白崎八幡宮の神社属性は、地属性です。
山口県岩国市今津の白崎八幡宮は、鎌倉時代の建長2年に始まる八幡宮です。遠石八幡宮(といしはちまんぐう)の神霊が白鷺となって室木(むろき)にあらわれたと知った領主が、氏族の繁栄と領内の安民を願って今津琵琶首にお祀りした、と伝わります。
神さまが鳥になって別の土地へ来る話から始まるので、社名の「白崎」も、岩国に残る白蛇や亀石の話も、白いもの、岩のもの、水辺のものへ話が移っていくんですね。
この記事ではそんな白崎八幡宮についてご紹介いたします。まずは白崎八幡宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の白崎八幡宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 白崎八幡宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは白崎八幡宮の基本情報と、普段の参拝ではなかなか知ることができない話をご紹介していきますね。
白崎八幡宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒740-0017 山口県岩国市今津6丁目12-23 |
| ご祭神 | 応神天皇、仲哀天皇、神功皇后 |
| ご利益 | 家内安全、交通安全、商売繁昌、安産・子育てなど |
| 祭事 | 夏越大祓、秋祭・御神幸祭など |
| 公式HP | →白崎八幡宮の公式サイトはこちら |
白崎八幡宮は、岩国市今津の白崎山に鎮座する八幡宮です。主祭神は応神天皇(おうじんてんのう)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)の三柱で、配祀神として武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、スサノオ、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)、ワタツミなども祀られています。
「融通の神」とも呼ばれ、家内安全、交通安全、商売繁昌、安産や子育ての祈願で親しまれています。境内には白蛇神社、亀石神社、弁天神社、住吉神社、猿田彦神社、稲荷神社などの末社が並び、八幡さまの親子の話から、海の神、水の神、岩の神、道案内の神まで、かなり広い神さまの顔ぶれが見えてくるんですね。
白崎八幡宮にまつわる話
白鷺になって室木へ来た八幡さま
白崎八幡宮の始まりには、白鷺が出てきます。建長2年、時の領主だった清縄左衛門尉源良兼(きよなわさえもんのじょう・みなもとのよしかね)が、遠石八幡宮の神霊が白鷺となって室木に垂跡したことを知り、氏族の繁栄と領内の安民を願って今津琵琶首に八幡大神を祀ったと伝わります。
垂跡(すいじゃく)は、神仏習合の時代によく使われた言葉で、神や仏がこの世の土地に姿をあらわすことです。白崎八幡宮の場合、その姿が白鷺だったのです。神さまは鳥になって土地へ来る。しかも、領主がその知らせを受けて、氏族と領民の守り神として祀る。鳥の動きから宮が始まるんですね。
八幡神として祀られる応神天皇は、誉田別尊(ほむだわけのみこと)とも呼ばれます。白崎八幡宮では、その父である仲哀天皇、母である神功皇后も一緒に主祭神となっています。つまり、こちらの八幡さまは、応神天皇ひとりの武神として現れるより先に、父・母・子の三柱で迎えられているのです。
神功皇后の海と、住吉三神の星
神功皇后は、八幡信仰の周辺でたびたび海と一緒に語られる人です。『日本書紀』などでは、仲哀天皇の死後、住吉大神の神託を受け、応神天皇を身ごもったまま海を渡り、新羅(しらぎ)へ向かったと語られます。身重の皇后が海を越え、帰ってから筑紫で応神天皇を産む。八幡さまの母は、神話の中でかなり無茶な航海をしているんですね。
ここで境内末社の住吉神社が近くに来ます。住吉三神は、イザナギが黄泉(よみ)の国から帰ってみそぎをした時にあらわれた底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、上筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱です。筒(つつ)は星を指すともいわれ、星で針路を読む船乗りの世界へ話が進みます。
白崎山に住吉神社が勧請されたのは、江戸時代の安永8年です。今津は周防岩国を代表する港で、上方との船の往来や商いがありました。白崎八幡宮の主祭神には海を渡る神功皇后がいて、境内には港を守る住吉三神がいる。白鷺で始まった宮の話が、今津港の船と星まで進むのです。
白崎山へ移った宮と、弘中氏の名
白崎八幡宮は、最初から現在地の白崎山にあったと伝わる宮ではありません。貞和4年、清縄氏の子孫である弘中兼胤(ひろなかかねたね)が神霊の天啓を感じ、現在地の白崎山に社殿を造営して奉遷したと伝わります。ここで清縄の名は弘中へ変わり、歴代の太宮司は弘中三河守(ひろなかみかわのかみ)を名乗るようになります。
この弘中氏の話は、神社の由緒から急に戦国の話へ入っていきます。弘中三河守隆兼(ひろなかみかわのかみたかかね)は、弘治元年の厳島合戦で宮島へ渡り、毛利元就の軍勢と戦って討死したと伝わります。のちに孫の良房が宮司を継ぎ、弘中から今地へ姓を改め、神社の家を残しました。
境内の白崎鎮守社には、清縄左衛門尉源良兼、弘中兼胤、弘中三河守隆兼に至る歴代の武将や太宮司が祀られています。八幡宮の中に、八幡神を祀った人たちの社があるのです。神を迎えた家が、今度は神社の中で祀られる側へ入っていく。中世の神社は、神さまと武士と土地の支配が同じ社殿のまわりで動いていたんですね。
白崎八幡宮の宝物にも、その時代の手ざわりが残っています。南北朝時代の太刀・守吉作は、備前鍛冶の守吉が源兼胤の依頼を受け、白崎八幡宮への奉納品として造ったものです。貞治5年の銅製梵鐘(ぼんしょう)には、弘中五郎兼良の妻が夫の遺志を継ぎ、自分の黄金入りの大鏡を鋳造に使わせたという話があります。刀を納め、鐘を鋳る。祈願は紙の言葉で終わらず、鉄や銅のかたちで宮に置かれたのです。
白崎八幡宮の小話や裏話、豆知識

亀石に矢を射た若者の話
白崎八幡宮の境内末社に、亀石神社があります。岩国は、古くは「磐国」とも書いたといわれ、特徴ある巨石や磐座(いわくら)に由来するという説があります。その代表のひとつが、岩国山の南面にある亀石です。首があり、甲羅が盛り上がり、尾があるように見える岩なんですね。
この亀石には、少し怖い話が残っています。昔、神を恐れない若者が亀石に弓矢を射かけたところ、矢の当たった所から血がにじみ出て、その若者は気を失い、高熱を出して三日三晩寝込んだと伝わります。石に矢を射ると、血が出る。山の岩をただの岩として扱うと、岩の側が返事をしてくる話なのです。
亀石は、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と天宇受売命(あめのうずめのみこと)が伊勢へ向かう途中に休んだ場所とも伝わります。猿田彦は天孫降臨でニニギを導いた神で、道案内の神として知られています。白崎八幡宮の境内に猿田彦神社があるので、亀石の話は岩の伝承であり、道の神の足跡の話でもあるんですね。
白蛇、米倉、弁天が同じ場所へ寄ってくる
岩国といえば白蛇の話も外せません。白崎八幡宮の白蛇神社では、白蛇大神を祀り、金銀融通や財運隆昌を願います。白蛇は弁財天の使いともされ、家財や財宝を守る白巳大神(はくみのおおかみ)としてもあがめられてきました。
ここで「宇賀(うが)」という言葉が出てきます。宇賀は食べ物を意味する「うけ」と近い言葉とされ、米や穀物を守る神格へ広がります。米倉にはネズミが来る。ネズミを追う蛇は、米を守る存在になります。白蛇が財の神として扱われる時、金銀の前に米倉があるんですね。
岩国では、今津や麻里布、川下一帯に白いアオダイショウが生息してきました。珍しい白蛇が家の守り神として大切にされ、弁天信仰や金運の話と一緒に語られるようになります。さらに白崎八幡宮の弁天神社では、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を弁財天と同じ神として祀ります。水の女神、米を守る蛇、財を願う人。今津川の近くにある白崎山のふもとで、この三つが同じ社の中におさまっているのです。
とんどのせり、初午の赤飯と油揚げ
白崎八幡宮の年中行事にも、土地の暮らしがそのまま出てきます。1月中旬のとんどでは、正月の飾りや縁起物を焼き上げ、年神さまをお送りして無病息災や家内安全を願います。この時、岩国今津地域では川辺の水草であるせりを供えて神事を行うといいます。
せりは春の七草にも入る水辺の草です。正月の火祭りに、川辺のせりを供える。火で送り、水辺の草を添える。白崎八幡宮の祭りは、山の社にいても今津の川や湿った土地を忘れないんですね。
2月初午には、境内末社の稲荷社で赤飯や油揚げを供えます。稲荷大神の宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)は穀物の神で、狐が使いとされます。赤飯、油揚げ、稲、狐。食べ物の神に、食べ物で近づいていく。9月9日の重陽祭では菊酒が不老長寿の願いを担い、10月の秋祭・御神幸祭では神さまが神輿や御所車に乗って町の人々の様子をご覧になるとされます。白崎八幡宮の祭りは、火、草、米、酒、町歩きまで、かなり生活に近いところで神事が動いています。
白崎八幡宮の見どころ・パワースポット

本殿と白崎山
白崎八幡宮の本殿まわりは、白鷺の由緒と白崎山への奉遷の話を思い出しながら参拝したい見どころです。建長2年に今津琵琶首へ祀られ、貞和4年に白崎山へ移ったと伝わるため、現在の社地は中世の弘中氏の信仰と深く関わる場所なんですね。
本殿では、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱にお参りします。家内安全や交通安全、安産・子育て、成功勝利などを願う参拝先です。白鷺が知らせた八幡さまに、父と母と子がそろって祀られているところが、白崎八幡宮らしい見どころです。
白蛇神社と弁天神社
白蛇神社と弁天神社は、金運や財運、水の守りを願うパワースポットです。白蛇神社では白蛇大神を祀り、金銀融通や財運隆昌を願います。弁天神社では市杵島姫命を祀り、福徳、知恵、財宝、芸事上達、水の守りを願う場所になっています。
岩国の白蛇は、米倉を守る蛇の話から、財を守る神の使いへ広がりました。弁財天はもともと水に関わる女神で、白崎山のふもとには錦川・今津川の水域があります。白い蛇と水の女神を同じ境内でお参りできるので、金運を入口に、米、水、家財、商いをまとめて守ってもらう感覚に近いんですね。
亀石神社と銭亀かえる
亀石神社は、夫婦円満や家内安全を願うパワースポットです。亀石大神を祀る社で、岩国山の亀石伝承と関わっています。岩に矢を射た若者が寝込んだ話まで残るので、ここは石に宿る神をかなり強く意識する場所です。
近くにある銭亀かえるは、蓄財隆昌や家宝豊満、五穀豊穣を願う場所です。亀は甲羅の形からお金を思わせ、蛙は「かえる」の語呂で、銭が返る、買える、福が帰るという願いに寄ります。亀石の岩の話から、銭亀かえるの語呂合わせへ進むと、白崎八幡宮の境内には古い磐座の怖さと、庶民の縁起担ぎが同じ道の上にあるのが分かります。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 伊豆山神社 | 櫛田神社 | 御金神社 |
| 水属性 | 越木岩神社 | 検見川神社 | 江ノ島神社(江島神社) |
| 火属性 | 根津神社 | 鹿島神宮 | 東郷神社 |
| 風属性 | 阿佐ヶ谷神明宮 | 伊和神社 | 猿田彦神社 |
| 空属性 | サムハラ神社 | 玉置神社 | 金櫻神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
