阿蘇神社の神社属性は、火属性です。
熊本県阿蘇市にある阿蘇神社は、阿蘇を開いた神と伝わる健磐龍命(たけいわたつのみこと)を祀る、肥後国一の宮です。
阿蘇山の火口をご神体とする信仰と結びつき、火山、神池、湖だった阿蘇谷、田をつくる神事まで話が広がっていく神社なんですね。
この記事ではそんな阿蘇神社についてご紹介いたします。まずは阿蘇神社の属性相性から見ていきましょう。

火属性の阿蘇神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 阿蘇神社の属性 | 火属性 |
| 相性の悪い属性 | 風属性・水属性 |
| 相性の良い属性 | 火属性・空属性・地属性 |
相性が悪い属性に入る人も、参拝を控える必要はありません。神社属性は、神社との向き合い方をゆるく知るための目安として受け取ると安心ですね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは阿蘇神社の基本情報と、普段の参拝では知る機会が少ない話をご紹介していきますね。
阿蘇神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1 |
| ご祭神 | 健磐龍命 |
| ご利益 | 五穀豊穣、開運、厄除け、地域守護など |
| 祭事 | 田作祭、御田祭など |
| 公式サイト | →阿蘇神社の公式サイトはこちら |
阿蘇神社は、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社です。主祭神の健磐龍命をはじめ、家族神十二神を祀る古社で、古くから阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と深く関わってきました。
境内の社殿群は、江戸時代後期に熊本藩の寄進で再建されたものです。楼門、一の神殿、二の神殿、三の神殿、神幸門、還御門の六棟が国の重要文化財に指定されています。
阿蘇神社にまつわる話
火口の神池を拝む、上宮と下宮の関係
阿蘇神社の話は、麓の社殿だけで完結しません。阿蘇山上には阿蘇山上神社があり、阿蘇中岳の火口を拝む場所とされてきました。火口の湯だまりは古くから「神池」と呼ばれ、阿蘇の神のご神体として敬われてきたんですね。
山上神社は上宮、麓の阿蘇神社は下宮と呼ばれてきました。山の上で火口を拝み、麓で人々が祭りを続ける。火山そのものへの信仰と、里の暮らしを守る信仰が、阿蘇ではひとつの神社の中に入っているのです。
『筑紫風土記』逸文には、阿蘇山を「閼宗岳(あそのたけ)」と書き、その頂に霊妙な沼があると語る一節があります。そこでは、水が白川へあふれると魚が酔って死ぬため、土地の人が苦水(にがみず)と呼んだとも伝わります。火山の神をたどると、最初に出てくるのが火口の水なんですね。
湖を蹴破る健磐龍命と、大鯰の話
健磐龍命には、阿蘇谷を開いた神としての伝承があります。昔の阿蘇谷は湖だったとされ、命が立野の瀬を蹴破って水を抜いたため、人が住み、田畑をつくれる土地になったという話です。
ところが、水が引いた後には大鯰(おおなまず)が残りました。国造神社に伝わる話では、阿蘇谷の湖の主だった大鯰が大きな体で横たわり、田畑を開く妨げになっていたといいます。そこで阿蘇大明神は、大きな葛を牛の鼻ぐりのように大鯰の鼻へ通しました。くすぐったくなった鯰は、とうとう出ていったと語られます。
その大鯰の御霊を祀るのが、国造神社の鯰宮です。国造神社は阿蘇神社の北にあるため、北宮とも呼ばれます。健磐龍命の第一子である速瓶玉命(はやみかたまのみこと)、その妃の雨宮媛命(あまみやひめのみこと)、子神の高橋神(たかはしのかみ)と火宮神(ひのみやのかみ)を祀る社です。阿蘇神社の話を追うと、神の子ども、その家族、そして湖の主だった大鯰まで出てくるんですね。
阿蘇氏と、神職であり武士でもあった家
阿蘇神社を語るうえで、阿蘇氏の存在も外せません。阿蘇氏は、阿蘇神社の宮司職を代々受け継いできた家であり、中世には在地領主としても力を持ちました。神に仕える家でありながら、武士としても動いた家なんですね。
阿蘇家には、平安時代から江戸時代にかけての古文書が伝わりました。阿蘇家文書と呼ばれるこれらの文書には、社領、武家政権との関係、阿蘇大宮司の動きが残されています。神社の由緒が神話で終わらず、中世の土地支配や武士の世界まで降りてくるのが、阿蘇神社の厚みなのです。
田実祭では、収穫米が神前に供えられ、流鏑馬も行われます。流鏑馬は阿蘇大宮司の武家的な性格と関わるとされます。田の実りを神に供える祭りに、馬上で矢を射る武の姿が入ってくる。阿蘇神社では、農耕の神事と武家の歴史が同じ境内に入っているんですね。
阿蘇神社の小話や裏話、豆知識

『日本書紀』に出てくる阿蘇都彦と阿蘇都媛
『日本書紀』景行天皇紀には、阿蘇の地名に関わる話が出てきます。景行天皇が阿蘇へ来たとき、広い野に人家が見えなかったため、「この国に人はいるのか」と言いました。すると、阿蘇都彦(あそつひこ)と阿蘇都媛(あそつひめ)という二柱の神が人の姿で現れ、「私たち二人がおります。どうして人がいないと言うのですか」と答えたと語られます。
この話では、阿蘇の土地が誰もいない空白の野として描かれ、その直後に土地の神が出てきます。神が山の奥から現れるのではなく、「ここには私たちがいる」と名乗るんですね。阿蘇という地名は、そうした土地の神の名乗りと一緒に語られてきました。
健磐龍命は阿蘇都彦、妃神は阿蘇都媛とも重ねられてきました。阿蘇神社で祀られる神は、火口の神であり、土地を開く神であり、阿蘇という名そのものを背負う神でもあるのです。
鬼八の霜と、火を絶やさない火焚神事
阿蘇には、鬼八(きはち)という人物の伝承もあります。健磐龍命が往生岳から的石へ矢を射るたび、家来の鬼八が矢を拾いに走っていたといいます。何度も走らされた鬼八は、百本目の矢を足で蹴り返しました。これが命の怒りを買い、鬼八は逃げた末に首を斬られたと語られます。
鬼八はその恨みで、阿蘇に霜を降らせて作物を苦しめたとされました。そこで霜宮に鬼八の霊を祀り、火焚神事が行われるようになったと伝わります。火を焚くのは、霜の害を防ぐためであり、斬られた鬼八の痛みを温めるためでもあるんですね。
ここで火は、火山の荒々しさだけを表すものではありません。霜から稲を守り、怒った霊をなだめ、冷えた体を温めるものとして出てきます。阿蘇の火は、山の火口にも、田を守る火にも、神事の夜にも置かれているのです。
火振り神事は、神の婚礼を迎える火
阿蘇神社の田作祭では、国龍神(くにたつのかみ、年祢神)の婚儀が表されます。国龍神は社家の祖先神ともされ、田作祭のあいだ、毎夜ちがう社家の家に泊まりながら神事と神楽を受けます。
祭りの四日目には、妃神を迎える御前迎えが行われます。神職は阿蘇市赤水の宮山地区へ向かい、樫の木で作った妃神のご神体を迎えて阿蘇神社へ戻ります。夕方、参道では萱束に火をつけ、氏子たちがその火を振って妃神を迎えます。これが火振り神事です。
火を振るのは、夜を明るく見せるための演出ではなく、神の婚礼を迎える火なんですね。田作祭の最後には、夫婦神の前で耕作の過程を演じる田遊びが行われます。神が結ばれ、田の一年が始まる。阿蘇神社の春は、火の輪と田づくりが一緒に動き出すのです。
阿蘇神社の見どころ・パワースポット

楼門と重要文化財の社殿群
阿蘇神社の楼門は、文化財としての見どころです。高さ約18メートルの二重門で、九州最大級の楼門として知られ、日本三大楼門のひとつにも数えられます。横参道の中央に大きく立つため、境内に入る前から阿蘇神社の顔として見えてくる建物なんですね。
楼門の奥には、一の神殿、二の神殿、三の神殿が並びます。江戸時代後期の建築で、総欅造、彫刻、左右対称の社殿配置に見どころがあります。平成28年の熊本地震で大きな被害を受けた後、倒壊した部材もできる限り生かしながら復旧されました。参拝時には、再建された新しさと、古い部材が受け継がれた部分の両方を見る場所でもあります。
阿蘇山上神社と神池
阿蘇山上神社は、信仰上のパワースポットとして語られやすい場所です。阿蘇中岳の火口を拝む上宮で、火口の湯だまりは古くから神池と呼ばれてきました。阿蘇神社の麓の社殿を参拝した後、この山上の火口を思うと、阿蘇神社が山と里の両方にまたがる信仰だとわかります。
現在も、阿蘇山上では火口の活動の平穏を願う火口鎮祭が行われます。火口へ御幣を納めるという神事は、火山を遠くから眺める対象として扱うのではなく、神として礼を尽くす行いなんですね。阿蘇神社の火山信仰を肌で知るなら、山上神社は大切な入口になります。
門前町の水基
阿蘇神社の門前町には、水基(みずき)と呼ばれる湧き水の水飲み場が点在しています。これは周辺散策の見どころであり、阿蘇の火山がつくった水を身近に感じられる場所です。
阿蘇神社の話では、火口の神池、白川へ流れる水、湖を抜く開拓伝承、大鯰の話が出てきます。参拝後に門前町を歩くと、今度は暮らしの中の水が現れます。火山の神社で水がこれほど多く顔を出すところが、阿蘇らしいんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
