西宮神社の神社属性は、風属性です。
兵庫県西宮市にある西宮神社は、「えべっさん」と親しまれる、えびすさまを祀る総本社です。この神社の話でまず引っかかるのは、海へ流された神が、今度は海から戻ってくるところなんですね。鳴尾の漁師の網に現れ、和田岬の沖でもまた現れ、西の宮地へ移されたという話が残っています。
この記事ではそんな西宮神社についてご紹介いたします。まずは西宮神社の属性相性から見ていきましょう。

風属性の西宮神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 西宮神社の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは西宮神社の基本情報と、普段の参拝では知る機会の少ない話をご紹介していきますね。
西宮神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県西宮市社家町1-17 |
| ご祭神 | えびす大神 |
| ご利益 | 商売繁盛、招福、漁業守護、海上安全など |
| 祭事 | 十日えびす、開門神事福男選び |
| 公式HP | →西宮神社の公式サイトはこちら |
西宮神社は、七福神の一神として知られるえびすさまを祀る神社です。「西宮のえべっさん」と呼ばれ、商売繁盛や福を願う人たちが全国から参拝します。毎年1月9日から11日の十日えびすでは、招福大まぐろ、福笹、開門神事福男選びなど、福を受けに来る人で境内が大きくにぎわいます。
本殿には第一殿にえびす大神、第二殿に天照大御神(あまてらすおおみかみ)と大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、第三殿に須佐之男大神(すさのおのおおかみ)も祀られています。
西宮神社にまつわる話
海へ流された神が、海から戻ってくる
えびすさまは、鯛と釣りざおを持った福の神として知られています。けれど、西宮神社で祀られるえびすさまは、蛭児大神(ひるこのおおかみ)と重ねて語られる神でもあります。
『古事記』や『日本書紀』では、ヒルコは伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の間に生まれた神です。ところが、生まれてまもなく葦の船に乗せられ、海へ流されてしまいます。神話の中では、その後のヒルコがどこへ行ったのか、長く語られないんですね。
西宮神社の社伝では、その先を海のほうから受け取ります。古く茅渟の海(ちぬのうみ)と呼ばれた大阪湾、神戸の和田岬の沖に御神像が現れ、それを西宮・鳴尾の漁師が引き上げます。魚ではないので一度は海へ戻したともいわれますが、また網にかかる。漁師が家で祀ると、夢に神が現れて、西のほうに良い宮地があると告げます。
そこで人々は神を輿に乗せ、西へ向かいました。途中でえびすさまが眠ってしまい、どうしても起きない。困った漁師たちは、恐れながらお尻をひねって起こしたと伝わります。福の神の鎮座伝説なのに、ここで出てくるのは威厳ある神託と、お尻をひねられて起こされる神さまなのです。
この話から「おこしや祭り」も生まれました。眠ったえびすさまを起こした場所は御輿屋(おこしや)と呼ばれ、祭りではビワを供え、かつては「尻ひねり祭り」とも呼ばれました。神話で海へ出されたヒルコが、西宮では海から戻ってきて、漁師たちに運ばれ、途中で寝て、起こされて、福の神として鎮まる。神話の空白に、土地の人たちの昔話が入り込んでいるんですね。
「西宮」という地名と廣田神社の影
西宮という名は、えびすさまだけを見ていると見落としそうになります。平安時代の「西宮」は、もともと廣田神社を指していました。廣田神社は、神功皇后(じんぐうこうごう)が天照大神の荒御魂(あらみたま)を祀ったと伝わる古社です。
廣田神社には、海岸近くに南宮と呼ばれる別宮があり、その摂社に祀られたエビス神が西宮神社のもとになったという話があります。いまの西宮神社は、海から現れた神像の伝承を持ちながら、廣田神社の「西宮」という名にも深く関わっているのです。
この土地そのものも、海と川が作った場所でした。六甲山地から南へ流れる夙川(しゅくがわ)、宮川、御手洗川(みたらしがわ)などが花こう岩の砂や小石を運び、大阪湾の潮がそれを寄せて砂浜や砂州を作りました。西宮神社は、その砂州の上に町を育てます。神が海から来る話は、地形の上でも無理がありません。山から川が運んだ砂の先に、海から来た神を祀る町ができたのですね。
えびすという名は、神話の系譜にそのまま出てこない
「えびす」という名は、神話の系譜にそのまま並ぶ神名ではありません。夷、戎、蛮、狄などの字が当てられ、もともとは異郷の人、外から来るものを指す言葉でもありました。
だから、西宮のえびすさまは少し不思議です。ヒルコはイザナギとイザナミの子として神話に出てきます。けれど「えびす」という呼び名は、海の向こう、外から来るものの名をまとっています。内側の神であり、外から来る神でもある。漁師の網に現れるのも、海の神として祀られるのも、その名の持ち方とよく合います。
ほかの地域では、えびすさまを大国主大神の子である事代主神(ことしろぬしのかみ)とする信仰もあります。西宮神社では、海に流されたヒルコとえびすさまを重ねます。えびす信仰には、同じ「福の神」でも、海から来た神、国譲りに関わる神、市の神、田の神、商いの神など、土地ごとに違う顔があるんですね。
西宮神社の小話や裏話、豆知識

白馬の夜と逆さ門松
十日えびすの前夜、1月9日の夜には、えびすさまが白馬に乗って西宮の町を巡り、廣田神社へ行かれるという伝承があります。町の人たちは門戸を閉じ、物音を立てず、静かに夜明けを待ったといいます。
このとき、門松の松葉が神馬や神さまを傷つけないように、家々では門松を逆さにつけ替えました。これが逆さ門松の由来と伝わります。門松は神を迎えるための目印ですが、西宮ではその松葉が神を傷つけるかもしれない。迎える道具を、神さまが通る夜にはひっくり返すのです。
この夜には、畜生紺屋(ちくしょうこうや)の話も残ります。ある染物屋が、どうしてもえびすさまの姿を見たくなり、深夜に便所の窓ぎわでこっそり待っていました。暗闇から「そこにいるのは誰じゃ」と声がして、驚いた紺屋は「私は畜生でございます」と答えます。すると、えびすさまは咎めずに通り過ぎたという話です。神を見ることが禁じられた夜に、のぞいた場所が便所の窓ぎわで、返事が「畜生」。妙に生々しい怖さが残ります。
人形遣いが、えびすさまを全国へ運んだ
えびす信仰が広がった背景には、西宮の散所村(さんじょむら)の人形遣いたちがいます。今の西宮市産所町のあたりに住んだ傀儡子(くぐつ)と呼ばれる人々です。
彼らは、えびすさまの人形を操り、えびす舞を見せ、御神影札(おみえふだ)というえびすさまの姿を描いた紙札を配って各地を回りました。福の神は、社殿の中にいるだけで広まったのではなく、人形になり、札になり、人の声と手で町や村へ運ばれたんですね。
境内には百太夫神社(ひゃくだゆうじんじゃ)があります。百太夫は、傀儡子たちが祖神として祀った神です。江戸時代になると人形遣いたちは淡路島へ移り、そこから淡路人形浄瑠璃や大阪の文楽へ話が進みます。西宮神社のえびすさまは、商売繁盛の神でありながら、芸能と人形の神の道も持っているのです。
まぐろと金泉を供える、十日えびすの福
十日えびすの前には、招福大まぐろが拝殿に供えられます。本まぐろと大鯛、野菜などが奉納され、まぐろに賽銭を貼ると「お金が身につく」といわれます。えびすさまは鯛を抱えた神ですが、西宮では大きなまぐろも福を受ける魚になっています。
1月9日には、有馬温泉の金泉も奉納されます。有馬の湯は古くから知られる名湯で、赤みを帯びた金泉を神前に供え、温泉の繁栄と商売繁盛を祈ります。拝殿に供えられた金泉に1円玉を浮かべて拝むと福を招く、ともいわれます。
魚市場のまぐろ、有馬の湯、酒どころ西宮の酒樽。西宮神社に集まる供え物は、海の幸、山の湯、町の商いをそのまま神前へ持ってくるような顔ぶれです。
西宮神社の見どころ・パワースポット

本殿・表大門・大練塀
本殿は、三つの春日造の社殿を横に連ねた三連春日造です。戦災で旧国宝の本殿が焼失し、昭和36年に復興されました。えびす大神、天照大御神・大国主大神、須佐之男大神を三つの殿に祀る形が、建物にもそのまま表れています。
表大門は赤門とも呼ばれ、開門神事福男選びで一斉に参拝者が走り出す門です。午前6時に開いた赤門から、約230メートル先の本殿へ走る。福を受けに行く参拝が、ここでは本当に走る形になります。
大練塀(おおねりべい)は、長く境内を囲う土塀です。古い社寺の塀には、土を何層にも突き固めたものがあり、西宮神社の大練塀も境内の歴史をよく残す見どころです。赤門、本殿、大練塀を見ると、十日えびすのにぎわいとは別の、古い西宮の社の姿が分かります。
神池とえびすの森
拝殿の正面にある神池は、南北朝から室町期ごろに造られたといわれる池です。大きな島が三つある三島一連の形で、池の中には大海に浮かぶ神仙島を表す三尊石があります。海から来たえびすさまの社で、拝殿前に海上の仙境を思わせる池があるのです。
本殿の後方には、えびすの森があります。境内全体は広く、その後方一帯の森は県の天然記念物にも指定されています。町中にありながら、クスやカシ、シイなどの常緑樹が残る場所です。
神池は景観としての見どころ、えびすの森は社を守る森としての見どころです。参拝のあとに池と森を歩くと、海から来た神を祀る社が、砂州の町の中に森を抱えてきたことが分かります。
神馬舎・百太夫神社・飾樽舎
神馬舎(しんめしゃ)は、えびすさまが白馬に乗って市中を巡行する伝承を伝える場所です。白馬は神の乗り物であり、十日えびす前夜の静かな町の話と結びつく信仰上の見どころです。
百太夫神社は、傀儡子の祖神を祀る社です。人形遣い、えびす舞、御神影札の話を知ってから参拝すると、商売繁盛の福が、芸能の手によって全国へ運ばれたことが見えてきます。芸能や表現に関わる人にとっても、気になる場所ですね。
飾樽舎(かざりだるしゃ)には、灘五郷を中心とした酒造会社の酒樽や、江戸時代に西宮から江戸へ酒を運んだ樽廻船の模型があります。西宮は酒の町でもあり、宮水と呼ばれる酒造りに適した水で知られてきました。福の神の社に、酒樽と船の模型が並ぶ。海上交通、商い、酒造りが、ここで一つの境内に入ってくるのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
