御嶽神社の神社属性は、空属性です。
長野県木曽郡王滝村の御嶽(おんたけ)神社は、木曽御嶽山を霊峰として仰ぐ神社です。ふもとの里宮で参拝して終わる社ではなく、清滝、新滝、八海山神社、田の原、遥拝所、頂上奥社へと、山の上へ向かうほど神仏の祠や霊場が出てきます。
昔は御嶽山へ登るために、ふもとで百日間の精進潔斎をしたといいます。そこへ覚明行者(かくめいぎょうじゃ)と普寛行者(ふかんぎょうじゃ)が登拝の道を開き、庶民が御嶽へ登れる時代が来たのです。
この記事ではそんな御嶽神社についてご紹介いたします。まずは御嶽神社の属性相性から見ていきましょう。

空属性の御嶽神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 御嶽神社の属性 | 空属性 |
| 相性の悪い | 地属性・風属性 |
| 相性の良い属性 | 空属性・水属性・火属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは御嶽神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
御嶽神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県木曽郡王滝村3315番地 |
| ご祭神 | 国常立尊(くにのとこたち)、大己貴命(おおむなち)、少彦名命(すくなひこな) |
| ご利益 | 開運招福、病気平癒、長寿、縁結びなど |
| 祭事 | 夏山開山祭、例大祭など |
| 公式HP | →御嶽神社の公式サイトはこちら |
御嶽神社は、御嶽山王滝口の信仰を守る神社です。里宮は御嶽山の一合目にあり、そこから山上へ向かう王滝口登山道の各所に、清滝、新滝、十二大権現、八海山神社、三笠山神社、田の原大黒天、遥拝所、頂上奥社などが祀られています。
頂上奥社は大宝2年、文武天皇の時代に創建されたと伝わります。御嶽山は「王の御嶽」と呼ばれ、室町時代には王御嶽座王権現(おうみたけざおうごんげん)という山の神名もありました。
里宮の石段は451段あります。木曽五木が茂る森を抜け、立岩の下に社殿が建っています。社殿の後ろからは御神水が湧き、山へ登る前の祈りと、水の清めが同じ場所にあるのです。
御嶽神社にまつわる話
百日精進の山を、行者が開いた
御嶽神社の話でまず出てくるのは、百日間の精進潔斎です。
精進潔斎とは、肉食や酒を断ち、身を清め、心を整えて神仏へ向かう準備のことです。昔の御嶽山では、ふもとで百日間この修行をしてから登拝したといいます。百日です。山へ登る前に、暮らしのほうを先に変えなければならなかったんですね。
その御嶽山へ、江戸時代に新しい登拝の道を開いたのが覚明行者と普寛行者です。覚明は天明2年に黒沢口を開き、普寛は寛政4年に王滝口を開きました。厳しい精進を少し軽くし、講社を作り、多くの人が御嶽山へ登れるようにしたのです。
御嶽講の人々は白装束で身を包み、金剛杖を持ち、山へ向かいました。白装束は旅の服であり、死装束にも見える服です。山へ入るということは、いつもの自分をいったん置いて、御嶽大神の前へ出ることでもあったのですね。
普寛行者のあとには、一心行者(いっしんぎょうじゃ)や一山行者(いっさんぎょうじゃ)も続きます。王滝口には講祖本社があり、普寛霊神、覚明霊神、一心霊神、一山霊神が祀られています。御嶽神社では、山を開いた人たちが、のちに霊神としてまつられるのです。
三柱の神と、御嶽大神の顔
御嶽神社のご祭神は、国常立尊、大己貴命、少彦名命の三柱です。この三柱を御嶽大神として仰ぎます。
国常立尊は、天地が開けたはじめに現れる根源の神です。国土の土台のような神で、御嶽山の頂に祀られると、山そのものを支える神のように見えてきます。御嶽山は標高3,067メートルの独立峰で、遠くからでも姿がよく分かります。そこへ天地のはじめの神を祀るのです。
大己貴命は、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名です。国づくり、縁結び、福徳、豊かな実りへ話が広がる神ですね。登山道の田の原には田の原大黒天があり、大国主命が祀られています。主祭神の名が、山の七合目で大黒さまとしてもう一度出てくるんですね。
少彦名命は、小さな体で大国主命とともに国づくりをした神です。薬、まじない、知恵、長寿、病気平癒の神としても知られています。御嶽信仰には、水行、祈とう、病気平癒、眼病平癒の御神水などが出てきます。少彦名命の顔が、登山道のあちこちに少しずつ出ているようです。
三柱を並べると、はじめに国常立尊が山と天地の根を置き、大己貴命が国土と暮らしを整え、少彦名命が人の病や知恵に寄ってくる。御嶽大神は、山の頂にいる神であり、人の体や暮らしにまで近づく神でもあるのです。
滝、権現、龍王がいる登山道
御嶽神社では、登山道そのものが神仏の道になっています。
里宮から山へ向かうと、清滝(きよたき)と新滝(しんたき)があります。清滝には清滝不動尊と清滝弁財天が祀られ、御嶽講の信者たちはここで水行をしてから頂上へ向かいました。滝の水を浴びるのは、体を冷やすためではなく、山へ入る前に身を改める行です。
新滝は、滝の裏側に洞窟があります。そこには新滝不動明王と八大龍王が祀られています。滝の裏から水を見るので、裏見滝とも呼ばれます。水の裏側に回り、洞窟で不動明王と龍王に向き合う。山へ登る前に、ずいぶん濃い場所を通るのです。
四合目には十二大権現があり、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が祀られています。富士山の神として知られる女神が、御嶽山の途中にいるんですね。子授け、安産、子育ての神として信仰され、猿ぼこを奉納する習わしも残ります。
五合目の八海山神社には、国狭槌尊(くにさづちのみこと)が祀られます。別名を八海山提頭羅神王(はっかいさんだいづらしんのう)といい、水の徳をあらわす神とされます。社殿の後ろに湧く御神水で目をすすぐと、眼病平癒のご利益があると伝わります。
滝で水を浴び、龍王に祈り、女神に子を願い、御神水で目をすすぐ。御嶽山の登山道は、上へ登るほど神さまが減るのではなく、むしろ増えていく道なのです。
御嶽神社の小話や裏話、豆知識

御嶽に生まれ、御嶽にかえる霊神碑
御嶽山の道を歩くと、霊神碑(れいじんひ)が目に入ります。これは、御嶽信仰に生きた行者や信者の霊を祀る石碑です。
御嶽信仰には、「死後の御霊はお山にかえる」という考えがあります。亡くなった人の魂が御嶽へ帰り、霊神として祀られる。山は生きている人が登る場所であり、亡くなった人の魂が戻る場所でもあったのです。
里宮の境内にも霊神社があり、御嶽山に信仰を尽くした人々のみたまが、毎年あらたに祀られます。山を開いた行者も、登拝した信者も、死後に山へ帰っていく。御嶽山の石碑群には、講の名前、人の名前、霊神の名が刻まれています。
白装束で山へ登ることと、死後にお山へ帰ること。この二つは遠い話に見えますが、御嶽信仰の中では同じ山へ向かう話として並びます。御嶽神社の山道に石碑が多い理由は、そこにあります。
猿ぼこを借り、十二体にして返す
十二大権現には、猿ぼこをめぐる習わしがあります。
十二大権現のご祭神は木花開耶姫命です。コノハナサクヤヒメは、富士山の神として知られ、火の中で子を産んだ女神でもあります。御嶽山では、子授け、安産、子育ての神として信仰されてきました。
昔は、祈願する人がご神前の人形を借りて帰り、願いがかなうと人形を倍にして奉納したといいます。今は猿ぼこを借り、願いがかなったあとに十二体を奉納する習わしになっています。
猿ぼこは、赤い布で作られた小さな猿の人形です。猿は「去る」に通じるので、災いが去る、病が去るという意味でも使われます。子を願う場所に猿の人形が置かれる。火の中で子を産む女神の前に、赤い猿ぼこが並ぶ。御嶽山の途中で、富士山の女神と小さな猿が一緒に祈られているのです。
御嶽神社の見どころ・パワースポット

里宮と451段の石段
里宮は、御嶽神社の見どころであり、ふもとの参拝で中心になるパワースポットです。車道から大鳥居をくぐり、木曽五木の森を進むと、451段の石段があります。
石段を登りきると、立岩の下に社殿が建っています。この立岩は岩座(いわくら)として信仰され、かつて行者が参籠して修行した場所でもあります。社殿の後ろからは御神水が湧き、信州の名水・秘水にも選ばれています。
山頂まで登れない人でも、里宮で御嶽山の神へ祈ることができます。石段を上がり、立岩の前で手を合わせ、御神水にふれる。御嶽信仰の入口が、ここにあります。
清滝と新滝
清滝と新滝は、水行の行場としてのパワースポットです。御嶽講の信者たちは、清滝や新滝で水行をしてから頂上へ登拝しました。
清滝は車道からも見ることができ、一年を通じて水行の場として使われてきました。冬には水が凍り、氷瀑になります。新滝は森の中にあり、滝の裏側に洞窟がある裏見滝です。洞窟には不動明王と八大龍王が祀られています。
水で身を清め、不動明王の前に立ち、龍王の名が出てくる。御嶽神社の山道では、水が清めであり、祈りの場所でもあります。
田の原遥拝所と頂上奥社
田の原の遥拝所は、山頂を遥かに拝むためのパワースポットです。昭和54年の噴火で頂上へ登拝できなくなった時期に、頂上奥社を正面に拝める場所として設けられました。
さらに登ると、王滝口頂上の頂上奥社があります。頂上奥社は大宝2年創建と伝わる、御嶽神社の山上の中心です。昭和54年の噴火、昭和59年の長野県西部地震、平成26年の噴火で被害を受けながら、令和2年に社殿が再建されました。
御嶽山は今も活動する火山です。山上へ向かう場合は、登山道の開通状況、火山情報、天候、装備を必ず確認する必要があります。そのうえで遥拝所や奥社を思うと、御嶽神社の信仰は、美しい山を拝むだけでなく、荒れる山を畏れて祈る信仰でもあると分かります。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
