川越八幡宮の神社属性は、火属性です。
川越八幡宮は、川越駅から歩いて行ける町なかにありながら、創建は長元3年、1030年までさかのぼる八幡さまです。はじまりには、平忠常(たいらのただつね)の乱を鎮めに向かった源頼信(みなもとのよりのぶ)の必勝祈願が伝わっています。
境内には、応神天皇を祀る社殿のほか、老狐の相撲伝承を持つ民部稲荷、黄泉の国の桃に由来する厄除け桃、宗像三女神を祀る川越宗像神社まで並んでいます。
この記事ではそんな川越八幡宮についてご紹介いたします。まずは川越八幡宮の属性相性から見ていきましょう。

火属性の川越八幡宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 川越八幡宮の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは川越八幡宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
川越八幡宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県川越市南通町19-3 |
| ご祭神 | 応神天皇 |
| ご利益 | 必勝祈願、厄除け、良縁、足腰健康など |
| 祭事 | 夏越大祓、例大祭など |
| 公式HP | →川越八幡宮の公式サイトはこちら |
川越八幡宮は、東武東上線・JR川越線の川越駅東口から徒歩約6分、西武新宿線の本川越駅から徒歩約7分の場所に鎮座しています。ご祭神は応神天皇、神名では誉田別命(ほむだわけのみこと)です。
八幡さまは武運の神として知られますが、川越八幡宮では必勝祈願の由緒に加えて、厄除け、良縁、安産、足腰健康、目の健康など、境内の各社や御神木ごとにさまざまな祈りが置かれています。町なかの神社なのに、境内を歩くと、戦、城、桃、狐、鳩、イチョウ、宗像の海の神まで出てくるんですね。
川越八幡宮にまつわる話
源頼信が祈った、長元の乱と八幡さま
川越八幡宮の創建には、平安時代の武将・源頼信が登場します。
長元元年、1028年に平忠常が朝廷に背き、安房・上総・下総を従えて武蔵国へ攻め入ったと伝わります。この乱はなかなか鎮まらず、頼信が追討を命じられました。そこで頼信は、この地で八幡大神に戦勝を祈ったとされます。
戦の前に祈り、勝利のあとに神を祀る。ここで出てくる八幡さまは、武家が頼った神さまです。のちに源氏が八幡信仰を厚くしたことを思うと、川越八幡宮のはじまりは、武士の世が本格的に動く少し前の、かなり生々しい場面に置かれているんですね。
川越八幡宮は、豊前国、今の大分県にある宇佐八幡宮から勧請されたと伝わります。宇佐の八幡さまは全国の八幡信仰の大もとで、応神天皇を八幡大神として祀ります。川越の町なかにあるこの神社の奥には、九州の宇佐から来た八幡信仰が入っているのです。
応神天皇と神功皇后、八幡さまの母子の話
川越八幡宮のご祭神は応神天皇です。応神天皇は誉田別命(ほむだわけのみこと)とも呼ばれ、八幡大神として広く祀られてきました。
応神天皇の母は神功皇后(じんぐうこうごう)です。神功皇后は、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の皇后で、お腹に御子を宿したまま海を越えたと語られる、かなり強い伝承を持つ女性なんですね。八幡信仰には弓矢の武神としての顔と、神功皇后が御子を守る母子の信仰が入っています。
川越八幡宮の境内には「再会の木」としてサイカチの木もあります。神功皇后がサイカチの木を植え、親しい人々との再会を祈ったという話が添えられています。応神天皇を祀る神社の境内で、母である神功皇后の願いが一本の木に置かれている。戦勝祈願で始まった八幡宮のなかに、再会や良縁の祈りがあるのは、ここから見ても自然なんですね。
河越氏、川越城、そして「河越八幡宮」の額
川越八幡宮のあたりは、鎌倉時代には河越氏(かわごえし)の所領でした。神社の後方には河越氏の館があったと伝わります。
その後、長禄元年、1457年に川越城が築かれると、太田道灌(おおたどうかん)がこの神社を厚く崇敬し、分霊を川越城内の守護神として祀ったと伝わります。八幡さまは、源頼信の戦だけで終わらず、河越氏の館、川越城、歴代城主の崇敬へ進んでいくのです。
江戸時代には、川越城主の酒井氏からも崇敬を受けました。徳川家光の日光社参の折には、酒井忠利が道中安全を祈り、その功によって葵紋付きの祭器具が寄進されたと伝わります。川越八幡宮には「河越八幡宮」と書かれた古い御神号の額も残ります。今は「川越」と書く町で、古い字の「河越」が八幡さまの名に残っているんですね。
八幡の神使は鳩とされます。八幡宮の扁額や神紋のまわりに鳩の意匠が出てくることがありますが、川越八幡宮の「河越八幡宮」の額も、向かい合う鳩を思わせる文字の形で伝わります。武家の神の額に、鳥の姿を字の中へ入れてしまう。神社の古いものには、こういう遊びにも似た信仰の細工が残ります。
宇佐、宗像、川越宗像神社
川越八幡宮の境内には、川越宗像神社があります。御祭神は田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の宗像三女神です。
宗像三女神は、『古事記』や『日本書紀』に出てくる天照大御神と須佐之男命の誓約から生まれた神々です。福岡の宗像の地に祀られ、海の道、交通、航海、産業、芸術などを守る神として信仰されてきました。
ここで宇佐八幡の話がもう一度出てきます。宇佐神宮では、八幡大神、比売大神、神功皇后が祀られています。この比売大神を、宗像三女神とみる信仰があります。つまり川越八幡宮の境内に宗像三女神が祀られることは、宇佐から勧請された八幡信仰の古い根元へ話が戻ることでもあるのです。
川越は内陸の城下町として語られることが多い場所です。それでも、八幡信仰をたどると宇佐が出て、宇佐をたどると宗像の海の神が出てきます。川越の町なかで、海の道の神に手を合わせることになる。神社の境内では、土地の距離よりも、神さま同士の関係のほうが近いことがあります。
川越八幡宮の小話や裏話、豆知識

老狐の民部が残した、相撲と足腰の話
川越八幡宮の境内社に、民部稲荷神社(みんぶいなりじんじゃ)があります。御祭神は倉稲魂神(うがのみたまのかみ)で、衣食住や商売繁盛に関わるお稲荷さまです。
この民部稲荷には、相撲好きの老狐の話が伝わります。昔、八王子に住んでいた老狐が人間に化け、「民部」と名乗って暮らしていました。ところが正体を知られ、川越の梵心山へ移ったといいます。
民部は相撲が得意で、捻挫や打ち身の手当てを人に教えて去ったと伝わります。狐が人に化ける話は各地にありますが、ここでは化けた狐が相撲を取り、足腰の手当てを残すんですね。境内で足腰健康やスポーツ必勝の祈りが置かれているのは、この民部の伝承から来ています。
ぐち聞きさまと、十人の話を聞いた聖徳太子
境内には「ぐち聞きさま」も祀られています。御祭神として置かれているのは聖徳太子です。
聖徳太子には、一度に十人の訴えを聞き分けたという話があります。そこから、川越八幡宮では、人に言いにくい悩みや心の内を聞く存在として祀られているんですね。神社の境内に、戦勝祈願の八幡さまと、十人の声を聞いた太子が同じ場所にいる。武の神のとなりに、話を聞く人がいるのです。
ぐち聞きさまの前には椅子も置かれています。参拝の場に椅子があるというのも、少し不思議です。立って拝む神さまばかりではなく、腰を下ろして話す相手としての太子がいる。川越八幡宮の境内は、そういう小さな祈りの形も持っています。
葉書の木とタラヨウ
川越八幡宮には「葉書の木」と呼ばれるタラヨウがあります。
葉書という字は、文字どおり「葉に書く」と書きます。タラヨウの葉は、裏側を傷つけると文字が浮かび、消えにくい性質があります。昔はこの葉に恋文や約束ごとを書き、大切に保管したとも言われています。
紙のはがきを出す前に、葉に文字を書く。今の郵便の言葉の奥に、木の葉がまだ残っているんですね。川越八幡宮では、神話や武家の話だけでなく、言葉の由来に触れる木も境内に立っています。
川越八幡宮の見どころ・パワースポット

社殿と西参道|川越の守り神を拝む見どころ
川越八幡宮の社殿は、建築と信仰の見どころです。昭和48年から昭和50年にかけて本殿・拝殿が改築され、幣殿も新しく整えられました。
主祭神の応神天皇を拝む中心の場所なので、まずは社殿で参拝する形になります。源頼信の戦勝祈願、河越氏、川越城、歴代城主の崇敬をたどったあとに社殿前へ立つと、この八幡さまが川越の守り神として祀られてきた理由が具体的に見えてきます。
西参道も見どころです。木々に囲まれ、朱塗りの灯籠が並ぶ参道で、川越市の都市景観賞にも選ばれています。町なかの神社ですが、参道に入ると、駅前の道とは歩く速さが変わります。
厄除け桃|黄泉比良坂の桃を祀る厄除けのパワースポット
厄除け桃は、厄除けのパワースポットとして祀られている場所です。御祭神は意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)です。
『古事記』では、伊弉諾命(いざなぎのみこと)が亡くなった妻・伊弉冉命(いざなみのみこと)を追って黄泉の国へ行きます。ところが黄泉の国で見てはいけないものを見てしまい、伊弉諾は追われる身になります。そこで黄泉比良坂(よもつひらさか)まで逃げ、そこにあった桃の実を投げると、追ってきたものたちが退いたと語られます。
伊弉諾はその桃に、私を助けたように地上の人々も助けよと命じ、意富加牟豆美命の名を与えました。川越八幡宮の厄除け桃は、この黄泉の国の場面を境内でたどる場所なんですね。桃玉を厄割石に投げて厄を祓う「厄割桃」もあり、神話の桃が、今の厄除けの作法として残っています。
夫婦イチョウと再会の木|良縁・安産・再会を願うパワースポット
夫婦イチョウは、良縁や安産・子宝を願うパワースポットです。昭和8年、明仁上皇陛下がお生まれになった年に、川越八幡宮の神職によって男イチョウと女イチョウの二本が植えられました。
その二本が、いつしか寄り添うように一本の木になったと伝わります。さらに平成に入ってから「乳」と呼ばれるこぶも生じ、安産や子宝の祈りとも結びつきました。二本で植えられた木が一本になり、そこから新しい命を思わせる形が出てくる。良縁や子宝の祈りが木に託されるのも、そういう姿があるからなんですね。
近くには再会の木、サイカチの木もあります。御祭神である応神天皇の母・神功皇后が、親しい人々との再会を願ってサイカチを植えたと伝わります。川越八幡宮では、戦勝を祈った八幡さまの境内に、良縁、安産、再会の木が並んでいます。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
