山(べつざん)の白山三山をかたどった大岩が祀られています。白山の山頂へ登らなくても、本宮から奥宮へ手を合わせる場所なのです。
境内の神馬舎には、白山比咩大神を乗せて白山へ登拝するといわれる神馬が祀られています。白山麓の大けやきを素材にした神馬で、山へ向かう神の乗り物として置かれています。
白山へ向かう泰澄を女神が呼んだ話、白馬に乗った女神の伝承、神馬舎、奥宮遥拝所。これらはすべて、白山比咩神社が山頂の奥宮と向かい合う本宮であることを示しています。
禊場と白山霊水|浄化と水のパワースポット
境内には禊社(みそぎしゃ)と禊場があります。禊とは、体を清め、罪やけがれを水で洗い清める神道の行いです。
平成18年に造られた禊場には、白山の伏流水を利用した滝があります。白山比咩神社のご祭神である菊理媛尊は、黄泉の境に現れる女神です。死の国の境に現れる女神を祀る神社で、白山の水によって身を清める場所がある。ここは浄化を願うパワースポットとして参拝者に知られています。
北参道手水舎の横には、白山霊水があります。白山水系の伏流水で、延命長寿の霊水として名高く、遠方から水を汲みに来る人もいます。
白山比咩神社の水は、山の雪解け水、手取川、禊場、霊水、田を潤す水、海の幸を供える祭りまで、いくつもの場面に現れます。菊理媛尊が結ぶ神として語られることと、白山の水が山・里・海を養うことは、この神社では同じ境内の中で語れる話なのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
