高瀬神社の神社属性は、風属性です。
富山県南砺市にある高瀬神社は、越中国一宮です。ご祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、出雲の神が越中へ来て、砺波の里を開き、農耕と医薬を授けたと伝わります。
この神さまは『古事記』では大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)とも呼ばれ、兄神たちにいじめられ、根の国へ逃げ、スサノオの試練を受け、それでも国を作っていく神さまです。高瀬神社では、その国作りの神が、砺波平野の田んぼの神として祀られているのですね。
この記事ではそんな高瀬神社についてご紹介いたします。まずは高瀬神社の属性相性から見ていきましょう。

風属性の高瀬神社と相性が良い属性・悪い属性

| 項目 | 属性 |
|---|---|
| 高瀬神社の属性 | 風属性 |
| 相性の悪い属性 | 空属性・火属性 |
| 相性の良い属性 | 風属性・地属性・水属性 |
相性が悪い場合でも、行ってはいけない、悪いことが起きるということではないので安心してくださいね。神社属性の基本的な考え方や、地・水・火・風・空それぞれの特徴を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
さて、ここからは高瀬神社の基本情報と、普段の参拝では知ることができない話をご紹介していきますね。
高瀬神社の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県南砺市高瀬291 |
| ご祭神 | 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ) |
| ご利益 | 縁結び、福徳円満、農業守護、医薬医療など |
| 祭事 | 祈年穀祭、例祭など |
| 公式HP | →高瀬神社の公式サイトはこちら |
高瀬神社は、越中国一宮として知られる南砺市の古社です。『続日本紀』には、宝亀11年に越中国砺波郡の高瀬神が神階を授けられたことが見え、『延喜式』神名帳にも名を残します。
ご祭神の大国主大神は、出雲大社の神さまとしても知られます。高瀬神社では、北陸を開拓し、この地に守り神を祀り、国土を平らげたあと、自らの御魂を鎮めたと伝わります。
境内には、神話の白うさぎにちなむ「なでうさぎ」や、罪けがれを祓う大鳥居、手水舎、宝物殿などがあります。近くには古代荘園跡として知られる高瀬遺跡もあり、神社の話がそのまま砺波平野の田んぼへ進んでいくのです。
高瀬神社にまつわる話
出雲の神が、砺波の里を開く
高瀬神社のご祭神、大国主大神は、出雲の神としてよく知られています。出雲大社の大きな注連縄や縁結びの話で出てくる神さまですね。
ところが高瀬神社では、この大国主大神が北陸へ来ます。社伝では、大国主大神が越中へ入り、悪神を平らげ、国土を開き、農耕や医薬の道を授けたと伝わります。そのあと、この地に守り神を祀り、自分の御魂も鎮め、国魂神として出雲へ帰ったというのです。
出雲の神が、越中へ来て、また出雲へ帰る。神さまが旅をしたあと、土地には神社が残ります。高瀬神社は、その旅の途中に置かれた目印のような社なのですね。
大国主大神は、『古事記』では大穴牟遅神とも呼ばれます。兄神たちに焼け石を落とされ、赤猪に似せた石で命を奪われ、それでも母神や神産巣日神(かみむすひのかみ)に助けられてよみがえります。かなりひどい目にあう神さまです。
その後、根の堅州国(ねのかたすくに)へ行き、スサノオから蛇の室、ムカデと蜂の室、野原に放った矢を拾わせる試練を受けます。スサノオの娘、須勢理毘売(すせりびめ)の助けで逃げ出し、そこから国作りの神へ変わっていきます。
高瀬神社で祀られる大国主大神は、ただ福をくれる穏やかな神というより、一度死に、何度も追われ、試練を抜けて、国を作る側へ回った神なのです。砺波の里を開いたという伝承も、この神さまのしぶとさを知ってから読むと、だいぶ顔が違って見えます。
白うさぎを助けた神が、医薬の神になる
高瀬神社の境内には「なでうさぎ」があります。これは、大国主大神と因幡の白うさぎの神話にちなんだものです。
『古事記』では、ワニをだまして海を渡ろうとした白うさぎが、最後に皮をはがれて泣いています。そこへ兄神たちが通りかかり、海水を浴びて風に当たれと教えます。うさぎは余計に苦しみます。
あとから来た大穴牟遅神は、真水で体を洗い、蒲(がま)の花粉を敷いてその上に転がるように教えます。うさぎの体は元に戻り、そのうさぎは八上比売(やがみひめ)との縁を予言します。
ここで大国主大神は、傷を治す神として出てきます。高瀬神社で医薬医療の神として信仰されるのは、この白うさぎの話ともよく合います。
なでうさぎは、自分の体の悪いところと同じ部分をなでて祈るものです。神話の中で皮をはがされたうさぎが、境内では人の痛む場所を受け止めるうさぎになっているのです。
田んぼの虫を、神社の火で追う
高瀬神社の大国主大神は、農耕の神としても信仰されています。その顔がはっきり出るのが、祈年穀祭(きねんこくさい)です。
この祭りは、砺波の里が農耕を中心に栄えた土地だったことと深く関わります。天武天皇の時代、病虫害で農作物が大きな被害を受けたため、勅使が遣わされ、豊作を祈ったことに始まると伝わります。
明治のころにも、害虫が大量に発生した時期がありました。そのとき高瀬神社の忌火(いみび)が郡内へ分けられ、田ごとに火を灯して害虫を誘い寄せ、駆除したと伝わります。
神社の火が、田んぼへ配られる。お祓いや祈願の火が、農作物を守るために実際の田へ入っていくのです。大国主大神の「農耕の神」という言葉が、この話ではかなり具体的になります。
高瀬の神は、高麗から来たという話もある
高瀬神社には、大国主大神の越中開拓とは別に、少し不思議な伝承もあります。
古い地誌『越之下草』には、高瀬の神が昔、高麗から渡ってきたという話が出ます。神が足袋を洗った川を「たび川」と呼んだとも伝わります。
さらに、高瀬へ移る途中で急に雨が降り、神が「雨をくくる」と言ったため、その地を雨潜村と呼ぶようになったという話もあります。神さまが足袋を洗い、雨をくぐり、その言葉が地名になるのです。
大国主大神は出雲の神です。その一方で、高瀬の神には海の向こうから来たという話もある。出雲、北陸、高麗。古い土地の神は、ひとつの道だけで来たと言い切れない顔を持っています。
高瀬神社の小話や裏話、豆知識

高瀬遺跡と、砺波平野の田んぼ
高瀬神社の近くには、高瀬遺跡があります。平安時代初期の荘園の役所跡とみられる建物跡が見つかった場所で、古代荘園跡として国の史跡になっています。
このあたりは、庄川と小矢部川がつくった砺波平野の水田地帯です。山すそから広がる扇状地に田んぼがあり、屋敷林に囲まれた散居村の景色も知られています。
大国主大神が国土を開き、農耕を授けたという高瀬神社の伝承は、近くの高瀬遺跡や田んぼの景色とよく合います。神話の国作りが、砺波平野では米を作る土地の話として残っているんですね。
五十猛命は、木を植える神さまです
高瀬神社には、配祀神として五十猛命(いそたけるのみこと)も祀られています。五十猛命は、スサノオの子とされ、木の種をまき、国土に木を茂らせた神として語られます。
大国主大神が国を作り、五十猛命が木を植える。田を開く話と、山に木を増やす話が同じ神社に入っています。
砺波平野の田んぼを見ると、水と米の話に目が向きます。そこへ五十猛命を思うと、田の向こうにある山や木も、高瀬神社の話に入ってきます。
大鳥居には、大祓詞が納められています
高瀬神社の大鳥居には、大祓詞(おおはらえのことば)が奉写されて納められています。大祓詞は、人の罪やけがれを祓うために奏上される古い祝詞です。
鳥居は、神社の内と外を分ける入口です。その鳥居の中に大祓詞が納められているため、参拝者はくぐるところから祓いを受ける形になります。
高瀬神社では、境内に入る前から祓いが始まっています。大国主大神へ願いを伝える前に、まず自分の身を清めて入るわけですね。
高瀬神社の見どころ・パワースポット

拝殿と本殿
高瀬神社の中心となるパワースポットは、拝殿と本殿です。ご祭神の大国主大神が祀られ、縁結び、福徳円満、農業守護、医薬医療を願う参拝者が手を合わせます。
大国主大神は、因幡の白うさぎを助けた神であり、国作りを進めた神でもあります。人との縁、土地を開く力、病や痛みを癒やす力を願うなら、まず本殿へ参拝したいですね。
なでうさぎ
なでうさぎは、境内で親しまれるパワースポットです。大国主大神が白うさぎを癒やした神話にちなみ、自分の痛むところや良くしたいところと同じ部分をなでて祈ります。
白うさぎは、神話の中では失敗して痛い目にあった存在です。そのうさぎが、今は人の痛みを受ける像として置かれています。医薬医療の神徳を感じやすい場所です。
高瀬遺跡
高瀬神社の近くにある高瀬遺跡は、歴史の見どころです。平安時代初期の荘園の役所跡とみられる遺構が見つかり、砺波平野の古代農業を考えるうえで大切な場所です。
大国主大神が越中を開き、農耕を授けたという高瀬神社の伝承を読んだあとに高瀬遺跡を見ると、神話と土地の暮らしが一気に近くなります。田んぼの神を祀る神社らしさが、境内の外にも広がっているのです。
神社属性(繭気属性)の意味と考え方

神社属性とは、人が生まれ持つ「繭気」と、神社に宿るご神気との響き合いを、「五行」「五大」と「霊数」から読み解く考え方です。
「繭」という字が示すように、繭は内側の命を包み、守り、変化を育てるものです。人の気も同じように、魂や身体のまわりにまとわれ、その人がどのような場の気を受け取りやすいかに関わるとされています。
神社は、建物や神様だけでなく、土地の聖性、ご祭神の方向づけ、祭祀と崇敬の積み重なりによって成り立つ場です。
この考え方をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あなたの属性の調べ方|計算方法
西暦の生年月日の数字を一桁に分け足します。合計が二桁になった場合も一桁になるまで続けます。次に血液型の数字を加えます。
A型は1、B型は2、AB型は3、O型は4です。
<例>1990年1月25日生 A型:1+9+9+0+1+2+5=27 → 2+7=9 → 9+1=8
最後に、出た数字を属性に当てはめます。
1・6は地属性、2・8は水属性、3・7は火属性、4・9は風属性、5は空属性。
計算が面倒な方や、すぐに自分の属性を知りたい方は、自動診断ツールをご用意していますので、お使いください。
属性別おすすめ神社

自分の属性に合う神社を探したい方は、ほかの属性別神社も参考にしてみてください。ここでは、各属性に相性の良い神社の一例をご紹介します。
全国の神社属性をもっと詳しく探したい方は、都道府県別の一覧もご覧ください。
