皆中稲荷神社の神社属性は、火属性です。
皆中稲荷神社は、東京都新宿区百人町にある稲荷社です。新大久保駅のすぐ近くにありながら、由緒をたどると江戸幕府の鉄炮組百人隊、百人町という地名、火縄銃、霊符、そして「みなあたる」という言葉まで出てくる神社なんですね。
江戸時代、射撃に悩んだ鉄炮組与力の夢枕に稲荷の大神が立ち、霊符を示したと伝わります。翌朝、その与力が参拝して大矢場で射撃を試すと、百発百中になったというのです。
この記事ではそんな皆中稲荷神社についてご紹介いたします。まずは皆中稲荷神社の属性相性から見ていきましょう。

火属性の皆中稲荷神社と相性が良い属性・悪い属性

皆中稲荷神社の相性は以下のようになります。
| 属性相性 | 属性 |
|---|---|
| 相性が良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
| 相性が悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 皆中稲荷神社の代表属性 | 火属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。
神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは皆中稲荷神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
皆中稲荷神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都新宿区百人町1-11-16 |
| ご祭神 | 倉稲之魂之大神、伊邪那岐之大神、伊邪那美之大神、諏訪大神、日本武命 |
| ご利益 | 的中祈願、開運祈願、勝運、金運など |
| 祭事 | 秋季例大祭、鉄炮組百人隊行列など |
| 公式HP | →皆中稲荷神社の公式サイトはこちら |
皆中稲荷神社は、百発百中の「皆中(みなあたる)」で知られる神社です。今では宝くじ、チケット、試験、勝負ごとなどの的中祈願で参拝する方も多いのですが、もとの話は江戸時代の鉄炮組から始まります。
ご祭神の中心は、稲荷信仰の神である倉稲之魂之大神です。倉に納められた稲の霊を思わせる神名なのに、この神社で前に出てくるのは米俵ではなく、鉄炮と的なんですね。
皆中稲荷神社にまつわる話
夢枕に立った稲荷の大神と、百発百中の名
皆中稲荷神社の由緒では、天文2年、1533年9月27日に稲荷之大神を奉斎したと伝わります。その後、江戸時代に徳川幕府が鉄炮組百人隊をこの地に置いたことで、神社は鉄炮組の信仰を集めるようになりました。
ある時、鉄炮組与力が射撃の研究に打ち込んでいました。けれど、どうしても思うように当たらない。射撃の腕で務めを果たす人にとって、これはかなり切実な悩みだったはずです。
その与力が悩みながら眠ると、稲荷の大神が夢枕に立ち、霊符を示したと伝わります。翌朝、与力は不思議に思いながらも社頭に参拝し、大矢場で射撃を試しました。すると、百発百中。すべて的に当たったのです。
この話を見た旗本たちも競って霊符を受け、射撃を試したところ、やはり百発百中になったと伝わります。そこから「皆中の稲荷」と呼ばれるようになり、やがて皆中稲荷神社という名で親しまれるようになったのですね。
「皆中」は、弓や鉄炮で放ったものがすべて的に当たることをいう言葉です。現代の「当選」や「合格」にも話が広がっていますが、もとの響きは、かなり武張っています。的を外せない人たちが、本当に的を見ていた言葉なんです。
稲荷の古い話にも、餅を的に射る場面があります
皆中稲荷神社は江戸の鉄炮の話で知られますが、稲荷信仰をもう少し古くたどると、また「的」が出てきます。
伏見稲荷大社の起こりを語る『山城国風土記』の逸文には、秦伊呂具(はたのいろぐ)という人物の話があります。伊呂具は裕福で、餅を的にして矢を射たといいます。すると、その餅が白い鳥になって飛び去り、降りた山の峰に稲が生えた。その奇瑞から「イナリ」の名が起こったと伝わるのです。
餅は米から作るものです。その餅を的にして射ったら、白鳥になって山へ飛び、そこに稲が生える。稲の神を語る話なのに、稲を粗末に扱うような場面から始まるところが、古い伝承らしいところです。
皆中稲荷神社では、鉄炮組が稲荷に祈って的に当てる。伏見稲荷の古伝承では、餅を的にして射ると稲荷の名の起こりへ話が進む。弓と鉄炮、山城と江戸、時代も場所も違いますが、稲荷のそばに「射る」「的」「稲」が何度も顔を出すのは、妙に忘れにくい話なんですね。
百人町という地名を残した鉄炮組百人隊
皆中稲荷神社のある百人町という地名は、鉄炮同心100人に由来するといわれます。徳川家康が江戸に入ったころ、江戸の西を守るために鉄炮組が置かれ、その人々が住んだ土地が百人町と呼ばれるようになったのです。
神社の名が「皆中」、町の名が「百人町」。どちらも鉄炮組の存在を残しています。駅名や町名として通り過ぎてしまう場所に、江戸の軍事と信仰がそのまま置かれているんですね。
鉄炮組百人隊行列は、今も秋に行われる行事として知られています。鎧兜を身につけ、火縄銃を担い、皆中稲荷神社で出陣式を行い、百人町をめぐる行列です。火縄銃の試射も行われるため、昔話として静かに残る伝承というより、音と煙を伴って今の町に戻ってくる行事なのです。
皆中稲荷神社の小話や裏話、豆知識

火薬の町で育った大久保つつじ
百人町や大久保の話をしていると、鉄炮から花へ話が移ります。大久保百人町は、江戸のころからつつじの名所として知られました。
このあたりのつつじは、もともと周辺の山や谷に自生していたものと伝わります。鉄炮組がこの地に定住すると、屋敷の中で余暇につつじを育てるようになりました。江戸中期から末期には、江戸名所図会や遊歴雑記にも取り上げられるほどの名所になったのです。
鉄炮組の暮らしから花の名所が生まれた、というのがいいところです。しかも、鉄炮と火薬に関わる人々が育てたつつじです。戦のない時代になって、火薬の町が花の町として知られていく。百人町の話は、鉄炮の音だけで終わらず、春のつつじまで連れてくるんですね。
皆中稲荷神社の境内には、明治天皇が大久保つつじを観賞された際の歌碑もあります。今の新大久保のにぎわいからは少し想像しにくいのですが、この土地には、花を見に人が訪れた時代もあったのです。
諏訪大神と日本武命が添える勝負と火の話
皆中稲荷神社のご祭神には、倉稲之魂之大神のほかに、諏訪大神と日本武命も祀られています。
諏訪大神は、一般に建御名方神(たけみなかたのかみ)と重ねて語られる神です。『古事記』の国譲りでは、建御雷神(たけみかづちのかみ)に力比べを挑み、敗れて諏訪へ退く神として登場します。勝つ神としてまっすぐ語られるより、敗れて土地にとどまり、諏訪の神として長く信仰されるところに、この神の不思議な強さがあります。
日本武命は、東征の途中で火攻めに遭う話が知られています。草をなぎ払い、火を防ぎ、危機を切り抜ける。酉の市の熊手の由来にも、日本武命が焼津で火難を逃れた話が関わります。
皆中稲荷神社では、11月の酉の日に大酉祭と熊手市が行われます。的に当てる鉄炮の話、勝負に関わる諏訪の神、火難を越える日本武命、福をかき込む熊手。境内で授かる勝守や開運的中絵馬も、こうした話を知ると、形だけの縁起物としてではなく、かなり具体的な由来を持って見えてきます。
皆中稲荷神社の見どころ・パワースポット

社殿と授与所|的中祈願の中心になるパワースポット
皆中稲荷神社でまず参拝したいのは、社殿です。ここは、鉄炮組与力が夢の霊符をきっかけに参拝し、百発百中の由緒へ進んだ神社の中心となる場所です。
的中祈願のパワースポットとして見るなら、お願いごとを「当たりますように」とぼんやり投げるより、自分が何を狙っているのかを言葉にしてから手を合わせると、この神社らしい参拝になります。試験、抽選、仕事の勝負、チケット、商売の機会など、的がはっきりしている願いと相性がよいんですね。
授与所には、皆中守、的中守、的中矢まもり、勝守、金運守、開運的中絵馬などがあります。名前に「的中」や「皆中」がそのまま入っているので、由緒を知らなくても願いの方向が伝わりやすいお守りです。
鳥居・手水舎・灯籠|鉄炮組の信仰を見られる見どころ
境内には、鉄炮組が奉納したとされる鳥居、手水舎、灯籠が残っています。ここは、百人町の地名と皆中稲荷神社の由緒を目で見られる見どころです。
鉄炮組百人隊は、江戸の西を守る役目を持っていました。その人々がこの土地に住み、神社を信仰し、奉納物を残した。鳥居や灯籠を見る時に、鉄炮同心の屋敷がこの周辺にあったことを思い出すと、駅前の細い道の見え方が少し変わります。
神社の規模は大きくありません。けれど、この小さな境内に、江戸の軍制、町名の由来、射撃の信仰がぎゅっと入っています。大きな社殿を仰ぐ場所というより、細部を見ながら土地の話を拾う神社なんですね。
明治天皇御製の歌碑と大久保つつじ|花の名所を残す見どころ
境内には、大久保つつじに関わる明治天皇御製の歌碑があります。これは、鉄炮組が育てたつつじの話を今に残す見どころです。
大久保百人町のつつじは、江戸のころに広く知られた名所でした。鉄炮組が屋敷内で栽培したつつじが評判になり、人々が花を見に訪れる土地になったのです。
今の新大久保は、飲食店や人通りの多い町として知られます。その中で皆中稲荷神社に立つと、同じ土地に鉄炮組の屋敷があり、つつじが咲き、百発百中の稲荷が信仰されてきたことが見えてきます。参拝のあとに周辺を歩く時も、百人町という地名がただの住所ではなくなってくるんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
