金持神社の神社属性は、地属性です。
鳥取県日野町にある金持神社は、名前を見た瞬間に財布のことを考えてしまう神社です。その名前の奥には、狩山、野谷山、平畠山という三つの鉄山を持つ村、「かなもち」の話があります。
始まりの由緒も、出雲から伊勢へ向かう神官の守り石が、この地で急に重くなって動かなくなるという話です。金を願う社の入口で、山と石と鉄が先に出てくるのです。
この記事ではそんな金持神社についてご紹介いたします。まずは金持神社の属性相性から見ていきましょう。

地属性の金持神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 金持神社の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは金持神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
金持神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県日野郡日野町金持74 |
| ご祭神 | 天之常立尊、八束水臣津野命、淤美豆奴命 |
| ご利益 | 金運招福、開運招福、商売繁盛、事業繁栄など |
| 祭事 | 春祭、例祭など |
| 公式HP | →金持神社の公式サイトはこちら |
金持神社は、鳥取県日野郡日野町の金持地区に鎮座する神社です。「かねもち」ではなく「かもち」と読みます。
金運の神社としてよく知られていますが、古い由来をたどると、鉄山、砂鉄、たたら製鉄、出雲の国引き神話へ話が進みます。お金の名を持つ神社の奥に、金属を生む山の話があるんですね。
金持神社にまつわる話
玉石が急に重くなった
金持神社の始まりには、動かなくなった玉石の話があります。
弘仁元年、出雲国の薗妙見宮に関わる神官の次男が、伊勢へ向かう旅に出ました。その人は道中の守りとして玉石を持っていたのですが、金持の地まで来たところで、その石が急に重くなります。
持って行けなくなった石は、その地へ置かれました。同じころ、金持の梅林家の吉郎左衛門に「宮を造れ」という神夢があり、その玉石を氏神として祀ったと伝わります。
神社の始まりが、神像でも社殿でもなく、旅の途中で重くなった石なのです。石が人を止め、人が社を建てる。金持神社は、まずこの小さな玉石から始まります。
「金持」は三つの鉄山を持つ村だった
金持という地名は、今の感覚ではお金持ちの言葉にまっすぐ見えます。古い地名の話では、ここに狩山、野谷山、平畠山という三つの鉄山があり、その鉄山を持つ村という意味で「かなもち」と呼ばれ、それが「かもち」になったと伝わります。
ここでいう金は、財布の中の金貨や紙幣より、山から採れる金属のほうへ近いのです。鳥取県西部の日野郡は、たたら製鉄と深い土地でした。
たたらでは、山を削って砂鉄を取り、水で土砂を流して、重い砂鉄を選びます。これを鉄穴流し(かんなながし)といいます。山を崩し、水で選び、木炭と火で鉄を生む。金持という名の奥には、山と川と火を使う仕事があるんですね。
日野川は三国山のあたりから流れ、日本海へ向かいます。砂鉄を採った土砂は川を下り、下流の土地にも影響を与えました。神社の地名を追うと、ひとつの村の話から、日野川の上流と下流まで見えてきます。
国を引いた神が祀られている
金持神社のご祭神の一柱、八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)は、『出雲国風土記』の国引き神話に出てくる神です。
この神は、出雲の国が小さいので、ほかの土地を引いてきて継ぎ足そうとします。太い綱をかけ、「国来、国来」と言いながら土地を引くのです。人間が畑の境を少し直すような話ではありません。神が国の形そのものを引っ張ります。
金持神社の由緒は、出雲の薗妙見宮から来た玉石の話を持っています。その出雲の神が、土地を引く神でもある。鉄山を持つ村に、国土を引く神が祀られているのです。
もう一柱の淤美豆奴命(おみづぬのみこと)も、八束水臣津野命と近い神名として語られることがあります。「みづぬ」という音には、水の主を思わせる見方もあり、国引きの神名の中には、土地と水の両方が入ってきます。
金持神社は山の鉄の話から入りますが、鉄を採るには水が要ります。砂鉄を選るにも、川が要ります。祭神の名を掘ると、山の金属の話の下から、水で土地を動かす神が出てくるんですね。
天之常立尊は、天地のはじめに出る神
もう一柱の天之常立尊(あめのとこたちのみこと)は、『古事記』では天之常立神の名で、天地が開けたはじめのころに現れる神です。別天神(ことあまつかみ)と呼ばれる、特別に古い神々の一柱です。
この神は、何かを退治したり、誰かと争ったりする話で目立つ神ではありません。天地が始まる場面に現れ、すぐに身を隠す神として語られます。
金持神社の祭神を並べると、天之常立尊で天地の土台が現れ、八束水臣津野命で国土が引かれ、淤美豆奴命で水の神名が添わる形になります。そこへ鉄山の地名が重なります。金持という名前から入った神社が、天地、国土、水、鉄へ広がっていくのです。
金持神社に小話や裏話、豆知識

古くは三体妙見宮と呼ばれた
金持神社は、古く三体妙見宮とも呼ばれました。妙見は、北の空の星、北辰や北斗七星に関わる信仰です。
金持神社の始まりに出てくる薗妙見宮も、この妙見信仰の名を持ちます。出雲の薗の地は、『出雲国風土記』の国引き神話とも関わる土地です。
国引きの神、星の信仰、旅の守り石。これらが金持の地で一つの社になります。お金の名前で有名になった神社ですが、古い呼び名をたどると、出雲の神話と星の信仰が先に顔を出します。
天香語山命と剣の話
金持神社の古い由緒には、天香語山命(あめのかごやまのみこと)を合せ祀った話もあります。この神は高倉下命(たかくらじのみこと)の名でも語られます。
『日本書紀』などの神武東征の場面では、神武天皇の一行が熊野で苦しみます。その時、高倉下のもとに布都御魂(ふつのみたま)の剣がもたらされ、その剣によって一行は力を取り戻します。
金持の地名には鉄山があります。そこへ剣をもたらす神の話が入ってくる。山から採れた鉄は、農具にもなり、刀にもなります。金持神社の「金」の字は、ここで武器の話まで進むんですね。
ご神木のチャンチンと、たたらの火
金持神社には、チャンチンとサワラのご神木があります。チャンチンはセンダン科の木で、薬木としても知られます。
このチャンチンについては、たたら製鉄でやけどをした人や、目を痛めた人のために植えられたという話があります。たたらの火は鉄を生みますが、働く人の体を痛める火でもあります。
金持神社のご神木は、金運の願いを受ける木として見ることもできます。その根元には、鉄を作る人のやけどや目の痛みを思う話も残っています。鉄山の村らしい木なのです。
金持景藤という武士
金持という名は、武士の名にもなりました。元弘3年、隠岐を脱出した後醍醐天皇(ごだいごてんのう)を助けた人物に、金持景藤(かもちかげふじ)がいます。
景藤は金持党三百騎を率いて味方したと伝わります。後醍醐天皇が京都へ戻る時には、名和長年(なわながとし)とともに錦の御旗を持って上洛したともいわれます。
金持神社の近くには、景藤の墓と伝わる宝篋印塔(ほうきょういんとう)も残ります。地名としての金持があり、その地から金持氏が出る。神社の名は、山の鉄から武士団の名まで運んでくるんですね。
財布を火で送る、財布お祓い
金持神社には、使い終えた財布をお祓いする信仰もあります。財布を清め、お焚き上げして、「金の素」を送るという形です。
現代の金運信仰としては、とても分かりやすい話です。古い財布を持って行き、感謝して、火で送る。お金を入れていた道具が、神前で役目を終えます。
金持神社の土地は、鉄山とたたらの話を持っています。たたらでは火が鉄を変え、財布お祓いでは火が古い財布を送る。時代は違っても、火を使ってものの役目を変えるところが残っているんですね。
金持神社の見どころ・パワースポット

社殿と参道の石段
金持神社の中心になるパワースポットは、社殿です。金運招福、開運招福、商売繁盛を願って多くの人が参拝します。
参道の石段を上がって社殿へ向かうと、「金持」という地名の強さをそのまま感じます。けれど参拝前に地名の由来を知っておくと、金運の願いの奥に、鉄山を持つ村の歴史が見えてきます。
ここで手を合わせる時、願うのは財布の中身だけでは済みません。山から金属を取り、水で選り、火で鍛えた土地に手を合わせる感覚が出てくるんですね。
ご神木のチャンチンとサワラ
境内のご神木であるチャンチンとサワラは、見どころです。チャンチンは珍しい薬木として伝わり、たたらで働く人のやけどや目の痛みと結びつけられてきました。
サワラは建築材としても知られる木です。神社の境内に、薬木のチャンチンと、木材として使われるサワラがある。鉄を生む山の土地で、木もまた人の暮らしを支えていたのです。
金持神社を金運の社として参拝する時も、このご神木を見ると、土地の仕事や人の体の話が少し近くなります。
金持景藤ゆかりの宝篋印塔
金持神社の周辺で歴史の見どころになるのが、金持景藤ゆかりの宝篋印塔です。宝篋印塔は、供養塔として建てられる石塔です。
景藤は、後醍醐天皇を奉じて戦った金持氏の人物として伝わります。神社の名と同じ金持の名を持つ武士が、この土地の歴史に出てくるのです。
金持神社へ参拝したあとに景藤の話を知ると、金持という地名が、山の鉄、社の由緒、武士の名へ伸びていたことが分かります。金運で知られる神社の周りに、中世の戦の話まで残っているんですね。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
