下鴨神社の神社属性は、水属性です。
京都の下鴨神社は、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。糺の森の中にあり、賀茂川と高野川が合わさるあたりに鎮まる、京都でもとても古い神社です。
この神社の神話は、玉依媛命(たまよりひめのみこと)が川で赤い矢を拾うところから動きます。その矢を床のそばに置いた玉依媛は子を宿し、生まれた子はのちに盃を天へ向け、屋根を破って昇っていくのです。母の社にして、祖父の社。下鴨神社は、川から来たものを受けとめ、山から来る神霊を迎える場所なんですね。
この記事ではそんな下鴨神社についてご紹介いたします。まずは下鴨神社の属性相性から見ていきましょう。

水属性の下鴨神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 下鴨神社の属性 | 水属性 |
| 相性の悪い属性 | 火属性・地属性 |
| 相性の良い属性 | 水属性・風属性・空属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは下鴨神社の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
下鴨神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
| ご祭神 | 賀茂建角身命、玉依媛命 |
| ご利益 | 縁結び、厄除け、安産・子育て、導き |
| 祭事 | 葵祭、御手洗祭など |
| 公式HP | →下鴨神社の公式サイトはこちら |
下鴨神社は、京都の世界文化遺産「古都京都の文化財」に含まれる古社で、山城国一宮としても知られています。境内には糺の森が広がり、楼門、舞殿、御手洗池、相生社、河合神社など、参拝しながら歩く場所がいくつもあります。
縁結びや厄除けの信仰で親しまれていますが、祭神をたどると、川、矢、雷、八咫烏(やたがらす)、賀茂氏、葵祭まで話が広がります。とくに玉依媛命と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の親子関係を知ると、上賀茂神社との関係も見えやすくなるんですね。
下鴨神社にまつわる話
川から来た丹塗矢と、屋根を破って天へ帰る子
下鴨神社の祭神である玉依媛命は、古い話の中で、瀬見の小川で身を清めているときに、川上から流れてきた丹塗矢(にぬりや)を見つけます。
丹塗矢とは、赤く塗られた矢です。玉依媛はその矢を持ち帰り、床のそばに置きます。すると玉依媛は子を宿し、生まれた子が賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)となります。現在の上賀茂神社の祭神ですね。
この話で不思議なのは、父が人の姿で現れないことです。川から矢が流れてきて、その矢を家に迎えたことで子が生まれる。しかも、その父神を火雷神(ほのいかづちのかみ)とする話もあります。川の中から来た赤い矢の奥に、火と雷の神がいるのです。
子が大きくなると、祖父の賀茂建角身命が、父と思う神に盃をすすめるように言います。すると賀茂別雷命は、盃を天へ向けて捧げ、屋根を突き破って天に昇ったと語られます。父を探す酒宴が、そのまま神の正体をあらわす場になっているんですね。
下鴨神社は、この雷の子を生んだ母と、その祖父を祀る社です。だから上賀茂神社へ行く前に下鴨神社をたどると、賀茂の神話が親子の話として見えてきます。
八咫烏になった賀茂建角身命
もう一柱の祭神、賀茂建角身命は、賀茂氏の祖神とされる神です。そしてこの神は、神武天皇を導いた八咫烏とも伝わります。
八咫烏は、三本足のカラスとして知られることが多いですね。神武東征の話では、道に迷う一行を先導し、進むべき道を示します。賀茂建角身命は、鳥の姿で道を案内する神でもあったのです。
この神は、日向から大和の葛城山へ、さらに山城へ移ったとも語られます。山城に入った賀茂建角身命は、川を見て、土地を見て、そこに名を与えていきます。下鴨神社の神話では、神は社殿の中でじっとしている存在より、山を越え、川を見つけ、住む場所を定める存在として出てくるんですね。
賀茂という名も、この神の移動と無関係に置けません。奈良の葛城にも鴨の神々がいて、京都の賀茂社へ話が伸びます。賀茂氏は、川を読んで土地を選び、祭祀を行った氏族として見えてくるのです。
糺の森と、川を見つける神の目
下鴨神社の境内に広がる糺の森は、今では京都の街の中に残った大きな森として親しまれています。けれど、この森の名前からして、水と土地の話を持っています。
「糺」は、罪や偽りをただすという字です。一方で、賀茂川と高野川が合わさる三角州を指す「只洲」から来たという説や、澄んだ水を示す「直澄」から来たという説もあります。字の意味で見ると裁きの場所、地形で見ると川が合わさる場所、音で見ると澄んだ水の場所になるんですね。
森の中には、御手洗川、瀬見の小川、奈良の小川、泉川など、水の名を持つ場所があります。玉依媛が丹塗矢を拾う話を読んだあとにこの森を歩くと、神話の舞台が遠い昔話として離れていかないのです。川で拾う、家へ持ち帰る、子が生まれる。そういう神話の手ざわりが、境内の水辺に残っています。
御蔭祭で、山から神霊を迎える
下鴨神社には、葵祭の前に行われる御蔭祭(みかげまつり)があります。比叡山のふもとにある御蔭山で、新しく生まれた神霊を迎える神事です。
この神霊は、御蔭神社から本社へ迎えられます。神馬に神霊をうつし、糺の森へ入り、切芝(きりしば)と呼ばれる場所で東游(あずまあそび)が舞われます。神さまを山から迎えて、森の中で舞を捧げ、本社へ進むのですね。
玉依媛の話では、川上から丹塗矢がやって来ます。御蔭祭では、山で生まれた神霊を迎えます。下鴨神社は、川から来る矢と、山から来る神霊の両方を受けとめている社なのです。
下鴨神社の小話や裏話、豆知識

葵祭の雅な行列の奥にある、馬とイノシシの頭
葵祭は、京都三大祭のひとつとして知られます。平安装束の行列、斎王代、牛車、フタバアオイと桂の飾り。見た目には、とても雅な祭りです。
けれど、賀茂祭の起こりをたどると、風雨が荒れ、五穀が実らず、賀茂大神のたたりと占われた話が出てきます。そこで馬に鈴をかけ、人がイノシシの頭をかぶって走り競べたところ、風雨がおさまり、実りが戻ったと伝わります。
今の葵祭を見ると王朝文化の祭りに見えますが、その根には、荒れた天候と作物の不作を鎮めるために、馬を走らせる祭りの姿があります。葵の葉を飾る静かな行列の奥に、鈴を鳴らす馬と、獣の頭をかぶる人がいるんですね。
御手洗池の泡と、みたらし団子
下鴨神社の御手洗社の前には、御手洗池があります。夏の御手洗祭では、この池に足を浸して、無病息災を祈ります。水に足を入れる神事なので、参拝というより、体ごと水の中へ入る感覚があります。
この御手洗池には、土用のころに清水が湧き出て、水の泡が浮かぶとされます。その泡の形から、みたらし団子が生まれたという話があります。丸い団子が串に並ぶ形を、池に湧く泡に見たのですね。
神社の水が、祈りになり、夏の神事になり、さらに団子の形にまでなる。下鴨神社では、水の話が食べものの形にも残っているのです。
比良木社の「何でもヒイラギ」と、茶の木
境内には、出雲井於神社(いずもいのへのじんじゃ)という摂社があります。通称は比良木社(ひらきしゃ)で、祭神は建速須佐乃男命(たけはやすさのおのみこと)です。
この社には、周りに植えた木の葉が、いつの間にかヒイラギのようにギザギザになるという「何でも柊」の話があります。ヒイラギは、とげのある葉で邪気を払う木としても知られます。境内の中で、植物の葉まで性格を変えるという話になっているのですね。
比良木社には茶の木の話もあります。茶は今では飲みものとして親しまれますが、古くは薬草としても扱われました。下鴨神社の境内には、川や矢の神話のそばに、スサノオ、ヒイラギ、茶の木まで入り込んでいます。
琵琶湖から来る鮒と、神さまの食事
葵祭の前には、滋賀県の堅田から鮒を奉納する神事があります。堅田は琵琶湖のほとりの町です。そこから鮒が唐櫃(からびつ)に入れられ、下鴨神社へ運ばれます。
神さまへの供えものというと、米や酒を思い浮かべますが、下鴨神社では琵琶湖の魚も大切な供物になります。境内には大炊殿(おおいどの)もあり、神さまの食事を整える場所の名残を伝えています。
京都の森の神社に、琵琶湖の鮒が運ばれてくる。賀茂の祭りは、京都の中だけで閉じていないんですね。水の道と人の役目があって、神前の食事が整えられていたのです。
下鴨神社の見どころ・パワースポット

糺の森と瀬見の小川
糺の森は、下鴨神社を歩くうえで最初に触れたい見どころです。京都の街中にありながら、参道の両側に古い森が続き、御手洗川や瀬見の小川など、水の名を持つ場所を見ながら進めます。
ここは景観としての見どころであり、川の合流地に鎮まる神社らしさを感じられる場所でもあります。玉依媛が川で丹塗矢を受けた話を知ってから歩くと、水辺そのものが神話の入口になります。
御手洗社と御手洗池
御手洗社と御手洗池は、無病息災や厄除けを願うパワースポットとして親しまれています。夏の御手洗祭では、池に足を浸して身を清め、ろうそくを供えて祈ります。
この場所は、水に触れることで祈る場所です。手を合わせるだけの参拝と違い、冷たい水に足を入れるので、体の感覚が先に動きます。みたらし団子の由来とも結びつく池なので、神事と食文化の両方を持つ場所なんですね。
相生社と連理の賢木、河合神社
相生社(あいおいのやしろ)は、縁結びのパワースポットとして知られています。そばにある連理の賢木(れんりのさかき)は、二本の木が途中から一本になる不思議な木で、良縁の象徴とされています。
縁結びを願うなら相生社、美麗祈願なら河合神社も訪れたい場所です。河合神社には玉依姫命が祀られ、鏡絵馬に自分の顔を描いて願う風習があります。さらに河合神社は、鴨長明ゆかりの場所でもあり、方丈の庵の話まで出てきます。美を願う社のそばに、『方丈記』の小さな住まいがあるのも、下鴨神社らしいところです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
神社属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
