気多大社の神社属性は、風属性です。
石川県羽咋市の海に近い場所に、能登国一宮の気多大社があります。ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、つまり大国主神(おおくにぬしのかみ)の名で語られるあの神さまです。
この神社では、冬の夜に鵜が「鵜様」と呼ばれて本殿へ上がります。鳥を供える祭りかと思うと、その鳥の動きで一年を占い、最後は海辺から闇の空へ帰すのです。
この記事ではそんな気多大社についてご紹介いたします。まずは気多大社の属性相性から見ていきましょう。

風属性の気多大社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 気多大社の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは気多大社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
気多大社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県羽咋市寺家町ク1-1 |
| ご祭神 | 大己貴命 |
| ご利益 | 縁結び、開運招福、商売繁盛、病気平癒など |
| 祭事 | 鵜祭、平国祭(おいで祭り)など |
| 公式HP | →気多大社の公式サイトはこちら |
気多大社は、能登国一宮として古くから信仰されてきた神社です。主祭神の大己貴命は、大国主神の別名で語られる神で、縁結びや国づくり、医薬の話まで持っています。
本殿の背後には「入らずの森」と呼ばれる社叢があり、奥宮には須佐之男尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)が祀られています。海のそばにありながら、森の奥には出雲神話の夫婦神が鎮まっているんですね。
気多大社にまつわる話
大己貴命は、名前の多い大国主
気多大社のご祭神、大己貴命は、大国主神の名でよく知られる神さまです。『古事記』では大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)として兄弟神にいじめられ、八千矛神(やちほこのかみ)として各地の姫神を訪ね、葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)として須佐之男尊のもとへ行きます。
名前が変わるたびに、やっていることも少しずつ変わります。白兎の傷を治す時は医薬の神のように見え、少彦名命(すくなひこなのみこと)と国をつくる時は土地を整える神になり、たくさんの姫神と結ばれる話では縁結びの神として見えてきます。
気多大社で祀られる「オオナムチ」という名には、まだ国を完成させる前の、動き回る神の感じがあります。能登へ来て、歩いて、神輿でまた巡っていく。気多大社の祭りには、この動く大国主の顔がよく残っているのです。
おいで祭りは、大国主と少彦名が能登を歩き直す祭り
気多大社の春の大きな祭りに、平国祭、通称「おいで祭り」があります。神輿が羽咋から能登の各地を巡り、七尾方面へ向かう長い祭りです。
この道中で見えてくるのが、少彦名命です。少彦名命は、大国主と一緒に国づくりをした小さな神で、『古事記』ではガガイモの実の舟に乗り、ガの皮を着て海からやって来ます。ものすごく小さいのに、国づくりの相棒として出てくるのです。
おいで祭りでは、中能登町金丸にある少彦名命ゆかりの神社に神輿が泊まり、そこから少彦名命も同じ神輿に乗ると伝わります。神話では海から来た小さな神が、大国主の国づくりに加わる。能登では春の神輿が、その続きを地上で歩いているんですね。
鵜祭では、鳥が「鵜様」になる
気多大社の祭りで、どうしても目が止まるのが鵜祭(うまつり)です。七尾市鵜浦町の鹿渡島(かどしま)で捕らえられた鵜は、その時から「鵜様」と呼ばれます。
鵜を運ぶのは鵜捕部(うとりべ)と呼ばれる人たちです。鵜様は気多大社まで運ばれ、十二月十六日の未明、本殿の中へ放たれます。灯りを落とした本殿で鵜がどこに止まるかを見て、その年の吉凶や豊凶を占うのです。
由来には、大国主神が鹿渡島へ来た時、御門主比古神(みかどぬしひこのかみ)が鵜を捕らえて献じたという話があります。もう一つ、櫛八玉神(くしやたまのかみ)が鵜に姿を変えて魚を捕ったという話もあります。
神に鳥を捧げる話から始まっているのに、祭りの中では鳥のほうが「様」になる。しかも占いが終わると、鵜様は海岸から空へ放されます。捕らえて、神前へ上げて、占って、最後は帰す。鵜祭は、その手順がとても強い祭りなんですね。
入らずの森には、スサノオとクシナダヒメがいる
気多大社の本殿の背後には、入らずの森があります。名前の通り、むやみに踏み込む場所ではなく、古くから禁足の聖域として扱われてきた森です。
この森の奥宮に祀られているのが、須佐之男尊と奇稲田姫命です。スサノオはヤマタノオロチを退けた神で、クシナダヒメはその時に救われた姫神です。出雲神話では、この夫婦神の物語の先に大国主の系譜が出てきます。
気多大社の表には大己貴命が祀られ、背後の森にはスサノオとクシナダヒメが鎮まる。海から来た大国主の神社の奥に、出雲神話のもっと古い夫婦がいるわけです。能登の海辺で、話は出雲の山奥へ戻っていくんですね。
気多大社の小話や裏話、豆知識

『万葉集』に残る「気太神宮」
気多大社は、古くは「気太」「気多」と書かれました。『万葉集』には、越中国司だった大伴家持(おおとものやかもち)が「気太神宮」に参った時の歌が残っています。
家持は奈良時代の歌人で、越中、今の富山方面に赴任していました。そこから能登へ入り、気太神宮へ向かったのです。今の石川県羽咋市にある神社が、万葉の歌の中では「気太神宮」という古い名で出てくるんですね。
「ケタ」という音には、海から来る神が陸に上がる場所を見る説もあります。気多大社が海に近い砂丘地帯に鎮まることを考えると、名前の中にも海辺の神社らしさが残ります。
砂の下から出た、神の台所
気多大社の近くには、寺家遺跡があります。奈良時代から平安時代にかけての祭祀遺跡で、銅鏡、勾玉、土馬、三彩陶器、鉄刀などが見つかっています。
その中に「宮厨」と書かれた墨書土器があります。宮厨は、神に供える食事を用意する場所を思わせる言葉です。神社の近くの砂の下から、神の食事を支度する名前が書かれた土器が出てくるのです。
気多大社には鵜祭があり、御贄祭(みにえさい)では青竹を立て、アジ四十八尾を供える祭りもあります。鵜、魚、神饌、宮厨。気多大社の周りでは、神に何を差し上げるかという話が、古代の遺跡と今の祭りの両方に残っているんですね。
羽咋の名には、怪鳥と犬の話がある
気多大社がある羽咋という地名にも、鳥の話があります。古い伝承では、磐衝別命(いわつくわけのみこと)がこの地にいた怪鳥を退治し、連れていた犬がその羽を食い破ったことから「羽喰」と呼ばれ、のちに羽咋になったと語られます。
気多大社では鵜が神前へ上がり、羽咋の地名には怪鳥の羽を犬が食う話がある。能登のこのあたりでは、鳥がただ飛んでいるだけで終わらず、土地の名や祭りの中へ入っていくのです。
ちなみに大国主にも、白兎の話があります。鳥、犬、兎。気多大社の話をたどると、神話や地名の入口に動物が何度も出てくるんですね。
鵜様はどこへ飛ぶのか
鵜祭で放たれた鵜様について、信州の諏訪へ飛ぶ、越後の能生へ飛ぶ、という伝承もあります。能登の海辺で放たれた鳥が、山の諏訪や日本海沿いの能生へ向かうと語られるのです。
諏訪といえば、鹿や蛇、鉄の輪、御柱など、動物や道具が祭りの中へ深く入る土地です。能生は日本海沿いにあり、海から来る神や漂着の話と相性のよい場所です。
鵜祭そのものは気多大社の祭りですが、鵜様がどこへ飛ぶのかという話になると、能登の外へ出ます。小さな鳥一羽が、本殿から海へ放たれ、そこから別の神社や土地の名まで連れてくるのです。
気多大社の見どころ・パワースポット

入らずの森
入らずの森は、気多大社を代表する信仰上のパワースポットです。森の中には奥宮があり、須佐之男尊と奇稲田姫命が祀られています。
参拝は森の外から行います。スダジイやタブノキなどの木々が残る社叢で、能登の海岸近くに古い森が守られている場所でもあります。
縁結びの神として参拝する時も、この森を見ておくと、大己貴命の背後にスサノオとクシナダヒメの物語があることが分かります。森は静かな背景ではなく、気多大社の神話の奥行きをそのまま抱えている場所なんですね。
本殿・拝殿・神門
気多大社の社殿は、建築としての見どころです。本殿、拝殿、神門などが並び、能登国一宮としての格式を今に伝えています。
社殿の前で参拝すると、背後には入らずの森があります。神さまに手を合わせる場所と、神職でも特別な時にしか近づかない森が、ひと続きの境内にあるのです。
鵜祭では、この本殿が鵜様を迎える場所になります。普段は参拝の中心として見る本殿が、冬の未明には鳥の動きで一年を占う場になる。気多大社らしさがいちばん濃く出る建物です。
寺家遺跡と海岸砂丘
気多大社の周辺で歴史の見どころとして見ておきたいのが、寺家遺跡です。神社の近くの海岸砂丘に、古代の祭祀の跡が残っていました。
砂の下からは、鏡や勾玉、土馬、墨書土器などが見つかっています。大きな火を焚いた跡もあり、神を迎えるために火を使った祭りが行われていた可能性があります。
気多大社は、森の神社としても、縁結びの神社としても参拝できます。そこに寺家遺跡を加えると、能登の海辺で古代の人々が神を迎え、食べ物を供え、火を焚いて祈っていた場所として見えてくるんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
