大國魂神社の神社属性は、地属性です。
東京・府中の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)は、武蔵国の総社として知られる古社です。ご祭神の大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)は、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同じ神とされ、武蔵の土地を開き、人々に暮らしの道や医薬、まじないを授けた神として伝わります。
くらやみ祭では、この神さまが昔この地へ降りたとき、野口家に一晩泊まったという話を神事にしています。神は空から降り、人の家に泊まり、その宿の話が今も祭りの中で動いているんですね。
この記事ではそんな大國魂神社についてご紹介いたします。まずは大國魂神社の属性相性から見ていきましょう。

地属性の大國魂神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 大國魂神社の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは大國魂神社の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
大國魂神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都府中市宮町3-1 |
| ご祭神 | 大國魂大神 |
| ご利益 | 縁結び、厄除け、開運、病気平癒など |
| 祭事 | くらやみ祭、すもも祭 |
| 公式HP | →大國魂神社の公式サイトはこちら |
大國魂神社は、京王線府中駅、JR府中本町駅から歩いて参拝できる場所にあります。社名にある「大國魂」は、武蔵国そのもののたましいを祀るという意味で受け取られてきました。
創建は景行天皇41年、西暦111年5月5日と伝わります。のちに武蔵国府がこのあたりに置かれ、国司が国内の神々を祀る場所となり、武蔵総社と呼ばれるようになりました。総社とは、国中の神社を国司が巡るかわりに、主だった神々を一か所に祀った社のことです。
大國魂神社は、縁結びや厄除けで知られています。大國魂大神が大国主神と同神とされるため、出雲の国づくり、医薬、まじない、福の神としての性格まで、いくつもの顔を持つ神さまなんですね。
大國魂神社にまつわる話
武蔵国府の真ん中に祀られた、国のたましい
府中という地名は、国府の中という意味を持ちます。古代の武蔵国府は現在の府中市に置かれ、国府の中心施設である国衙(こくが)は、今の大國魂神社の境内やその周辺とかなり近い場所にありました。国衙は、いまで言えば古代の役所です。
発掘では、大きな建物の跡や区画の溝が見つかっています。瓦や磚(せん)と呼ばれる焼き物には、武蔵国の郡名が記されたものも出ています。武蔵の各地から人や物が府中へ集まり、その中心に国の祭りを担う神社があったわけです。
ここで大國魂大神という名が効いてきます。「魂」は、土地や国を成り立たせる霊力の名として読めます。大国主神には、宇都志国玉神(うつしくにたまのかみ)という別名もあります。現実の国を支える神、という響きがある名です。府中の国府に祀られた大國魂大神と、この「国玉」という名は、どちらも現実の土地を支える神という意味合いを持ちます。
六所宮に集められた武蔵の神々
大國魂神社は、かつて六所宮(ろくしょぐう)とも呼ばれました。本殿には、大國魂大神のほか、武蔵国の一之宮から六之宮までの神々が祀られています。
一之宮は小野大神(おののおおかみ)、二之宮は小河大神(おがわのおおかみ)、三之宮は氷川大神(ひかわのおおかみ)、四之宮は秩父大神(ちちぶのおおかみ)、五之宮は金佐奈大神(かなさなのおおかみ)、六之宮は杉山大神(すぎやまのおおかみ)です。
この顔ぶれを見ると、府中の一社の中に、武蔵国の山や川の信仰が入ってきます。氷川は荒川流域の大きな信仰、秩父は山の信仰、杉山は現在の神奈川東部に多く残る古社群、金佐奈は埼玉の金鑚神社(かなさなじんじゃ)へ向かいます。府中の本殿へ参ると、目の前の一社を拝む形で、武蔵国のあちこちの神々にも頭を下げることになるんですね。
本殿は三殿一棟の朱塗りの社殿です。中殿に大國魂大神、東殿に一之宮から三之宮、西殿に四之宮から六之宮を祀ります。建物の形そのものが、武蔵国を一棟の中に収めるつくりになっています。
大国主、少彦名、そして医薬とまじない
大國魂大神は、出雲の大国主神と同じ神とされます。大国主神は『古事記』では名前の多い神です。大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)、八千矛神(やちほこのかみ)、葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)、宇都志国玉神など、場面によって名が変わります。
若いころのオオナムヂは、兄弟の神々にいじめられ、命を落とし、母神や女神に助けられながら逃げます。根の国では須佐之男命(すさのおのみこと)に試され、蛇の部屋、むかでと蜂の部屋、火の野原を越えていく。国を作る神と聞くと堂々とした姿を思い浮かべますが、物語の中の大国主は、何度もひどい目に遭いながら生き残る神です。
その大国主が国づくりを進めるとき、小さな神である少彦名命(すくなひこなのみこと)が現れます。少彦名は医薬や酒造、温泉、虫除けに関わる神としても語られます。大國魂神社の東方には、少彦名命を祀る天神社があり、天神山または丸山と呼ばれる小高い場所に鎮座しています。一説には国造の墳墓跡ともいわれる場所です。
大國魂大神が医薬やまじないを授けた神とされることを思うと、境外の天神社に少彦名がいるのは自然です。大国主のそばに、小さいけれど薬と知恵を持つ相棒がいる。府中の町の中で、出雲の国づくりの相棒関係をたどれるんですね。
出雲臣と武蔵国造、坪宮の役目
大國魂神社の由緒では、出雲臣天穂日命(いずものおみ・あめのほひのみこと)の子孫が武蔵国造(むさしのくにのみやつこ)に任じられ、この社に奉仕したと伝わります。国造は、古代に地域を治めた豪族の役目です。
天穂日命は、『古事記』では少し困った役で出てきます。高天原から葦原中国へ送られたのに、大国主神の側についてしまい、三年たっても戻らなかった神です。ところが出雲の祭祀では、大国主を鎮めた大事な祖神として扱われます。同じ神の行動が、見る場所によって「戻ってこない使者」にも「神を鎮める祭祀者」にもなるんですね。
大國魂神社の境外摂社に坪宮(つぼのみや)があります。祭神は兄多気比命(えたけひのみこと)で、武蔵国初代国造とされます。くらやみ祭の神輿渡御では、坪宮から奉幣を献じる国造代奉幣式が行われます。神輿が動く前に、古代の国造の名が出てくる。祭りのにぎわいの奥で、国を治めた古い家筋の役目がまだ動いているんです。
大國魂神社の小話や裏話、豆知識

神さまが野口家に泊まった話
くらやみ祭の5月5日には、野口仮屋の儀があります。これは、大國魂大神がこの地へ降りたとき、野口家に一泊したという話を神事にしたものです。
神さまが降りた場所を祀る話は各地にあります。大國魂神社では、神が泊まった家の話まで祭りに残りました。宮司と神職が野口仮屋へ向かい、接待を受けるという形で行われます。神さまを迎える側の家が、今も祭りの中に席を持っているんですね。
この話があると、府中の神は、町の家に泊まった神として見えてきます。大國魂大神は武蔵国の大きな守り神でありながら、一晩の宿を借りた神でもあるのです。
くらやみ祭は、潮水と鏡と馬で神を動かす
くらやみ祭は、4月30日から5月6日まで続く大國魂神社最大の祭りです。名前の印象では夜の神輿が有名ですが、始まりは品川の海へ向かう品川海上禊祓式です。府中の祭りが、まず品川の海水を汲みに行くところから始まります。
5月2日には御鏡磨式があり、神輿に付ける八枚の鏡を塩で磨きます。鏡は神前の道具であり、魔を払う道具でもあります。塩で磨くという動きがあるので、清めが目に見える形で出てくるんですね。
5月3日の競馬式(こまくらべ)では、旧甲州街道を四頭の馬が三往復します。この行事は、古くは国司が朝廷へ献上する馬を見分けたことに由来するとされます。武蔵国は馬の国でもありました。神社の前で馬を走らせる行事の中に、国府と馬の仕事が残っています。
5月5日の夜には、六張りの大太鼓が鳴り、八基の神輿が御旅所へ向かいます。刀や弓といった威儀物も出ます。神さまを動かす前に、潮水を持ち帰り、鏡を磨き、馬が走り、太鼓が鳴る。祭りの一つひとつの道具に、神を迎え、清め、送るための役があります。
すもも祭と、からす団扇の虫除け
7月20日のすもも祭は、源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子が前九年の役の途中で戦勝を祈り、勝利の後にすももを供えたことに始まると伝わります。境内にはすもも市が立ち、からす団扇(うちわ)とからす扇子が授けられます。
このからす団扇には、農作物の害虫を除き、病を平癒させ、玄関先に飾ると魔を払うという信仰があります。由来として語られるのが『古語拾遺』の御歳神(みとしのかみ)の話です。
大地主神(おおとこぬしのかみ)が田植えの人々に牛肉をふるまったところ、御歳神が怒って田にイナゴを放ち、苗を食い枯らしてしまいます。白い猪、白い馬、白い鶏を供えて謝ると、御歳神は害虫を除く方法を教え、その中に烏扇であおぐことがありました。
大國魂大神は医薬とまじないを授けた神とされます。すもも祭のからす団扇も、病や虫を払う道具です。ここでは出雲の国づくりの神の性格が、府中の夏の市と烏の団扇にまで及んでいます。
松のない境内と、待ちぼうけの大国さま
大國魂神社の七不思議には、境内に松の木がないという話があります。大国さまと八幡さまが武蔵野へ出かけ、夜になっても宿が見つからなかった。八幡さまは「ここで待っていろ、宿を探してくる」と言って出かけたまま戻らず、大国さまは待ちぼうけを食いました。
それから大国さまは「待つ」を嫌い、「松」も嫌うようになったと伝わります。府中では正月の門松にも松を使わない習慣が残るといわれます。
大国主神は『古事記』でも、約束や恋や兄弟の思惑に振り回される神です。府中の大国さまもまた、八幡さまに待たされて松嫌いになる。国を作る神が、言葉遊びのような理由で木を嫌う。このあたりの人間くささが、大国さまらしいところなんですね。
大國魂神社の見どころ・パワースポット

三殿一棟の朱塗り本殿
大國魂神社の本殿は、三殿一棟の珍しい造りです。九間社流造(きゅうけんしゃながれづくり)で、流造の社殿三棟を横に並べた相殿造(あいどのづくり)になっています。現在の本殿は、江戸時代の寛文7年に四代将軍徳川家綱の命で再建されたものです。
ここは建築としての見どころです。朱塗りの本殿の中に、中殿、東殿、西殿があり、武蔵国の総社としての配置がそのまま建物になっています。中殿に大國魂大神、東殿と西殿に六所の神々。拝殿から見えるのは一つの社殿ですが、その奥では武蔵国の神々が席を分けています。
馬場大門のケヤキ並木
府中駅側から大國魂神社へ向かうと、馬場大門のケヤキ並木を通ります。源頼義・義家父子が前九年の役の戦勝を祈り、凱旋のときにケヤキの苗木を奉納したことに始まると伝わります。
のちに徳川家康もケヤキを補植し、両側に馬場を寄進しました。くらやみ祭の競馬式が旧甲州街道で行われることを考えると、この参道は木陰のきれいな道であり、馬と武士の話が通る道でもあります。
ここは景観としての見どころです。国の天然記念物にも指定される並木で、神社へ近づく前から、府中が古い参道の町であることを体で感じられる場所です。
水神社と瀧神社、ハケの水
境内の水神社には、水波能売命(みづはのめのみこと)、加茂別雷命(かもわきいかづちのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が祀られています。深井戸の地下水が竜の口から出て、御水取りに訪れる人もいます。
この水神社は、境外末社の瀧神社から御霊分けされたものです。瀧神社は府中のハケ、つまり多摩川が作った段丘の崖のあたりにあり、湧水と関わる社です。くらやみ祭の前には、神職がこの水で身を清める話も伝わります。
ここは浄化のパワースポットとして見られる場所です。大國魂神社は国府の社として大きな歴史を持ちますが、祭りの前に必要になるのは、海の潮水であり、ハケの湧水であり、境内に出る地下水なんですね。武蔵国の総社は、書類や役所の古代史だけでなく、水で清める体の感覚を今も残しています。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
| 属性 | 神社1 | 神社2 | 神社3 |
|---|---|---|---|
| 地属性 | 伊豆山神社 | 櫛田神社 | 御金神社 |
| 水属性 | 越木岩神社 | 検見川神社 | 江ノ島神社(江島神社) |
| 火属性 | 根津神社 | 鹿島神宮 | 東郷神社 |
| 風属性 | 阿佐ヶ谷神明宮 | 伊和神社 | 猿田彦神社 |
| 空属性 | サムハラ神社 | 玉置神社 | 金櫻神社 |
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
