住吉大社の神社属性は、火属性です。
大阪の住吉大社は、今では町なかにありますが、四つの本殿は海の方を向いています。海が遠くなった今も、神さまたちはずっと西を見ているんですね。
ご祭神の底筒男命(そこつつのお)、中筒男命(なかつつのお)、表筒男命(うわつつのお)は、イザナギが黄泉の国のけがれを海で洗い落としたときに生まれた神です。つまり住吉大社は、海の神であり、祓いの神であり、船の神でもあるのです。
この記事ではそんな住吉大社についてご紹介いたします。まずは住吉大社の属性相性から見ていきましょう。

火属性の住吉大社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 住吉大社の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは住吉大社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
住吉大社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89 |
| ご祭神 | 底筒男命、中筒男命、表筒男命 |
| ご利益 | 航海安全、厄除け、安産、商売繁盛など |
| 祭事 | 御田植神事、住吉祭など |
| 公式HP | →住吉大社の公式サイトはこちら |
住吉大社は、大阪では「すみよっさん」と呼ばれてきた摂津国一宮です。全国の住吉神社の総本社で、第一本宮から第三本宮に住吉三神、第四本宮に神功皇后(じんぐうこうごう)がまつられています。
本殿は住吉造(すみよしづくり)という古い神社建築で、四つの本宮すべてが国宝です。航海安全、厄除け、安産、商売繁盛の信仰があり、海の神として始まった信仰が、大阪の暮らしのかなり近いところまで降りてきている神社なんですね。
住吉大社にまつわる話
海で生まれた三柱の神さま
住吉大社の主祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命の三柱です。名前に「底」「中」「表」が入っているので、海の底、海の中、海の表面という三つの場所を思わせます。
この三神が生まれる場面は、『古事記』の中でもかなり生々しいところです。イザナギは、亡くなった妻のイザナミを追って黄泉の国へ行きます。ところが、そこで見たイザナミの姿に恐ろしくなり、逃げ帰ってきます。
黄泉の国から戻ったイザナギは、体についたけがれを落とすために海へ入ります。その禊(みそぎ)の中で生まれたのが、住吉三神です。
神さまの誕生というと、きらびやかな場面を思い浮かべますが、ここでは死の国から逃げ帰った神が、体を洗っています。住吉三神は、海のきれいな面から生まれたというより、死の国のけがれを洗い流す、その水の中から出てくるのです。
同じ禊の場面では、ワタツミ三神も生まれます。ワタツミは海そのものの神で、阿曇氏(あずみし)という海人の氏族につながる神です。住吉大社の境内には志賀神社があり、そこには底津少童命(そこつわたつみのみこと)、中津少童命、表津少童命がまつられています。
住吉三神とワタツミ三神は、同じ海の禊から出てきます。海で生まれた神の話が、境内の中でもう一度向かい合っているような形なんですね。
「すみよし」より古い「すみのえ」
住吉大社は、古くは「すみのえ」と呼ばれていました。『古事記』では「墨江之三前大神(すみのえのみまえのおおかみ)」と出てきます。今の「住吉」という字でも、読みはもともと「すみのえ」だったのです。
『摂津国風土記』の逸文には、住吉大神が住む場所を探し、「真住み吉き住み吉き国」とたたえたので、この地が住吉と呼ばれるようになったという話があります。「ここは住むのによい国だ」と神が言う。地名の由来が、神の感想のように残っているんですね。
今も大阪市住吉区には「墨江」という地名が残っています。神社名としての住吉、古い表記としての墨江、読みとしてのすみのえ。字は変わっても、海辺の古い呼び名が町の中に残っています。
住吉大社のあたりは、今では海岸から離れていますが、古代には社地の近くまで海が入り込んでいました。細江川の河口あたりには「住吉の細江」と呼ばれる入り江があり、そこに住吉津(すみのえのつ)という港がありました。
ここで、四つの本殿が西を向いていることが効いてきます。今は町の中の神社に見えても、本殿の向きは古い海を見ています。参拝者が境内を歩いている足元の話と、本殿が向いている先の話が、少し時代をずらして重なっているのです。
神功皇后の船と、土地を差し出した田裳見宿禰
住吉大社の由緒で大きな役を持つのが、神功皇后です。仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)のあと、神功皇后は住吉三神の神託を受けて海を渡ったと語られます。
住吉三神は、荒魂(あらみたま)を軍の先鋒に、和魂(にぎみたま)を船の守りにしたとされます。荒魂は荒々しい働き、和魂は穏やかに守る働きです。同じ神でも、船の前で進む顔と、船の中で守る顔があるんですね。
神功皇后が戻ると、住吉大神は鎮まる土地を求めます。『住吉大社神代記』に伝わる話では、大神は「大津の渟中倉(ぬなくら)の長岡峡国」に鎮まれば、往来する船を見守ろうと告げます。
ところが、その土地は田裳見宿禰(たもみのすくね)の土地でした。神が「ここがよい」と言っても、そこにはすでに人が住んでいる。そこで田裳見宿禰が自分の土地を差し出し、神主になったと伝わります。
この田裳見宿禰は、住吉大社の祭祀を担った津守氏(つもりし)の祖とされます。「津守」という名も、港を守る人の名に見えます。住吉の神は海から来る船を守り、その神に仕える人は津を守る。神名、氏族名、土地の役目が、かなりそのままの形で並んでいます。
港の神が田植えの神事を持つ
住吉大社には、御田植神事(おたうえしんじ)があります。海の神の神社で、田植えが大きな神事として残っているのです。
伝承では、神功皇后が住吉大神のための御供田(ごくうでん)を定め、長門国から植女(うえめ)を呼んだことに始まるとされます。田に早苗を植え、八乙女舞(やおとめまい)や住吉踊が奉納されます。
海の神なのに、田んぼが出てくる。ここで住吉大神の顔が少し広がります。船を守る神は、港の町を守り、港の町には田もあり、祭りには芸能も入ってくるのです。
住吉大社の神さまは、海の上だけにいる神ではなく、海から上がってきた人の暮らしの先まで見ています。船、港、田、芸能。どれも別の話に見えますが、住吉では同じ神の前に並ぶのですね。
住吉大社の小話や裏話、豆知識

一寸法師は住吉の祈りから始まる
御伽草子の『一寸法師』では、子どもに恵まれなかった夫婦が住吉の神に祈り、一寸法師を授かります。あの小さな男の子は、住吉の祈願から話が始まるんですね。
一寸法師は、のちにお椀の船に乗り、箸を櫂(かい)にして京へ向かいます。住吉には古く住吉津があり、細江川から海へ出る港の記憶があります。お椀の船という昔話の道具が、住吉の港の話にふっと寄ってくるのです。
「子授け」と「船出」が同じ話の中に入っているのも、住吉らしいところです。小さな子が生まれ、その子が船で出ていく。神社の信仰と昔話の出発点が、同じ住吉に置かれています。
住吉神兎は、鎮座の日から来ている
住吉大社には、兎もいます。第四本宮の前には「住吉神兎(すみよしうさぎ)」があり、なでて無病息災を願う人が多い場所です。
住吉大社の鎮座が、辛卯(かのとう)の年、卯月、卯日にあたるとされることから、兎は住吉大神の神使とされます。干支の兎が、そのまま境内の信仰になっているのですね。
海の神の神社で兎が神使になると、少し意外に見えます。けれど住吉では、海だけでなく、暦も祭りも土地の由来も、神さまのまわりに集まってきます。兎も、その中のひとつです。
住吉大社の見どころ・パワースポット

国宝の住吉造本殿と反橋
住吉大社の本殿は、建築としての見どころです。第一本宮から第四本宮まで四棟があり、すべて国宝に指定されています。
住吉造は、神社建築の中でも古い形を伝える様式です。屋根はまっすぐで、丹塗(にぬり)の赤と白い壁がはっきり分かれています。第一本宮から第三本宮が縦に並び、第三本宮と第四本宮が横に並ぶ配置も独特です。
参道の反橋(そりはし)は、住吉大社の象徴のような場所です。水面に映る朱色の橋は景観としての見どころで、渡るだけで少し体の角度が変わります。まっすぐ歩く参道の途中で、一度ぐっと上がって下りる。参拝の前に、体で小さな祓いをするような橋なんですね。
大海神社と玉の井
大海神社(たいかいじんじゃ)は、信仰上のパワースポットです。祭神は豊玉彦命(とよたまひこのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で、海の宮の神話につながります。
豊玉彦は海神で、豊玉姫は山幸彦(やまさちひこ)と結ばれる海の姫です。山幸彦は海の宮で潮満珠(しおみつたま)と潮干珠(しおひるたま)を授かります。潮を満たし、潮を引かせる玉です。
大海神社の近くには「玉の井」があり、潮満珠を沈めた場所と伝わります。住吉三神が海の禊から生まれた神なら、ここでは海の底の宮の話が井戸に残っています。境内の中で、海の表の神と、海の底の神話が近くに置かれているのです。
初辰まいりと五所御前
初辰まいりは、商売繁盛や願いごとの成就を願うパワースポット巡りです。毎月最初の辰の日に、種貸社(たねかししゃ)、楠珺社(なんくんしゃ)、浅澤社(あさざわしゃ)、大歳社(おおとししゃ)を順にお参りします。
種貸社では願いの種をいただき、楠珺社では発達、浅澤社では芸事や美容、大歳社では収穫や成就へ向かいます。種が育ち、実りになる形なんですね。
楠珺社の招福猫もよく知られています。右手を上げた猫は商売発達、左手を上げた猫は家内安全の願いを受けます。毎月一体ずつ集める信仰で、長い時間をかけて願いを育てるところが、初辰まいりらしいです。
五所御前(ごしょごぜん)も願掛けのパワースポットです。玉垣の中の小石から「五」「大」「力」と書かれた石を探し、お守りにします。願いがかなったら、近くの小石に同じ字を書き、自分が持っていた石と一緒に返します。
願いを借りて、願いがかなったら増やして返す。住吉大社には、こういう少し手ざわりのある祈りが多いのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
