金刀比羅宮の神社属性は、地属性です。
香川県琴平町にある金刀比羅宮は、「こんぴらさん」と呼ばれて親しまれてきた大社です。
参拝者は長い石段を登って御本宮へ向かいますが、昔からここへ願いを送ってきたのは、海を行く船乗りたちでした。山の上の神社なのに、犬が代わりに参り、樽が海に流され、奥社では天狗が山を守るのです。
この記事ではそんな金刀比羅宮についてご紹介いたします。まずは金刀比羅宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の金刀比羅宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 金刀比羅宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは金刀比羅宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
金刀比羅宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県仲多度郡琴平町892-1 |
| ご祭神 | 大物主神、崇徳天皇 |
| ご利益 | 海上安全、農業殖産、医薬、商売繁盛など |
| 祭事 | 例大祭、海上安全特別大祈願祭など |
| 公式HP | →金刀比羅宮の公式サイトはこちら |
金刀比羅宮は、琴平山の中腹に鎮まる神社です。琴平山は象頭山(ぞうずさん)とも呼ばれ、遠くから見ると象の頭のように見えるといわれます。
御本宮までは785段、奥社の厳魂神社(いづたまじんじゃ)までは1,368段の石段があります。祭神の大物主神(おおものぬしのかみ)は、海上安全、農業、医薬に関わる神として信仰され、相殿には讃岐へ流された崇徳天皇(すとくてんのう)も祀られています。
金刀比羅宮にまつわる話
山へ登る神社に、海の願いが集まる
金刀比羅宮の参拝は、石段から始まります。門前町を抜け、店の並ぶ道を進み、大門をくぐり、さらに登って御本宮へ向かいます。
足はずっと山へ向かっています。けれど、金刀比羅宮の信仰で大きいのは、海の守りです。
江戸時代、瀬戸内海を行き来する船乗りたちは、金毘羅大権現を海上安全の神として厚く信仰しました。丸亀や多度津の港から参詣する人も多く、海を渡る人、荷を運ぶ船、漁に出る人の願いが琴平山へ集まったのです。
琴平山には、古い時代には海に浮かぶ島だったという伝承もあります。今は山へ登っていく参拝ですが、かつてこのあたりが海に近い場所として見られていたなら、山の神と海の神が同じ場所にいることも自然に見えてきます。
金刀比羅宮は、もとは琴平神社と呼ばれ、大物主神を祀る社でした。神仏習合の時代には金毘羅大権現と呼ばれ、明治のはじめに金刀比羅宮となります。名前は変わっても、山に登って海の守りを願う参拝は、長く続いてきたのですね。
大物主神は、三輪山の蛇の神でもある
金刀比羅宮の祭神である大物主神は、奈良の三輪山に鎮まる神としても知られています。三輪山は大神神社(おおみわじんじゃ)の御神体山で、山そのものを神の鎮まる場所として仰ぐ信仰が残っています。
大物主神は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の和魂(にぎみたま)とも語られます。和魂とは、神の穏やかな働きのことです。大国主神といえば出雲の国づくりの神ですが、その神の別の働きが三輪山に鎮まった、と見る話があるんですね。
三輪山の大物主神には、蛇の姿で現れる話があります。
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)のもとに通っていた神が、ある時、小さな蛇の姿で箱の中にいました。姫が驚くと、神は恥じて三輪山へ帰ってしまいます。神さまが人に会いに来て、人に姿を見られて怒る。かなり人間くさい話です。
金刀比羅宮の大物主神をたどると、海の守り神の奥に、三輪山の蛇の神が出てきます。山の神であり、蛇の神であり、医薬や農業にも関わる神が、瀬戸内の船乗りたちの守り神として祀られているのです。
金毘羅という名の奥にいる、水辺の神
「金毘羅」という名は、もとはインドの水辺の神クンビーラに由来するといわれます。クンビーラは、ガンジス川のワニと関わる神として語られました。
ワニの神が、日本では水の守護神として受け止められ、さらに海上安全の金毘羅信仰として広がっていきます。ここで、大物主神の蛇と、金毘羅のワニが同じ山に入ってくるんですね。
蛇もワニも、水辺の生き物です。
金刀比羅宮では、三輪山の大物主神、仏教の金毘羅大権現、瀬戸内海の船乗りの信仰が、琴平山の石段の先で一つの参拝になっています。
山へ登っているのに、話の下には水がある。
金倉川(かなくらがわ)は、かつて参拝前に身を清める禊川(みそぎがわ)として知られました。ふもとの川で身を清め、長い石段を登り、海の安全を願う。参拝の体の動きそのものが、川から山へ向かっているのです。
崇徳天皇が祀られる理由
金刀比羅宮のもう一柱の祭神は、崇徳天皇です。
崇徳天皇は、保元の乱のあと讃岐へ流されました。都から遠く離れた讃岐で暮らし、金毘羅大権現を深く信仰したと伝わります。亡くなった翌年、その神霊が迎えられ、相殿に祀られました。
崇徳天皇というと、怨霊として語られることも多い人物です。都へ戻れず、讃岐で亡くなった天皇が、海の守り神として広く信仰された金刀比羅宮に祀られている。ここには、山の神社の中に、都から離された天皇の物語も入っています。
奥社へ向かう途中には、白峰神社があります。ここにも崇徳天皇が祀られ、母の待賢門院(たいけんもんいん)、山の神である大山祇神(おおやまづみのかみ)なども祀られます。金刀比羅宮の石段をさらに登ると、船乗りの願いの先に、讃岐へ流された天皇の話が現れるのです。
金刀比羅宮に小話や裏話、豆知識

犬が代わりに参った、こんぴら狗
江戸時代、金毘羅参りは多くの人の憧れでした。けれど、遠くて行けない人もいます。病気で行けない人、家を離れられない人、旅の途中で進めなくなった人もいました。
そこで、代参という形がありました。本人の代わりに、誰かが参るのです。
金刀比羅宮には、人の代わりに犬が参った「こんぴら狗(いぬ)」の話があります。犬は首に袋をかけ、その中には「こんぴら参り」と書かれた札、初穂料、道中の食費などが入っていました。
犬は一人で道を知っていたわけではありません。街道を行く旅人に連れられ、宿場の人に世話され、次の人へ託されて進みます。願いを首にかけた犬を、見知らぬ人たちが少しずつ金毘羅へ近づけていくのです。
こんぴら狗の銅像を見ると、かわいい犬の話で済ませたくなります。けれど、その首の袋には、参拝できなかった人の願いと、道中で犬を助けた人たちの手間が入っているんですね。
海へ流した樽が、山の神社へ届く
金毘羅信仰には、流し樽という風習もありました。
船乗りたちは、賽銭などを入れた樽を海へ流します。海に浮かぶその樽を別の船が見つけると、金刀比羅宮へ届けました。
願いを持っていくのは、本人の足ではありません。樽を海へ出し、潮に任せ、それを拾った誰かの船に預けるのです。
金刀比羅宮は山の中腹にある神社です。そこへ、海に流した樽が人の手を渡って届く。こんぴら信仰は、犬や旅人、船や樽に願いを預けるところがあるんですね。
例大祭では、神さまが山から町へ下りる
金刀比羅宮の例大祭は、10月に行われる大きなお祭りです。
ふだんの参拝では、人が石段を登って御本宮へ向かいます。例大祭の神幸祭では、大神が御神輿で山を下り、門前町へ向かいます。
この時、行列の先頭には「お頭人さん」と呼ばれる子どもたちが立ちます。邪心のない子どもが神を導くとされ、男の子は馬に乗り、女の子はかごに乗って進みます。
山の上に鎮まる大神が、年に一度、子どもに導かれて町へ下りる。
金刀比羅宮の石段は、参拝者が登る道であり、祭りの日には神さまが町へ出る道にもなるのです。
金刀比羅宮の見どころ・パワースポット

御本宮と785段の石段
御本宮は、金刀比羅宮の中心となる信仰上のパワースポットです。ここに大物主神と崇徳天皇が祀られています。
御本宮までは785段の石段を登ります。長い道のりですが、途中には大門、桜馬場、こんぴら狗の銅像などがあり、門前町から神域へ少しずつ入っていく感覚があります。
御本宮前からは讃岐平野を見渡せます。海上安全を願った人たちが、山の上から平野と海の方角を眺めた場所でもあります。
旭社と三穂津姫社
旭社(あさひしゃ)は、金刀比羅宮の中でも彫刻が美しい見どころです。細かな装飾が施された社殿で、石段を登る途中に現れるため、御本宮と間違えそうになるほど立派です。
三穂津姫社(みほつひめしゃ)は、大物主神の妃神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)を祀る社です。御本宮の近くにあり、夫婦神の並びとして参拝できます。
社殿の美しさを見るなら旭社、神さまの関係をたどるなら三穂津姫社です。長い石段の途中に、建築の見どころと神話の入口が並んでいます。
奥社・厳魂神社と威徳巖
奥社の厳魂神社は、さらに石段を登った先にあるパワースポットです。表参道から1,368段目、琴平山の上に鎮まります。
祀られている厳魂彦命(いづたまひこのみこと)は、金毘羅大権現の再興に尽くした宥盛(ゆうせい)という人物です。宥盛は「死して永く当山を守護せん」と言い残し、天狗となって山を守る存在になったと伝わります。
奥社の近くには威徳巖(いとくのいわ)という岩場があり、天狗とカラス天狗の彫物があります。大物主神の蛇、金毘羅のワニ、こんぴら狗、そして奥社の天狗。金刀比羅宮では、動物や異形のものが、神と人の間でよく働いているのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
