八坂神社の神社属性は、火属性です。
京都・祇園の東に鎮まる八坂神社は、「祇園さん」と呼ばれて親しまれてきた神社です。ご祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した荒ぶる神であり、祇園の地では疫病を鎮める神としても信仰されてきました。
この神社をたどると、旅の途中で宿を求める神、貧しい家が出した粟飯、神泉苑に立てられた六十六本の矛、本殿の下に眠る龍穴まで出てきます。祇園祭の華やかな山鉾の奥に、都が疫を恐れ、神を迎え、丁重に送り返してきた長い時間があるんですね。
この記事ではそんな八坂神社についてご紹介いたします。まずは八坂神社の属性相性から見ていきましょう。

火属性の八坂神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 八坂神社の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは八坂神社の基本情報と、普段の参拝では知りにくい話をご紹介していきますね。
八坂神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
| ご祭神 | 素戔嗚尊(すさのおのみこと)など |
| ご利益 | 厄除け、災難除け、商売繁昌、縁結びなど |
| 祭事 | 祇園祭、例祭など |
| 公式HP | →八坂神社の公式サイトはこちら |
八坂神社は、京都市東山区の四条通東端に鎮座する、全国の祇園社の総本社です。現在の本殿には、素戔嗚尊、お妃の櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、その子どもたちである八柱御子神(やはしらのみこがみ)などが祀られています。
厄除けや災難除けの信仰がよく知られ、祇園祭の神社としても有名です。けれど八坂神社の話は、山鉾の美しさから入るより、疫病をどう鎮めたのかというところから見ると、境内のあちこちが急に動き出すんですね。
八坂神社にまつわる話
旅の神を泊めた家から始まる、祇園の厄除け
八坂神社の厄除けを語る時、蘇民将来(そみんしょうらい)の話が出てきます。
『備後国風土記』逸文に残る話では、旅の途中のスサノオが、一夜の宿を求めます。裕福な巨旦将来(こたんしょうらい)は断り、貧しい蘇民将来は粗末ながらも粟飯を出してもてなしました。
後にスサノオは、蘇民将来の子孫を疫病から守ると約束します。祇園祭の厄除けちまきに付く「蘇民将来子孫也」という札は、この話を背負っているんですね。ちまきは食べるものではなく、家の入口にかけて災いを避けるお守りです。
ここで出てくる神は、やさしく通り過ぎる旅人というより、もてなしを受けた家を守り、拒んだ家には災いを及ぼす神です。人の家の戸口で、疫病除けの運命が分かれる。祇園の厄除けは、かなり生々しいところから始まっているのです。
牛頭天王とスサノオ、祇園さんの古い顔
八坂神社は、慶応4年・明治元年までは「祇園社」「祇園感神院(ぎおんかんしんいん)」と呼ばれていました。江戸時代までの祇園さんには、神社とお寺が今よりも近かった時代の名残が濃くあります。
その中心にいたのが、牛頭天王(ごずてんのう)です。牛頭天王は祇園精舎の守護神ともされ、疫病を鎮める神として信仰されました。やがてスサノオと同じ神として祀られるようになり、明治の神仏分離を経て、八坂神社のご祭神は素戔嗚尊として整えられていきます。
「祇園さん」と呼ばれる親しさの奥に、牛頭天王、薬師如来、スサノオ、疫病除けの信仰が入っています。名前が変わっても、都に入り込む病を鎮めたいという願いは、そのまま祇園の土地に残っているんですね。
六十六本の矛と神泉苑、祇園祭の始まり
祇園祭の始まりは、貞観11年(869)に疫病が流行した時の御霊会(ごりょうえ)にあると伝わります。御霊会とは、災いをもたらす霊や神を鎮めるための祭りです。
この時、洛中の神泉苑(しんせんえん)に神輿を送り、当時の国の数にあわせて六十六本の矛を立て、国家の安寧と疫病消除を祈ったとされます。今の山鉾巡行を思うと華やかな祭りが浮かびますが、始まりの場面にあるのは疫病、神輿、矛、水辺の神泉苑なのです。
祇園祭では、神輿洗(みこしあらい)という神事も行われます。四条大橋の上で神輿を清める神事で、鴨川の水が使われます。疫を鎮める祇園の神が、都の川の水で清められる。火のように広がる病に、水をもって向き合う形になっているんですね。
八坂郷と渡来人、地名の奥にいる伊利之
八坂神社の創祀には、二つの大きな説が伝わります。
一つは、斉明天皇2年(656)に高麗から来朝した伊利之(いりし)が、新羅国の牛頭山(ごずさん)に座したスサノオを、山城国愛宕郡八坂郷(やましろのくに おたぎぐん やさかごう)に祀ったという話です。伊利之はのちに八坂造(やさかのみやつこ)の姓を賜ったと伝わります。
もう一つは、貞観18年(876)に南都の僧・円如(えんにょ)がこの地にお堂を建て、同じ年に祇園神が東山の麓、祇園林に降り立ったという話です。
片方は渡来人と牛頭山、片方は僧と祇園神。どちらの話にも、外から来た神をこの土地に迎える形があります。八坂という地名は、神社名として残っただけでなく、古代氏族の名にも顔を出すのです。
八坂神社の小話や裏話、豆知識

感神院の名は、今も境内に残っている
八坂神社という名前になったのは、明治の神仏分離以降です。それ以前は、祇園社、祇園感神院と呼ばれていました。
感神院という名は、いまも境内で見ることができます。西楼門から入って左手にある西手水舎(にしてみずや)の石甕(いしがめ)には、「感神院」の文字が刻まれています。
祇園さんの境内には、薬師堂や鐘楼があった時代もありました。鳥居をくぐって神社として参拝する今の姿の下に、お寺の要素を持っていた祇園社の時間が残っているんですね。
悪王子社の「悪」は、力が強いという意味
境内には悪王子社(あくおうじしゃ)があります。ご祭神は、スサノオの荒魂(あらみたま)です。
ここでいう「悪」は、力の強さを表す古い言い方です。荒魂とは、神の荒々しく強い働きのこと。八岐大蛇を退治するスサノオの力を考えると、悪王子社の名はかなりしっくりきます。
厄除けや災難除けを願う場所として祀られています。やさしく包むというより、災いを強い力で押し返す神の姿なんですね。
古い境内は、鴨川から白河山まで広がっていた
延久2年(1070)の太政官符(だじょうかんぷ)には、当時の祇園社の広大な境内地が記されています。東は白河山、南は五条以北、西は鴨川、北は三条以南という範囲でした。
今の八坂神社を、祇園の交差点東側の神社として見ると、かなり意外な広さです。東山の麓から鴨川まで、都の東側を大きく抱える場所だったのですね。
この広さを思うと、八坂神社が「平安京の東を守る社」とされてきたことも見えやすくなります。神社の前を通る四条通も、ただの参道というより、都の中心へ向かう大きな道筋として見えてきます。
八坂神社の見どころ・パワースポット

国宝本殿と龍穴
八坂神社の本殿は、承応3年(1654)に建立された国宝です。本殿と拝殿を一つの大きな屋根で覆う、祇園造とも呼ばれる独特の建築で、建築としても大きな見どころです。
この本殿の下には、大きな池があり、青龍が棲む龍穴があると伝わります。鎌倉時代の『続古事談』にも、祇園の宝殿の中に龍穴があるという話が出てきます。深さを測ろうとしても底に届かなかった、という少し怖い話まで添えられているんですね。
平安京では東を青龍が守るとされ、八坂神社のある東山はその青龍の方角にあたります。本殿は参拝の中心であり、龍神信仰や水の信仰が重ねられたパワースポットでもあります。
舞殿と祇園祭の神輿
本殿前の舞殿(ぶでん)は、祇園祭の際に三基の神輿が奉安される場所です。結婚式や奉納舞踊も行われ、夜には多くの提灯が灯ります。
ここは建物としての見どころであり、祇園祭の神輿を迎える場所でもあります。山鉾巡行に目が向きやすい祭りですが、八坂神社の神様が御旅所へ向かい、また戻ってくる神輿の動きが、祇園祭の中心にあります。
舞殿の前に立つと、神輿が出る日と戻る日の境内を想像しやすいんですね。祭りの主役は山鉾の町衆だけでなく、神様を迎え、もてなし、送り返す一連の神事なのです。
美御前社と美容水
美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、美容祈願の社として知られるパワースポットです。ご祭神は宗像三女神(むなかたさんじょしん)で、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)をはじめ、美しい女神たちとして信仰されてきました。
社殿のそばには美容水があります。肌に二、三滴つけると、身も心も美しくなると伝わる御神水です。
祇園という土地柄もあって、芸舞妓さんや美容に関わる人々の参拝も自然に思い浮かびます。疫病を鎮める祇園さんの境内に、美を願う小さな社がある。スサノオの荒々しさから、宗像の女神たちの美しさまで、八坂神社の境内はかなり幅が広いのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
