鷲宮神社の神社属性は、地属性です。
埼玉県久喜市の鷲宮神社は、関東最古級の大社と伝わる、お酉さまの本社です。社名だけ見ると鷲の宮ですが、古い呼び名には「土師宮(はじのみや)」という名が出てきます。
土師は、古墳や土器、埴輪に関わった人々の名で、その「ハジ」がいつしか「ワシ」へ変わったという話が残るんですね。鳥の名で呼ばれる神社の底から、土を扱った人々の名が出てくるのです。
この記事ではそんな鷲宮神社についてご紹介いたします。まずは鷲宮神社の属性相性から見ていきましょう。

地属性の鷲宮神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 鷲宮神社の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは鷲宮神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
鷲宮神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県久喜市鷲宮1丁目6番1号 |
| ご祭神 | 天穂日命、武夷鳥命、大己貴命 |
| ご利益 | 商売繁盛、開運招福、家内安全、厄除けなど |
| 祭事 | 鷲宮催馬楽神楽、大酉祭など |
| 公式HP | →鷲宮神社の公式サイトはこちら |
鷲宮神社は、天穂日命とその御子の武夷鳥命、そして大己貴命を祀ります。天穂日命は出雲へ遣わされた神、武夷鳥命はその御子、大己貴命は大国主命の別名として知られる神です。
境内には国指定の鷲宮催馬楽神楽が伝わり、祭礼の日には神話が舞として出てきます。鎌倉時代の『吾妻鏡』にも名が見え、武家の崇敬を受けた古社でもあります。
鷲宮神社にまつわる話
「土師宮」と呼ばれた鷲宮
鷲宮神社の名の奥に置かれているのが、土師宮(はじのみや)という古い呼び名です。古い社伝では、土師部(はじべ)の人々がこの社の草創に関わったと伝わります。
土師部は、土器を作り、古墳の埴輪や葬送の仕事にも関わった集団として知られています。土師という字は、土を相手にする人々の名です。鷲宮は鳥の字を持つのに、その前の名は土の仕事から出ています。
しかもその名は、鷲宮催馬楽神楽の正式名「土師一流催馬楽神楽(はじいちりゅうさいばらかぐら)」に残りました。社名はワシへ変わっても、神楽の名はハジを抱えたまま舞い続けているんですね。
三年帰らなかった天穂日命
祭神の天穂日命(あめのほひのみこと)は、『古事記』や『日本書紀』の国譲りの場面に出てきます。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の側から、大国主命(おおくにぬしのみこと)のもとへ遣わされる神です。
ところが、この神は三年たっても戻りません。命令を受けた使者が、相手の土地に腰を下ろす。国譲りの話は、このあたりからもう人間くさいのです。
武夷鳥命(たけひなとりのみこと)は、天穂日命の御子です。別名を建比良鳥命(たけひらとりのみこと)ともいい、出雲国造(いずものくにのみやつこ)の祖神としても語られます。国造とは、古代の地方豪族・地方官のような存在です。
鷲宮神社では、出雲へ遣わされた父と、その御子と、出雲の主である大己貴命(おおなむちのみこと)が同じ境内に坐します。使者と相手の神が、ここでは参拝者を迎える側に回っています。
古利根川のほとりで、神社が船を見ていたころ
鷲宮神社のある場所は、古利根川の近くにあります。自然堤防と呼ばれる、川が運んだ土砂で少し高くなった土地です。川があふれる土地では、この少しの高さが暮らしの場所になります。
中世の鷲宮神社は、太田荘(おおたのしょう)の総鎮守として信仰を集めました。荘園とは、古代から中世にかけて広がった私有地のような領域です。太田荘の信仰圏はかなり広く、今の久喜、加須、白岡、宮代、春日部、さいたま市岩槻のあたりまで名前が見えてきます。
古利根川を行く船から関銭を取った「鷲宮関」の話もあります。関銭は、道や川を通る時に納める通行料のようなものです。神社は祈る場所であり、川を行く人や荷物の動きにも目を置く立場だったんですね。
鷲宮神社の小話や裏話、豆知識

催馬楽は馬子の歌だったという話
鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら)の「催馬楽(さいばら)」は、平安時代に歌われた歌謡の名です。一説には、地方から都へ年貢を運ぶ馬子が道中で歌ったことから、この名になったといいます。
馬を引いて荷を運ぶ歌が、神前の舞の名に入っている。神楽の名前の中に、道を歩く人、荷を運ぶ人、歌う人の声が入り込んでいるのです。
鷲宮の神楽は、古くは十二座神楽とも呼ばれました。天岩戸、天孫降臨、猿田彦とウズメの舞など、神話の場面が舞になります。神話を文字で読むのではなく、面、鈴、榊、弓矢、足運びで見るんですね。
十二支の酉と大酉祭
鷲宮神社は、お酉さまの本社としても知られます。酉は十二支の鳥です。鷲の字を持つ社で、12月の初酉日に大酉祭(おおとりさい)が行われます。
年の終わりに近い時期、鳥の名を持つ社で、暦の酉の日の祭りが行われる。鷲宮という名が先に耳に残っているので、暦の酉まで社名の中から出てきたように見えます。
大酉祭の日にも、神楽殿で鷲宮催馬楽神楽が奉納されます。酉の日の祭りに、土師の名を持つ神楽が舞われる。鳥の名と土の名が、ここでまた同じ境内に戻ってくるのです。
鷲宮神社の見どころ・パワースポット

本殿・拝殿・神崎神社本殿
鷲宮神社の社殿でぜひ見たいのが、本殿・拝殿・神崎神社本殿の並びです。建築の見どころです。
本殿には天穂日命と武夷鳥命、神崎神社(かんざきじんじゃ)本殿には大己貴命を祀るとされます。出雲へ遣わされた神と、その御子と、出雲の主である神が、社殿の配置にも分かれて見えるんですね。
神話を読んだあとにこの並びを見ると、命令を受けて出雲へ向かった神と、出雲の側の神が、久喜の地でそれぞれの社に坐していることが分かります。
神楽殿
神楽殿は、文化財としての見どころであり、祭りの日には信仰上のパワースポットにもなる場所です。鷲宮催馬楽神楽が奉納される場所で、年6回、歳旦祭、年越祭、春季祭、夏越祭、秋季祭、大酉祭に舞が行われます。
この神楽は関東神楽の源流ともいわれ、古い形を残す舞です。神話の神々が、言葉の説明ではなく、採物や所作で出てきます。猿田彦が先導し、ウズメが舞い、岩戸の前で神々が動く。神楽殿は、その場面を今の境内で見る場所なんですね。
光天之池と御池社
光天之池(みひかりのいけ)は、境内にある神池です。水と龍にまつわるパワースポットです。
池の奥には御池社があり、池のほとりから手を合わせる形になります。龍神が住むと伝わる池で、平成に入って池を復元する時、湧き水があふれ、龍のような雲が空に出たという話も伝わります。
水は静かに見えても、鷲宮では雲まで呼ぶ話を持っています。土師の名を残す神社の中に、水と龍の場所がある。土と水がそろって、古利根川のほとりの神社らしさが見えてきます。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
