赤城神社の神社属性は、地属性です。
群馬県前橋市、赤城山の大沼(おの)のほとりにある赤城神社について紹介します。朱塗りの社殿が湖に映る神社ですが、この湖には、赤城姫(あかぎひめ)が逃げ込み、やがて赤城大明神になったという話が残っています。
姫が入ったのは、屋敷でも城でもなく、山の上の沼でした。水の底へ入った姫が、今は山と湖の神として願いを受けるのです。
この記事ではそんな赤城神社についてご紹介いたします。まずは赤城神社の属性相性から見ていきましょう。

地属性の赤城神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 赤城神社の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは赤城神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
赤城神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県前橋市富士見町赤城山4-2 |
| ご祭神 | 赤城大明神 |
| ご利益 | 女性の願望成就、良縁、心願成就、開運など |
| 祭事 | 山開き・春季例大祭、秋季例大祭など |
| 公式HP | →赤城神社の公式サイトはこちら |
赤城神社は、赤城山の山頂近く、大沼湖畔の小鳥ヶ島に鎮座しています。ご祭神は赤城大明神で、赤城山と湖の神さまとして信仰されてきました。5月8日の山開き・春季例大祭は、かつて神さまが山の社と里の社を行き来した日とされます。夏や秋にも祭事があり、湖と山を前にしてお参りする神社なんですね。
赤城神社は、女性の願いをかなえる神社としても知られています。これは赤城姫の伝説と深く関わります。女性の願掛け、湖へ納められた鏡、赤城姫が現れる小鳥ヶ島の話が、ひとつの湖のまわりに集まっているのです。
赤城神社にまつわる話
赤城姫が大沼へ入った話
『神道集』の「上野国勢多郡鎮守赤城大明神事」には、高野辺大将家成(たかのべのたいしょういえなり)の三人の娘、淵名姫(ふちなひめ)、赤城姫、伊香保姫(いかほひめ)が出てきます。
家成が都へ戻っているあいだに、継母とその弟の更科次郎兼光(さらしなじろうかねみつ)が、三人の姫を殺そうとします。淵名姫は倍屋ヶ淵へ沈められ、赤城姫は乳母とともに赤城山へ逃げます。山中で飢え、道も失いかけた赤城姫の前に、不思議な女房が現れます。
この女房は、大沼の主でした。
赤城姫はその導きで赤城沼へ入ります。水の中へ消えた姫は、物語の中で大沼の赤城大明神となります。父の家成も、娘の死を知って淵に身を投げ、のちに小沼(この)の赤城大明神として語られます。親子が湖を分けて神になるのです。
ここで赤城神社のご祭神である赤城大明神に、姫の顔が重なります。山の神であり、湖の神であり、逃げ込んだ姫でもある。赤城姫は助けを求めて水へ入り、その水の底から、今度は願いを受ける神になりました。
鏡を湖の神へ差し出す納鏡
赤城神社には、古くから「納鏡(のうきょう)」という神事があります。鏡を神に納める信仰で、千面を超える銅鏡が奉納されてきたと伝わります。
鏡は、昔の女性にとって身近で大切な道具でした。顔を映すものを湖の神へ差し出す。赤城姫の話を知ってから見ると、これは願いを書いた紙を置くのと少し違います。自分の姿を映すものを、赤城姫のいる水へ渡すような祈りなんですね。
赤城姫は、継母に追われて山へ逃げ、最後は大沼へ入りました。その姫に向かって、のちの女性たちが鏡を納める。願いごとは、きれいごとの言葉だけでは済まないこともあります。良縁、子授け、心願成就。人に言いにくい願いほど、湖の神へ沈める道具が必要だったのかもしれません。
小鳥ヶ島は、鴨が島になった場所
現在の赤城神社が鎮座する小鳥ヶ島にも、赤城姫の話が残ります。
『神道集』系の伝承では、赤城姫たちが鴨の羽に乗って現れ、その鴨が島になったと語られます。鳥が神を運び、そのまま島になる。湖に浮かぶ小さな陸地が、ただ場所としてあるのではなく、姫たちを乗せた鳥の姿として語られたのです。
鴨は水鳥です。水に浮き、空を飛び、岸へ上がる。赤城姫の話に出てくる鴨は、湖の底と人のいる場所を行き来する役を持っているようにも見えます。赤城神社が小鳥ヶ島にあるというだけで、湖畔の景色が少し変わって見えてきますね。
三夜沢という地名に残った、名残惜しさ
赤城の信仰をたどると、三夜沢(みよさわ)という地名も出てきます。
物語では、高野辺中納言(たかのべのちゅうなごん)が赤城大沼を訪ね、すでに神になった家族に会います。そして沼のほとりに神社を建てます。別れがたいまま三夜もそこにとどまったので、三夜沢と呼ばれるようになったと語られます。
三夜沢は、赤城山の中腹にある赤城神社の地名としても知られます。山頂の大沼、山腹の三夜沢、山麓の二宮。赤城の神は、ひとつの社だけに収まる形ではなく、山の上から里へ降りる道筋の中で祀られてきました。5月の山開きに「神さまが山と里を行き来した日」という話が残るのも、この赤城らしさなのです。
赤城神社の小話や裏話、豆知識

赤城の神は大蛇か、ムカデか
赤城山には、日光の男体山と戦った神戦伝承もあります。
この話では、赤城の神と日光の神が争い、大蛇や大ムカデの姿で戦います。伝承によって、赤城の神が蛇になる話もあれば、ムカデになる話もあります。水の神としての赤城を見ると蛇は分かりやすいのですが、ムカデが出てくると山の土、岩、足の多い虫の不気味さが入ってきます。
赤城姫は大沼へ入って大蛇になった悲しい姫としても語られます。そこへ日光山との戦いの話が重なると、赤城の神は姫であり、湖の主であり、戦う山の神でもあるのです。水の底で静かに願いを聞く神さまが、別の話では大蛇やムカデになって山を動かす。赤城山の伝承は、同じ神をひとつの姿に固定してくれません。
沼どうしが石や木を投げ合う話
赤城には、榛名・伊香保の沼と争う「沼争(ぬまいくさ)」の話もあります。
赤城大沼と伊香保沼の神が、石や木を投げ合うという話です。湖どうしのけんかです。水が静かにたたえられている場所なのに、物語の中では石も木も飛びます。
赤城姫の話では、伊香保姫は生き残って上野国を治める側へまわります。赤城と伊香保は姉妹の話でもあり、沼どうしの争いの話でもあります。同じ土地の神話の中で、姉妹になったり、敵になったりする。こういう揺れが、赤城山の伝承にはかなり残っているんですね。
山を祀った痕跡は、石のまわりにも残る
赤城山の信仰は、社殿が建つ前の山そのものにも目を向けると、さらに古くなります。
三夜沢の北側には櫃石(ひついし)という古代の祭祀遺跡があります。赤城山荒山の中腹にある巨石を中心にした場所で、周辺からは滑石製の模造品や手づくね土器など、祭りに使われた遺物が見つかっています。
神社の建物へお参りする前に、山の石の前で祈っていた人たちがいました。赤城大明神の話をたどると、姫の伝説、中世の『神道集』、山と里を行き来する祭り、さらに古い石の祭祀まで見えてきます。赤城神社を大沼の社殿から見るか、山全体から見るかで、同じ神社でも奥行きがかなり変わるのです。
赤城神社の見どころ・パワースポット

小鳥ヶ島の社殿と大沼
小鳥ヶ島の赤城神社は、景観としての見どころです。大沼に突き出すような場所に朱塗りの社殿があり、湖面と赤城山の山並みがすぐそばにあります。霧が出る日には、社殿が湖から浮かぶように見えることもあります。
ここは、赤城姫や鴨の伝承を知ってから立つと、信仰上のパワースポットとしても見えてきます。姫が湖へ入り、鳥が島になった場所。その上に社殿があるので、女性の願掛けや心願成就の場所として大切にされてきたのですね。
納鏡と女性の願掛け
赤城神社の納鏡は、信仰上のパワースポットとして見たいところです。鏡を納めるという行為は、赤城姫のいる湖へ、自分の願いを差し出すようなものです。
良縁や心願成就を願う人にとって、赤城姫は遠い神話の女神というより、山へ逃げ、水へ入り、神になった存在として近くにいます。きれいな願いだけを受ける神ではなく、追い詰められた願いも受ける神。そこに赤城神社の女性信仰の強さがあります。
覚満淵と小沼
赤城神社へ参拝するなら、覚満淵(かくまんぶち)や小沼も見どころです。覚満淵は赤城山の標高約1360メートルにある小さな湿原で、「小尾瀬」とも呼ばれ、湿原の植物や季節の景色を楽しめます。小沼は、赤城姫の父・家成が神になった場所として物語に出てくる沼です。
大沼の赤城姫、小沼の父、三夜沢に残る地名。参拝のあとに周辺を歩くと、赤城神社が社殿だけで完結する神社ではなく、赤城山の水と地形の中で祀られてきたことが分かります。山の中で湖がいくつも顔を出す。その一つひとつに、神になった人の名が残っているのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
