鹿児島神宮の神社属性は、地属性です。
鹿児島県霧島市隼人町にある鹿児島神宮は、大隅国一之宮として知られる古社です。祀られているのは、海幸山幸の神話に出てくる山幸彦、そして海神の娘である豊玉姫。
兄の釣り針をなくした山幸彦が海の宮へ行き、そこで出会った姫は、出産の姿を見られて海へ帰ってしまうのです。
この記事ではそんな鹿児島神宮についてご紹介いたします。まずは鹿児島神宮の属性相性から見ていきましょう。

地属性の鹿児島神宮と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 鹿児島神宮の属性 | 地属性 |
| 相性の悪い属性 | 水属性・空属性 |
| 相性の良い属性 | 地属性・火属性・風属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは鹿児島神宮の基本情報と、普段の参拝では知れることができない話をご紹介していきますね。
鹿児島神宮の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県霧島市隼人町内2496-1 |
| ご祭神 | 彦火火出見尊、豊玉比売命 |
| ご利益 | 安産子育て、海上安全、五穀豊穣、家内安全など |
| 祭事 | 初午祭、浜下り神幸祭など |
| 公式HP | →鹿児島神宮の公式サイトはこちら |
鹿児島神宮は、天降川(あもりがわ)を望む丘陵に鎮まる神社です。主祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉比売命(とよたまひめのみこと)で、相殿には仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、仲姫命(なかつひめのみこと)も祀られています。
古くは「大隅正八幡宮」「国分正八幡」とも呼ばれ、八幡信仰の大きな拠点でもありました。現在の社殿は江戸時代に島津氏によって造営されたもので、本殿や拝殿などは国の重要文化財になっています。
鹿児島神宮にまつわる話
兄の釣り針をなくした山幸彦
鹿児島神宮の祭神である彦火火出見尊は、山幸彦として知られる神さまです。別名を火遠理命(ほおりのみこと)ともいいます。
山幸彦には、兄がいました。火照命(ほでりのみこと)です。兄は海幸彦で、釣りの道具を持つ神。弟は山幸彦で、弓矢を持つ神でした。
ある時、兄弟は道具を取り替えます。山幸彦は兄の釣り針を借りて魚を釣ろうとしますが、うまくいかず、しかもその釣り針をなくしてしまいます。
困った山幸彦は、新しい釣り針をたくさん作って兄に差し出します。けれど海幸彦は、なくした釣り針そのものを返せ、と求めます。
ここから山幸彦は、海神の宮へ向かいます。
山の幸を持つ神が、兄の釣り針を探すために、海の底へ行くんですね。
海の宮で山幸彦を迎えるのが、綿津見神(わたつみのかみ)です。そして、その娘が豊玉姫です。山幸彦は豊玉姫と結ばれ、なくした釣り針を見つけ、さらに塩盈珠(しおみつたま)と塩乾珠(しおふるたま)を授かって地上へ戻ります。
潮を満たす玉と、潮を引かせる玉。
兄弟げんかの原因は小さな釣り針でしたが、帰ってくる時には海そのものを動かす玉を持っています。話の大きさが、釣り針一本から一気に海の満ち引きまで広がるのです。
豊玉姫は、出産の姿を見られて海へ帰る
豊玉姫の話は、ここから少し苦くなります。
海の宮で山幸彦と結ばれた豊玉姫は、地上へやって来て子を産もうとします。その時、夫にこう言います。
産む時には本来の姿になるので、見ないでください。
見てはいけないと言われると、見てしまうのが神話の人間くさいところです。山幸彦は、産屋の中をのぞいてしまいます。そこにいた豊玉姫は、美しい姫の姿ではなく、八尋和邇(やひろわに)という大きなワニの姿でした。
豊玉姫は、見られたことを恥じ、海の国へ帰ってしまいます。
生まれた子は、鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)。この神はのちに、神武天皇の父となります。
鹿児島神宮は、山幸彦と豊玉姫を祀る神社です。するとここには、海の国へ行った夫、地上へ来た妻、見てはいけない出産、生まれた子、そして初代天皇へ向かう系譜が入っています。
山幸彦の失敗から始まった釣り針の話が、皇祖神話の家系にまで進んでいくんですね。
隼人の土地に残る、海幸彦の影
鹿児島神宮が鎮まる場所は、霧島市隼人町です。
この「隼人」という名を見ると、海幸山幸のもう一人、海幸彦のことが出てきます。海幸彦である火照命は、隼人の祖とされます。つまり、この土地の名を見た時点で、山幸彦だけで話が済まないのです。
神話では、山幸彦が海神の力を得て兄の海幸彦を屈服させます。兄は弟に従うことになり、その子孫が隼人だと語られます。鹿児島神宮のある隼人の地に山幸彦が祀られているのは、神話の兄弟争いが土地の名前にまで触れてくるところなのです。
10月に行われる浜下り神幸祭も、この話とよく合います。
御神輿は、山幸彦が海神の国から帰ってきたと伝わる浜の市の神幸地へ向かいます。神社は丘の上にありますが、祭りでは神さまが浜へ向かうんですね。
山幸彦は山の名を持つ神です。
けれど、鹿児島神宮でたどる山幸彦は、海へ行き、海の姫と結ばれ、浜へ帰ってくる神でもあります。
正八幡宮と呼ばれた鹿児島神宮
鹿児島神宮は、古くは「鹿兒島神社」として知られ、のちに大隅正八幡宮、国分正八幡とも呼ばれました。
八幡と聞くと、応神天皇を祀る八幡神社を思い浮かべます。鹿児島神宮にも、相殿神として応神天皇、神功皇后、仲哀天皇、仲姫命が祀られています。
ここで、山幸彦の神話と八幡信仰が一つの社に入ってくるのです。
山幸彦は、海神の娘と結ばれ、神武天皇へ続く祖先の神。
八幡神は、応神天皇を中心に広がった武神・守護神。
鹿児島神宮では、南九州の神話と、全国へ広がる八幡信仰が同じ境内に置かれました。
中世には、鹿児島神宮の周辺に「宮内」と呼ばれる門前の町が形づくられました。弥勒院(みろくいん)などの寺院もあり、神社と寺が近くで働いていた時代の姿がありました。ここでは、山幸彦の神話、八幡信仰、寺院、島津氏の保護が、長い時間をかけて社殿と町を作っていったのですね。
鹿児島神宮の小話や裏話、豆知識

石體神社の丸石と、豊玉姫の出産
鹿児島神宮の近くには、石體神社(しゃくたいじんじゃ)があります。安産の神として信仰される神社です。
ここでは、境内にある丸石を持ち帰り、安産を願う習わしがあります。無事に出産した後は、別の石を添えて返すとも伝わります。
鹿児島神宮の祭神である豊玉姫は、出産の時に本来の姿を見られ、海へ帰ってしまった神です。出産の場面が、神話の中でかなり強く語られる女神なんですね。
その鹿児島神宮のそばに、丸石を持ち帰って安産を願う社がある。
豊玉姫の産屋の話を知ってから石體神社を見ると、丸い石がただの縁起物ではなく、母と子の無事を願うかなり切実なものに見えてきます。
鈴かけ馬が参る初午祭
鹿児島神宮の初午祭は、鹿児島を代表する祭りとして知られます。
この祭りでは、鈴や飾りをつけた馬が参拝します。馬は「鈴かけ馬」と呼ばれ、太鼓や三味線に合わせて歩きます。人が馬を連れて参るというより、馬そのものが神前へ向かうような祭りなんですね。
鹿児島神宮の由緒では、山幸彦が農耕・畜産・漁猟を開いたと伝わります。畜産の神徳を持つ神社で、飾られた馬が参る。ここは鹿児島神宮らしいところです。
海幸山幸の神話では、釣り針や潮の玉が出てきます。
初午祭では、鈴をつけた馬が出てくる。
海の道具と陸の動物が、同じ神社の話の中に並ぶのです。
天井に描かれた植物
鹿児島神宮の社殿には、極彩色の装飾や彫刻があります。見上げると、天井には植物の絵が描かれています。
江戸時代の社殿に植物を描くこと自体は珍しくありません。けれど、鹿児島神宮の天井絵には、当時の日本ではあまり見られなかった植物も含まれるといわれます。
薩摩は、琉球や中国、東南アジア方面との関係を持った土地でした。社殿の天井に描かれた植物を見ると、山幸彦が海神の宮へ行った神話とは別のところで、現実の海の道から入ってきたものも見えてきます。
鹿児島神宮は、神話では海の宮へ行く神社。
歴史の中では、南の海を通じた文物の入口を持つ土地の神社でもあったのです。
鹿児島神宮の見どころ・パワースポット

御本殿・拝殿と龍柱
鹿児島神宮の御本殿と拝殿は、信仰の中心であり、建築としての大きな見どころです。国の重要文化財に指定されており、朱塗りや極彩色の装飾、彫刻が目を引きます。
向拝には、龍の彫刻が巻きつく龍柱があります。龍は水と関わりの深い霊獣です。海神の宮へ行った山幸彦、海の国から来た豊玉姫を祀る社殿に、龍がいるのですね。
参拝ではまず神前で手を合わせ、社殿の彫刻や天井絵をゆっくり見ると、神話と建築の両方を味わえます。
石體神社
石體神社は、安産を願うパワースポットです。
丸石を持ち帰って安産を願い、無事に出産した後に石を返す習わしが伝わります。
鹿児島神宮の祭神である豊玉姫は、出産神話を持つ女神です。子を産むために地上へ来て、産屋で本来の姿を見られ、海へ帰っていきました。
その豊玉姫の近くに、安産を願う石の信仰がある。
鹿児島神宮を参拝する時、石體神社まで足をのばすと、豊玉姫の話が出産の祈りとして今も残っていることが分かります。
初午祭と浜下り神幸祭
初午祭は、祭りとしての大きな見どころです。鈴かけ馬が太鼓や三味線に合わせて参詣し、境内は多くの参拝者でにぎわいます。馬が主役のように進むため、山幸彦の畜産の神徳を感じやすい祭りです。
浜下り神幸祭も、鹿児島神宮らしい祭りです。御神輿が浜の市の神幸地へ向かい、山幸彦が海神の国から帰ってきた場所へ行く形になります。
社殿で祀られる神話を、祭りの日には実際に町や浜へ出していく。
鹿児島神宮は、神話を本殿の中にしまうのではなく、馬や御神輿が動く祭りとして見せてくれる神社なのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
