岡崎神社の神社属性は、水属性です。
京都市左京区の岡崎にある岡崎神社は、境内のあちこちでうさぎが迎えてくれる神社です。丸いお腹の子授けうさぎに水をかけて祈る姿がよく知られていますが、その奥には、都の東で悪疫を鎮めるために迎えられた天王の話があります。
東の卯の方角、野うさぎのいた土地、子宝に恵まれた夫婦神、そして如意ヶ岳から移された雨乞いの社。小さな境内の中で、うさぎと水と厄除けの話が同じ場所に集まっているんですね。
この記事ではそんな岡崎神社についてご紹介いたします。まずは岡崎神社の属性相性から見ていきましょう。

水属性の岡崎神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 岡崎神社の属性 | 水属性 |
| 相性の悪い | 火属性・地属性 |
| 相性の良い属性 | 水属性・風属性・空属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは岡崎神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
岡崎神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市左京区岡崎東天王町51 |
| ご祭神 | 速素盞鳴尊(すさのを)、奇稲田姫命(くしいなだひめ)、三女五男八柱御子神(やはしら) |
| ご利益 | 子授け・安産、縁結び、厄除け、方除け |
| 祭事 | 例大祭、氏子大祭 |
| 公式HP | →岡崎神社の公式サイトはこちら |
岡崎神社は、正式には「東天王 岡﨑神社」と呼ばれる京都岡崎の古社です。平安京遷都の時、都の東を守る社として創建されたと伝わります。
現在は、子授け・安産、縁結び、厄除けの神社として親しまれています。境内には狛うさぎ、子授けうさぎ、招きうさぎがいて、うさぎの神社として訪れる人も多いんですね。
ご祭神はスサノオ、クシナダヒメ、三女五男八柱御子神。スサノオとクシナダヒメは、出雲の八俣遠呂智(やまたのおろち)退治の神話で夫婦となる神さまです。
岡崎神社にまつわる話
東天王という名と、都の東を守る役目
岡崎神社の古い呼び名に「東天王」があります。
平安京の東、つまり卯の方角に鎮座することから、そう呼ばれたと伝わります。卯は十二支ではうさぎ。岡崎神社のうさぎ信仰を見ていると、方角の卯と境内のうさぎが同じ場所で顔を出すんですね。
ただ、東天王の「天王」は、かわいいうさぎとはかなり違う顔を持っています。ここで出てくるのが、牛頭天王(ごずてんのう)です。
岡崎神社には、貞観11年、播磨国広峯から祇園牛頭天王を迎え、悪疫の鎮まりを祈ったという由緒があります。牛頭天王はのちにスサノオと習合して語られる神で、祇園信仰や疫病除けと深く関わります。
つまり岡崎神社では、子授けうさぎの丸いお腹をなでる祈りの奥に、都を疫病から守ろうとした古い天王信仰があるのです。腹をなでる社で、疫病を鎮める神が祀られている。この取り合わせが岡崎神社らしいところなんですね。
スサノオとクシナダヒメ、酒と櫛と大蛇の話
岡崎神社のご祭神であるスサノオは、『古事記』ではかなり荒々しい神として語られます。
高天原で大騒ぎを起こし、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れる原因をつくり、最後には高天原を追放されます。そこから出雲へ降りたスサノオが出会うのが、泣いている老夫婦と、その娘のクシナダヒメです。
老夫婦の娘たちは、毎年やってくる八俣遠呂智に食べられていました。最後に残ったクシナダヒメも、次は自分の番というところで、スサノオが現れます。
スサノオはクシナダヒメを櫛に変え、自分の髪に挿します。そして八つの門を作らせ、八塩折(やしおり)の酒を用意させ、大蛇を酔わせます。大蛇が眠ったところを十拳剣(とつかのつるぎ)で斬ると、尾から草薙剣(くさなぎのつるぎ)が出てきます。
水辺で泣く娘を救う話なのに、道具として出てくるのは酒、櫛、剣です。クシナダヒメは「奇稲田姫」と書かれ、稲田の姫としても見られる神さまなんですね。稲田には水が要ります。岡崎神社の境内に雨乞いの雨社があることまで見ると、スサノオの大蛇退治は、縁結びの物語であり、稲と水の話でもあります。
三女五男八柱御子神と子授け信仰
岡崎神社では、スサノオとクシナダヒメに加えて、三女五男八柱御子神が祀られています。
この夫婦神が多くの御子神に恵まれたことから、岡崎神社では子授け・安産の信仰が大切にされてきました。治承2年には、高倉天皇の中宮の御産にあたり、幣帛を賜ったとも伝わります。幣帛(へいはく)は、神前に供える布や紙などの供物です。
ここで、境内のうさぎが前に出てきます。岡崎一帯には、かつて野うさぎが多かったとされます。うさぎは多産の動物なので、子授け・安産の神使として受け取られてきたんですね。
神話の夫婦神、八柱の御子神、野うさぎの多産。岡崎神社の子授け信仰は、この三つの話が同じ方向を向いています。
雨社と、如意ヶ岳から来た水の神々
岡崎神社の境内には、雨社(あめのやしろ)があります。
この社は、もとは如意ヶ岳、大文字山の山中にあった石のほこらに鎮座していたと伝わります。祀られているのは、大山祇命(おおやまつみのみこと)、句々廼馳命(くくのちのみこと)、国挟槌尊(くにさつちのみこと)、豊宇気媛命(とようけひめのみこと)、闇象女命(みづはのめのみこと)です。
山の神、木の神、国土に関わる神、食物の神、水の神。雨社の祭神を並べると、雨がただ空から落ちる水として扱われていないことが分かります。山に降り、木を育て、田畑をうるおし、食物になるまでが一組なのです。
闇象女命は水の神として知られますが、古い神話では火の神カグツチが生まれ、母神イザナミが大やけどを負う場面のあとに水の神々が現れます。水の神なのに、火と死の近くから出てくる。雨社の前で水の神の名を見ると、神話の水はきれいなせせらぎだけで済まないんですね。
岡崎神社の雨社は、雨乞いの神として五穀豊穣を祈る社です。安目社(あんめしゃ)とも呼ばれ、目の病気平癒の信仰もあります。雨の「あめ」と、目の「め」。音が近いところから、別の祈りも生まれていったのでしょう。
岡崎神社に小話や裏話、豆知識

岡崎という地名は、神楽岡の「崎」から来たという話
岡崎神社のある岡崎は、平安時代には白河と呼ばれた地域でした。
白河殿や六勝寺が造営され、院政の時代には大きな寺院や御所が並んだ場所です。六勝寺は、法勝寺、尊勝寺、最勝寺、円勝寺、成勝寺、延勝寺という「勝」の字を持つ六つの寺院の総称です。
では、なぜ白河の地が岡崎と呼ばれるようになったのか。
岡崎という地名は、神楽岡、今の吉田山の「崎」にあたることに由来するという説があります。山の先、岡の崎。地名そのものが、山際にある土地の形を持っているんですね。
この岡崎の地には、白川の水も関わります。白川は比叡山や如意ヶ岳のあたりを源とし、北白川、鹿ヶ谷、南禅寺の西側を通り、岡崎の近くを流れていきます。岡崎は、山と川が作った土地の上に、平安の寺院群、近代の琵琶湖疏水、文化施設が入ってきた場所なのです。
東天王の西には、西天王がいた
岡崎神社が「東天王」と呼ばれたなら、西にも天王がいたことになります。
その相手として語られるのが、現在の須賀神社です。須賀神社は「西天王社」と呼ばれ、岡崎神社の東天王社と対になる存在として見られてきました。須賀神社でも、スサノオとクシナダヒメが祀られています。
岡崎という地域には、東西の天王信仰が置かれていたわけです。東に岡崎神社、西に須賀神社。どちらもスサノオとクシナダヒメの名を持ち、どちらにも厄除けや縁に関わる信仰が見えます。
東天王という呼び名は、岡崎神社だけの古名として読むより、岡崎一帯に置かれた守りの配置として見ると、地名の中にまだ古い信仰の形が残っているように見えてきます。
東光寺は消え、天王社が残った
岡崎神社の周辺には、かつて東光寺(とうこうじ)という寺がありました。岡崎神社は、その鎮守社だったとも伝わります。鎮守社とは、寺や土地を守る神を祀る社のことです。
神社と寺が今よりも近かった時代、牛頭天王は神仏習合の中で祀られていました。牛頭天王という名も、仏教的な世界と神道の世界の間に立つような名です。
その東光寺は、応仁の乱の兵火などを経て姿を失い、天王社の信仰が残りました。寺はなくなり、天王の社が岡崎神社として今に伝わる。境内のうさぎを見ていると柔らかい印象がありますが、社の後ろには、焼失した寺、疫病除け、神仏習合の時代がいます。
岡崎神社の見どころ・パワースポット

子授けうさぎ|子授け・安産を願うパワースポットです
岡崎神社の手水舎には、黒御影石でできた子授けうさぎがいます。
このうさぎは、月を仰ぎ、体に力を満たした姿とされます。参拝では水をかけ、お腹をなでて、子宝や安産を祈ります。うさぎは多産の動物であり、岡崎一帯に野うさぎが多かったという話も、ここで生きています。
月、うさぎ、水、お腹。子授けうさぎの前では、いくつもの象徴が一つの所作に入っています。水をかける参拝の形も、岡崎神社らしい祈り方なんですね。
狛うさぎ・招きうさぎ|うさぎ信仰を境内でたどる見どころです
岡崎神社では、狛犬のように一対で置かれた狛うさぎもよく知られています。
神社の神使としてのうさぎが、境内のあちこちに姿を見せます。子授けうさぎが安産や子宝の祈りを受ける存在なら、狛うさぎは境内を守る存在として置かれています。
招きうさぎも境内の見どころです。招き猫ではなく、招きうさぎ。手招きする動物がうさぎになるだけで、岡崎神社の信仰が境内全体に行き渡っていることが分かります。
雨社|雨乞いと五穀豊穣を祈るパワースポットです
雨社は、岡崎神社の中で山と水の話を引き受けている社です。
もとは如意ヶ岳の山中にあった石のほこらとされ、雨乞いの神として信仰されてきました。雨は田畑をうるおし、五穀豊穣を支えます。クシナダヒメの「稲田」の名を思うと、境内の雨社がまた別の意味を持って見えてきます。
安目社とも呼ばれ、目の病気平癒を願う人もいます。雨を願う社が、目の祈りも受ける。音の近さから信仰が広がるのは、日本の神社でよく見られる形です。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
