本ページはプロモーションが含まれています

【水属性】大杉神社|古くから伝わる疫病除けの信仰

大杉神社の神社属性は、水属性です。

茨城県稲敷市阿波の大杉神社は、「あんばさま」と呼ばれてきた神社です。阿波という土地名が、人の口で「あんば」と響くようになり、そこへ疫病除け、船の守り、天狗、夢むすびの話が集まってきました。

ご祭神の倭大物主櫛甕玉大神(やまとおおものぬしくしみかたまのおおかみ)は、大和の三輪山に祀られる大物主神(おおものぬしのかみ)の名を含む神で、神話では病を起こし、祭られることで病を鎮める神として語られます。

この記事ではそんな大杉神社についてご紹介いたします。まずは大杉神社の属性相性から見ていきましょう。

目次

水属性の大杉神社と相性が良い属性・悪い属性

神社属性の相性相関図
項目属性
大杉神社の属性水属性
相性の悪い火属性・地属性
相性の良い属性水属性・風属性・空属性

相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

【神社属性】地・水・火・風・空の特徴と性格傾向・相性まとめ

さて、ここからは大杉神社の基本情報と、普段の参拝ではなかなか知ることができない話をご紹介していきますね。

大杉神社の基本情報

スクロールできます
項目内容
所在地茨城県稲敷市阿波958
ご祭神倭大物主櫛甕玉大神
ご利益厄除け、悪縁切り、夢むすび、勝負運など
祭事駒牽祭、大杉祭など
公式HP→大杉神社の公式サイトはこちら

大杉神社は、全国に分社を持つ「あんばさま」の総本宮として親しまれてきました。厄除けや悪縁切り、夢むすびの信仰で知られ、境内には天狗に願いを預ける場所、悪縁を断つ場所、勝負運を願う勝馬神社もあります。

社殿の彫刻も豊かで、龍、麒麟、獏、二十四孝の人物たちが、木の面からぎっしり出てきます。茨城の日光東照宮と呼ばれることもあり、祈願の神社でありながら、建築を見る楽しみも濃い神社なんですね。

大杉神社にまつわる話

あんばさまは、杉の神であり、水辺の神でもあった

大杉神社の鎮座地は、茨城県稲敷市の阿波(あば)です。この阿波の名が、親しみをこめて「あんば」と呼ばれ、大杉神社は「あんばさま」として広まりました。

阿波の周辺を地図で見ると、利根川、霞ヶ浦、そして水田の広がる低い土地が目に入ります。古い関東東部には、香取海(かとりのうみ)と呼ばれる内海があり、霞ヶ浦や利根川下流のあたりは、陸路よりも舟で動くほうが自然な土地でした。

その水辺に、大きな杉を神のよりしろとして祀ったのが、大杉神社の古い姿なんですね。社伝では、神護景雲元年、日光を開いた勝道上人(しょうどうしょうにん)がこの地を訪れ、巨杉に祈ったところ、三輪明神があらわれたと伝わります。

三輪明神とは、大和の三輪山に祀られる大物主神のことです。山の神が、川と内海の土地へ来る。杉の木に降りた神が、舟で暮らす人々の守りにもなる。大杉神社の話は、最初から山と水辺のあいだを行き来しているのです。

「あんばさま」は、疫病除けの神としても広く信仰されました。病が川筋や街道を伝って広がる時代、人々は水路の入口、村境、船着き場の神に祈りました。悪いものはどこから来るのか。人、荷物、舟、風、川。昔の人は、その全部を見ていたのだと思います。

大物主神は、病を起こして、祭りを求める神

大杉神社のご祭神、倭大物主櫛甕玉大神の名には、大物主神の名が入っています。大物主神は『古事記』や『日本書紀』に出てくる神で、大国主神(おおくにぬしのかみ)の別の姿とも語られます。

この神は、やさしく願いを聞いてくれる神として出てくるより先に、かなり強い神として現れます。『古事記』では、崇神天皇(すじんてんのう)の世に疫病が広がり、多くの人が亡くなります。そのとき大物主神が夢に現れ、自分の子孫にあたる人物に祭らせよ、と告げるんですね。

病を止める神が、先に病を起こす。人が祀り方を間違えると災い、正しく祀ると国が落ち着く。大物主神は、願いをかなえる神である前に、人間に祭祀を求める神なのです。

三輪山の大物主神には、蛇の姿を思わせる話も残っています。神の正体を知りたがった女性が、櫛笥(くしげ)を開けると、そこに小さな蛇がいたという話です。神は見られたことを恥じ、三輪山へ帰ってしまいます。

水辺の大杉神社に、大物主の名を持つ神が祀られる。そこへ疫病除けの信仰が重なる。蛇は水、山、雷、田の実りと関わることが多い生きものです。大杉神社の「あんばさま」は、杉の神であり、三輪の神であり、病をしずめる神として人々に受けとめられてきたんですね。

常陸坊海存は、義経の家来から天狗になった

大杉神社の境内で目を引くのが、ねがい天狗とかない天狗です。鼻高天狗と烏天狗が向かい合うように祀られ、願いごとを扱う神の使いとして親しまれています。

ここに出てくるのが、常陸坊海存(ひたちぼうかいぞん)です。海存は、源義経(みなもとのよしつね)に仕えた人物として知られます。義経が奥州で討たれた場面にいなかったため、死にそこねた家来、長く生き残った人物、不思議な術を持つ僧として、各地で話がふくらみました。

大杉神社の周辺では、この海存が大杉大明神の使いとなり、天狗の姿で願いを聞く存在として語られます。義経の家来が、なぜ稲敷の神社で天狗になるのか。そこには、山で修行する僧、神の使いとして飛ぶ天狗、そして病や災いを追い払う「あんばさま」の信仰が混ざっています。

天狗は山のものに見えますが、大杉神社では水辺の村にも入ってきます。鼻の高い天狗、くちばしを持つ烏天狗、鉦や太鼓の音、村を回る芸能。人の願いをかなえる前に、まず悪いものを追い出す役を持っていたのですね。

あんば囃子は、にぎやかな疫病除けだった

大杉神社の信仰を語るとき、あんば囃子(あんばばやし)は外せません。囃子と聞くと、祭りを明るくする音楽を思い浮かべますが、もともとは悪疫退散の祈りと深く関わっていました。

疱瘡(ほうそう)は、天然痘のことです。昔は命に関わる病で、顔や体にあとが残ることもあり、人々にとって非常に怖い病でした。あんば囃子では、天狗の面を用い、太鼓や鉦の音で村を回り、悪い病を追い払う祈りがこめられました。

静かに祈るのではなく、音を立て、面をつけ、人々の前に出る。病は目に見えないので、音と姿を使って追い返すしかなかったのでしょう。天狗が願いをかなえる存在になる前に、村の外へ悪いものを押し返す役をしていたことが見えてきます。

大杉神社の小話や裏話、豆知識

装飾画像:見出し「この神社の豆知識」

一斗二升五合の賽銭箱は、「ますます繁盛」と読む

大杉神社には、吊し賽銭箱があります。枡の形をした賽銭箱で、その大きさが一斗二升五合とされています。

一斗は五升の倍で「ごしょうばい」、二升は「ますます」、五合は一升の半分で「はんじょう」。言葉にすると、「御商売益々繁昌」と読めるんですね。

ここでは、数字がそのまま願いになります。お金を入れる箱が、商売繁盛の言葉を背負っている。神社の道具には、こういう言葉遊びがよく隠れています。大杉神社の場合は、それがかなり大きな枡になって参拝者を待っています。

禹歩は、足で願いを刻む作法

大杉神社には、禹歩(うほ)という作法もあります。禹は、中国の古い王の名で、洪水を治めた人物として語られます。その歩き方をまねるように、定められた足運びで進むのが禹歩です。

大杉神社では、九歩を踏む形で願いをかけます。九という数字は、昔からまじないや陰陽道の世界でよく出てくる数です。声に出して願うのではなく、足で一歩ずつ進む。願いを体の動きに変える作法なのですね。

水を治めた禹の歩き方が、あんばさまの境内で願掛けになる。水害を恐れ、病を恐れ、道中の無事を願った土地で、この作法が残っているのは自然な感じがします。

土器を割り、人形を焼く悪縁切り

大杉神社の悪縁切りでは、土器(かわらけ)を割る作法があります。土で作られた器を割ることで、断ちたいものを形にして壊すのです。

さらに、人形に悪縁を移し、それを焼く祈願もあります。人形は「ひとがた」と読み、人の身代わりにする紙や形代のことです。自分の体にまとわりつくもの、言葉にしにくい関係、断ちたい習慣。そうしたものを、器や人形に移して処分するんですね。

悪縁という言葉は、人との縁だけを指すとは限りません。病、癖、弱さ、続いてほしくないこと。形のないものを形にして、割る。昔のまじないは、かなり実用的です。

大杉神社の見どころ・パワースポット

装飾画像:見出し「パワースポット・見どころ」

社殿彫刻

大杉神社の社殿は、彫刻の多さが見どころです。龍や麒麟、獏のような霊獣、親孝行の物語を集めた二十四孝の人物たちが、社殿を囲むように刻まれています。

龍は水を呼び、麒麟はよい政治や太平のしるしとされ、獏は悪い夢を食べる動物として知られます。夢むすびの信仰がある大杉神社で、悪夢を食べる獏が彫られているのは、かなり似合っています。

参拝のあとに社殿のまわりをゆっくり見ると、願いごととは別の入口が開きます。木に彫られた動物や人物たちは、神社の由緒を説明する看板というより、昔の人が神前に置いた物語なんですね。

ねがい天狗・かない天狗:夢むすびのパワースポット

ねがい天狗とかない天狗は、夢むすびを願うパワースポットです。願いをかける天狗と、願いをかなえる天狗が対になっており、常陸坊海存の伝承とも関わります。

天狗は少しこわい存在です。山で人を迷わせ、神隠しの話にも出てきます。それでも大杉神社では、願いを預かる役をしています。こわいものを味方にする感覚が、昔の信仰にはよくあります。

願いをただ差し出すのではなく、天狗に見られている前で願う。そう思うと、夢むすびという言葉も甘いだけの言葉ではなくなります。かなえたい夢を、天狗の前に出せる形にする場所なのです。

勝馬神社:馬と勝負運のパワースポット

境内の勝馬神社は、勝負運のパワースポットです。古くは馬櫪社(ばれきしゃ)とも呼ばれ、馬を守る信仰を持っていました。馬櫪とは、馬小屋や馬の飼い葉桶に関わる言葉です。

大杉神社には、駒牽祭(こまひきさい)もあります。馬を引く祭りの名が残っているように、この神社では馬が大切な存在でした。農耕、荷運び、武士の移動、そして競馬。馬は、人の願いをかなり現実的なところで支えていたのです。

現在は、競馬や勝負事を願う人にも親しまれています。馬蹄は幸運のしるしとしても知られ、勝馬神社では、馬の力がそのまま「勝つ」願いへ向かいます。神話の中の馬ではなく、人の仕事や勝負を背中で運んできた馬なんですね。

神社属性(繭気属性)の意味と考え方

装飾画像:見出し「神社属性(繭気属性)の意味と考え方」

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。

「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。

神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。

この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

神社属性とは | 属性神社の考え方・調べ方はこちら

あなたの属性の調べ方|計算方法

西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。

A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。

<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8

最後に、出た数字を属性に当てはめます。

1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。

計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。

神社属性(繭気属性)自動診断ツールはこちら

属性別おすすめ神社

装飾画像:見出し「属性別おすすめ神社」

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。

スクロールできます
属性神社1神社2神社3
地属性猿田神社笠間稲荷神社橿原神宮
水属性九頭竜神社熊野那智大社穴守稲荷神社
火属性須佐神社千葉神社川越八幡宮
風属性気多大社気比神宮吉田神社
空属性山田天満宮小野照崎神社水無瀬神宮

全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。

【都道府県別・神社属性】全国の神社やパワースポット一覧はこちら

目次